子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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結論は子どもに言わせて(072号)

子どもの性質として、
「人から言われると受け止めにくいが、同じ内容でも自分で考えたことなら平気」
があります。
(もしかしたら、子どもに限らず大人もそうかもしれませんが…)


日常の中でも、この性質を実感できる場面・この性質への理解を活かして
子どもと接することができる場面は、たくさんあります。

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いちばん簡単な例は、やるべきことを子どもに促すとき。

「歯みがきしなさい」
「歯、みがいたの?」


と言うと、子どもの反発を招く可能性・大です(苦笑)
子どもの歯がキレイになるという目標の達成は、たぶん遠のきます。

代わりに、
「えーと、寝る前にやっておくこと、何だったっけな…?」
と、大きめの声で独り言を言ってみてください。

きっと子どもは
「寝る前には歯みがきするんだよ!」
と得意気に言って、洗面台に走っていくことと思います。

ここで独り言にする理由も、同じ子どもの性質への理解からです。

つまり「まだやるべきことが残っているぞ」という事実について
『親から指摘された』形ではなく『親の独り言が耳に入ってきて、
自分で思い出した』形にしてあげるため。

こうした促しに対して、子どもが「歯みがきだ!」と思い出せないようなら、
あらかじめ“やるべきこと”を紙に書いておくのも良いかも知れません。
(字が読めないうちは、イラストで描く方法もありますよ)
■参考:049号「早くして!」


同様の例ですが、朝の出発を促す時なども当てはまります。

「もう保育園に行く時間だよ、早く靴履いて!」ではなく、

「お、8時20分だ。今は何をしたらいいんだっけな?」との独り言を。


もう一段難しい例としては、人の気持ちに気づかせてあげる場面があります。
(ただし、小さい子には「他人の気持ち」という概念自体の理解が難しいようです。
 個人差が大きいですが、我が子の例では6歳くらいから理解でき始めたように思います)

例えば、風船を妹に貸したがらない姉に対して、

「ヒトミも風船で遊びたいって言っているでしょ。
 マーちゃんばっかり遊んでいないで、貸してあげなさい」

と言ってしまうと、子どもが2人とも(それに親も!)ハッピーになる方向には、
たぶん進みにくいでしょう。

「『貸して』ってうるさく言われて困っているんだね。うんうん。
 じゃあ、ヒトミは今どんな気持ちなんだろうね?」

と言うほうが、姉が妹の気持ちに気づいてあげられる確率は、ぐんと高くなります。
(その後で風船を貸してあげるかどうかは別問題です。
 そもそもオモチャの取り合い程度であれば、親は介入せず子どもたち自身で
 折り合いを付けられると信じることが最善の対応でしょう)


子どもが自分で「そうだ、歯みがきしなきゃ」と気づいたり、
「出発する時間だから靴履くんだよ!」と威張って言ったりすると、
本当にすんなりと行動に移せるものです。

1週間程度でも良いので、ぜひ試してみてください。

これまで子どもが歯みがきをしなかったのは、
歯みがきが「できない」からでもなく、
歯みがきすべきことを「知らない」からでもなく、
子どもの自主性を「親が信じなかった」から、
そのことへの反発で歯みがきどころではなくなってしまっていただけ
だと、
気づいていただけると思います。

(第072号 2008/09/12配信分)

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子どものフリ見て…(071号)

皆さんは、我が子の他の子に対する振る舞いについて、
次のような場面を目撃したこと、あるでしょうか。

―大きい声で怒鳴って、自分の思い通りにしようとする

―他の子の間違っている点・良くない点ばかり指摘して、楽しく過ごせない

―自分の思い通りに動かない友だちを叩く


もし頻繁に目にしているなら、少し気をつけてあげる必要があります。

ただし、気をつけると言っても「子どもの振る舞いを直す」ことではありません。

「自分自身の振る舞いを省みて、直す」ことを、念入りに意識するということです。


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子どもが身につける“他者とのコミュニケーションの取り方”の多くは、
親を見て習得しているもの。

なので、子どもの“他者とのコミュニケーションの取り方”に懸念を感じた時に、
まず最初に親自身の“他者とのコミュニケーションの取り方”を省みるのは、
合理的な対処方法です。

その際は、自身(親)とその子との間のコミュニケーションだけでなく、
自身と他の子(きょうだい)、夫婦間なども含めて、自分の振る舞い方を
思い返してみると良いでしょう。

また、“他者とのコミュニケーションの取り方”を思い返す時に、ひとつだけ
とても陥りやすい“勘違い”があるので、よーく注意してください。

それは、チェックすべきは『言っている内容』でななく、『言う時の態度』だということ。

分かりやすい例は、兄弟ゲンカをする子どもに向かって
「話し合いで解決しなさい!」と叱る場面。

この時に子どもが親から学ぶのは、決して『話し合いで解決するスタイル』では
ありません。

『自分の考えた方法を強い口調で言い、従わせるスタイル』なのだということを、
見落とさないようにしたいものです。


言ってみれば、
「子どものフリ見て我がフリ直せ」
ですね。

耳が痛い気もしますが、子育てを通じて自分が成長させてもらえると思うと
ありがたいもの。

思い当たるフシがあるかたは、ちょっと気にかけてみてくださいね。

(第071号 2008/09/05配信分)



鍵盤ハーモニカ、練習中!

学芸会に向けて、楽器の練習が始まったようです。

家でも練習に余念がありません。

鍵盤ハーモニカ練習中1

鍵盤ハーモニカ練習中2

でも、ちょっとくわえすぎかも…


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続・お泊まりのススメ(070号)

先週に続いて今週も、友だちがお泊りに来ました。

今回来てくれたのも保育園つながりの子で、現在小学生のNちゃん。
今日は理屈っぽい話抜きで、お泊りの楽しみについてお伝えしようと思います。


あいにく天気は悪かったのですが、Nちゃんが料理好きなので、
午後は一緒に飴やクッキーを作りました。

飴はNちゃんの持ってきた本に書いてある作り方で、クッキーは私の作り方で。

もちろんおやつは、できたての飴とクッキーです。

ひとしきり遊んだ後は、夕食作り。もちろんNちゃんも一緒に料理します。

ジャガイモを「だいたい同じくらいの大きさに切って」というのが案外と
難しかったようで、切っては悩み、切っては悩みしながら真剣にやっていました。
(ここで「時間がかかって仕方ない」と言って包丁を取り上げるなんて、
 ヤボなことはしちゃいけません。念のため!)


自分で作ったご飯は格別、うちの子たちにとってもNちゃんが作ってくれた
料理は格別、みんなでモリモリ(ガツガツ?)いただきました。

お風呂はNちゃんと娘で入ることになり、いろいろとお世話をしてくれていた
ようです。時々聞こえてくる2人の声が、楽しい・嬉しいの証拠です。

娘は入浴中もその後も、ほぼ付きっきりで構ってもらえて大満足の様子。


寝る前の「お話タイム」ももちろん一緒で、Nちゃんには我が家の
“楽しいこと”“楽しい時間”を存分に体験してもらえたと思います。


前号で「“お泊り”によって、自分の普段の暮らしとは違うやり方に触れる
ことができる」ことの良さについてお伝えしました。

ですが、この1日では、私はもっとシンプルに感じました―「楽しい時間を
(自分の子だけでなく)多くの子どもと共有する」
って、とても価値あることだなぁ、と。


子どもたち充実した時間を過ごせることが、何よりも大切。
そのうえで、楽しい時間を豊富に体験することによって、子どもたちが
「楽しみを見つける・作り出す・満喫する」ことが上手になれるとしたら、
本当に素敵だなぁと思いました。

--------

こうした
「わが子だけでなく、多くの子と時間を共有しよう」
「わが子に、いろんな人(大人も子どもも)と接する機会を」
という考え方は、押し広げていくと“地域ぐるみでの子育て”というものに
なっていくのかも知れませんね。

いきなり“地域”を動かそうとするのは大変かも知れませんが、
自分の行動ならいつでも自分で選べます
まずは私自身ができるところから、多くの子どもたちと関わっていきたいと思っています。

皆さんも、できる範囲で「わが子以外の子どもに接する」ことを始めてもらえたら嬉しいです。


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ちなみに、私の「地域のおやじさん」としての目標像は、下記ブログのモアイさん。
■子どもと共に育つ“共育!!” いい男の育て方

子どもたちとの関わり方や、独特の視点での子ども観察などが毎日読みやすい文章で届きます。
よかったら読んでみてくださいね。

(第070号 2008/08/29配信分)


お泊まりのススメ(069号)

先日、我が家に保育園友だちがお泊りに来ました。

来てくれたのは娘の大の仲良しの子。
ずーっと2人で一緒に過ごしていて、とても楽しそうでした。

娘がこの子のお家に泊まりに行ったこともありますし、他の家庭ともお泊りに
行ったり来たりと、時々やっています。

こうした『お泊り』体験は、子どもにとって非常に良い経験になるなので、
ぜひ皆さんにもお勧めです。

今号では、『お泊り』がなぜ良い経験になるのかについてお伝えします。

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『お泊り=よその家で過ごすこと』が良い経験になる最大の理由は、
自分の普段の暮らしとは違うスタイル・やり方・ルールに触れることができるから。

違うやり方に触れることで得られるものは、主に2つあります。

ひとつは、“我が家のスタイル・やり方・ルール”を思い返して、そこに込められた
親の意図に気づく
チャンスになること。

毎日を過ごす自分の家のことはどうしても当たり前になってしまって
意識されにくいので、お泊り体験はとても良いきっかけになります。


もうひとつは、“やり方”や“ルール”というものに対する見方が変わり、
より広い視野を持つ
ための栄養になること。

この点はもう少し詳しくご説明しますね。


□子どもが自分の家とは違うやり方・ルールに触れる

→家庭ごとにそれぞれのやり方・ルールがあることが分かってくる

→ひとつひとつの“やり方”“ルール”に絶対なものはなく、どれも
 「みんなが一緒にうまく暮らすために取り入れられた手段・手法」
 だと理解できる

→「本当に大切なのは、みんなが快く暮らせること」であり、
 「そのための方法として、多様なやり方が存在する」ということに気づく


もちろん1回お泊りに行っただけでこれらの気づきが得られるというわけでは
ありませんが、“外の世界”に触れる経験が豊富であるほど理解が進むことは
間違いないでしょう。

理解が進むうちに、いつしか子どもは

『決められたやり方に従う=正しいこと/良いこと,従わない=間違ったこと/悪いこと』

との硬直した思考に囚われることなく、

『本当に大切なことを見極め、そのために最適なやり方を考え、実践する』

という発想を得られるようになるのだと思います。



余談ではありますが、お泊りには「親がラクできる」とのメリットもあります(笑)

自分の子がお泊りに行かせてもらった時はもちろんのこと、友だちが来てくれた
時もかなりラクになる部分があります。

子ども同士で遊んでくれて手がかからないこと、子どもが普段よりずっと
張り切るので自分のことをどんどん進んでやること、この2点は特に顕著。

子どもにお泊りをさせたことがないという方は、ぜひお試しください!

初めての時は親子ともにドキドキしてしまいますが、子どもはすぐに慣れて
「またお泊り行きた~い」と言うようになりますよ!

(第069号 2008/08/22配信分)




お絵描き、大好き!(067・068号)

子どもが、集中して絵を描いています。

そして完成した絵を持ってきて、「パパ、見て!」



今日は、こんな場面でどのように子どもに接するかについてお話しします。

もちろん、子どもとの接し方に明確な「正解」「不正解」があるわけではありません。

しかし、「親がどう反応するか/何と言うか」によって、
「子どもが何を感じるか/どんなメッセージを受け取るか」が決まることは、
紛れもない事実です。


親として子どもに何を伝えたいかは人それぞれで良いと思います。

ですが、
「その『伝えたいこと』を確実に伝えるためにどう反応すれば/何と言えば良いか」
について理解を深めることは、どんな価値観を持つかに関係なく意味あること
だとも思います。

ここでひとつ気に留めておいておきたいのは、この「絵を見る」コミュニケーションでは、
必ず同時に2つのメッセージが伝わる点です。

つまり「自分の絵をどう見てもらえたか」の返事メッセージだけでなく、
「他人の作品を見た時に、どのように鑑賞するか」の見本メッセージも、
必然的に伝わるということです。

可能な限り、この両方の側面でどのようなメッセージを伝えることになるかを
考慮したうえで、振る舞いを決めたいところです。

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(1)批判する

「批判する」と書いてあるのを読めば、誰しも「自分は批判なんかしてない」と思うでしょう。
実際に、親が批判することで子どもに伝わるメッセージは、

―大好きなお絵描きをすると、親から自分の下手な点を指摘される。

加えて、

―作品を見たら、欠点を見つけて批判する

との“鑑賞姿勢”もメッセージとして伝わります。
こうしたメッセージを子どもに伝えたいと考えている方は、多くはないですよね。


(2)褒める

以前にどこかで「まずは褒めて、そのうえで改善点をアドバイスしましょう」
といった趣旨のものを読んだことがあります。

ですが、この考え方、私は個人的には賛同していません。

褒めることで伝わるのは、

―大好きな絵を描くと、親に褒めてもらえる。

というメッセージ。褒めてもらえることは子どもにとってうれしいことなので、
『絵を描く』→『うれしい』となっていて一見良いリンクに思えます。

ですが、『うれしい』の中身に微妙なズレがあることに、問題が潜んでいます。

どういうことかと言うと、このスタイルが習慣化すると、もともと
『絵を描くのが大好き』だったものを『絵を描いて褒めてもらうのが大好き』へと、
子どもの動機を塗り替えてしまう恐れがある、ということです。

鑑賞姿勢の面としては、

―作品の良い点を見つけて褒める

というのは特に悪くないかも知れません。

ですが、私は子どもの内発的な動機・意欲・好奇心を特に大切に考えているので、
積極的に褒めることはしていませんし、お勧めもしません。


(3)共感する

「絵に共感する」って、具体的にどうするか見当つきますか?

そんなに難しいことではないのでご安心を。

子どもの話に共感するのと同じで、子どもが発したままを受け取って、
「受け取ったよ。」と言ってあげればOKです。

「へぇ~、お花がいっぱい並んでいるところを描いたんだね。あ、蝶々も飛んできたんだ!」

「消防車を描いたんだね。パトカーも応援に来てるのがわかるよ!」


親に共感してもらうことで、子どもは

―大好きな絵を描くと、親に絵を描く楽しさを認めてもらえる

とのメッセージを受け取ります。そして、内から湧き出る「絵を描きたい」という
動機を安心して肯定的に受け止め、その後も絵を描く楽しさを満喫できるようになります。

それに加えて、シンプルに共感してあげるだけでも

―自分の表現したものが伝わった

という自信も少しずつ養われることも、うれしい点です。


鑑賞姿勢の面でも、

―作品をあるがまま見て、感じる

というメッセージが伝わるのは、悪くないですよね。

できる方は、さらに踏み込んだ“共感”をするのも良いでしょう。
描かれたものを受け止めるだけでなく、描いた子の思いまで察して、受け止めて、
受け止めたことを言葉で返してあげるのは、子どもにとって大きな励みになります。

―絵を描くことで、自分の思いを表現して、人に伝えることができる!

との体験を、子どもは受け取ることができるからです。
同時に、

―作品をあるがまま見て、感じて、作者が感じていたことに思いを馳せる

との鑑賞姿勢も、とても素敵です。


(4)よろこぶ・楽しむ

これまでの接し方とは大きく異なり、
「親として子どもに接する」のではなく、
「鑑賞者として、作品を見る」スタンスでの接し方です。


「うわぁ~、お花がいっぱいできれいだなぁ…。チューリップが咲いているから、
 今は春かな?夏になったらヒマワリが咲くのかな。何だか楽しみになっちゃうよ。
 それに、この絵を見ているといい匂いがしてきそうだよ!」

「大変大変、火事だ!それにしても騒がしいね…消防車の『ウ~カンカン』
 だけじゃなくて、救急車の『ピーポーパーポー』も聞こえる…きっと
 ケガをした人を病院に運んでいるんだ!大丈夫かな、みんな助かるといいな。
 消防士さん、がんばって!」


作者である子どもが考えていたことと一致しているかどうかは、ここでは
関係ありません。一旦『共感』したうえで、あとは自分が絵に触発されて
想像したことを満喫してしまえば良いのです。

子どもは、自分の絵に没頭している鑑賞者を見ることで、

―絵を描いたら、見た人がワクワクしたり、ドキドキしたりする
→自分の絵には、見る人にワクワク・ドキドキを与える力がある!

とのメッセージを受け取ります。そんなメッセージを受け取って、
どんな気持ちになるかは、もう解説不要ですよね。

鑑賞姿勢としても、

―作品を見て、描かれた情景を想像し、自分がその場にいる気分で楽しむ

という感覚が持てたら、絵画鑑賞はとても楽しいものになるはずです。

細かいことを言えば、「親として子どもの絵を見てあげる」比率を下げて
「鑑賞者として作品を鑑賞する」比率を上げていくのは、子どもが大きくなる
ペースに合わせて徐々に進めていけると良いでしょう。
(ちなみに我が家では、娘が5歳になる前後から比率を変え始めました)


今回は絵を題材にお話ししましたが、粘土細工でも、歌でも、踊りでも、でんぐり返りでも、
同じことが言えます。

子どもたちが自分の表現したいことを好きな方法で表現することを、励ましてあげましょう!

(第067号 2008/08/08,第068号 2008/08/15配信分)


FC2ノウハウ


子どもは首尾“不”一貫?(066号)

昨日、
「子どもに対して首尾一貫した態度を」
とお伝えしました。
→参考「首尾一貫、言行一致!」

その一方で子どもは、遊びの中で、いや遊びに限らず全ての活動の中で、
コロコロと興味の対象が移り変わるもの。

□部屋の片付けを始めて、
→20秒後には、手に取ったおもちゃで遊んでいる。


なんていうのは朝飯前ですよね。

□積み木を高く積み上げて、
→他の子が手を出そうとしたら、それを阻止すべく城壁作り。
→やがて自分でぜーんぶ壊す。


ちなみにその間でも、親がプランターのナスを見に行けば当然付いてくる(ぜんぶ放置して…)。

□公園で小学生がお花のネックレスをしているのを目撃。
→自分もネックレスを作ろうと、お花摘み開始。
→赤くてきれいな実も落ちているので、ついでに拾う。
→実のほうが多く集まって「ご飯作りますよー」と、いつの間にやらおままごと。



傍で見ていると、

「あれほど大事に守っていたお城を壊すなんて」
「あんなに執着していたお城は放置でナス観察かいっ」
「ネックレス作るんじゃなかったっけ?」

…ツッコミどころ満載です。


また“集中力を養う”との観点から、コロコロと活動が変わることを好ましく
感じない方もいるかも知れません。


そんな場面での私がお勧めする対応は、
「口を挟まず、見守る」
です。
(いつも同じ結論だとお感じの方もいると思います。お気づきの通り、
 これは本当に重要なこと。子どもが子どもの人生を生きるのに私たちが
 立ち会ってあげられるのは素晴らしいことですが、子どもの操縦桿を
 親が握ってはいけません)


心に留めておいていただきたい大切な視点、それは

『子どものやりたいこと=お城、ネックレス』
ではなく、

『子どものやりたいこと=自分の興味・好奇心に従って活動する』
なのだということ。

興味・好奇心の対象が移っているのに、大人が干渉して特定の活動(例えば
ネックレス作り)に子供を縛りつけるのは、好ましくありません。
(特定の活動にじっくり取り組むことも重要ですが、それは一定の年齢(小学校
 入学以降くらい)からで良いでしょう)

また、“集中力を養う”観点から見ても
『次々とめまぐるしく移り変わる興味・好奇心に、ものすごい集中力で付いていっている』
というこの状態は、むしろ理想的とさえ言えます。


子どもは、自らの内から湧き出る衝動を感じて生きています。

大人が、子どもの行動に「お城造り」「ネックレス作り」と名前をつけるのは
構いませんが、子どもの行動をその“名称”の枠に閉じ込めてしまうのでは、
あまりにかわいそうです。

ただそっと見守りながら、子どもの豊かな発想と高い集中力を観察して楽しみましょう!

(第066号 2008/08/01配信分)



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首尾一貫、言行一致!(064号)

子どもが友だちと揉めている時に、ひとまずわが子に我慢させて譲らせる…
そんな対応をしたことはありせんか?

『どんな場合でも、自分が折れる』
『とにかく一歩譲る』

というスタンス自体は、それはそれでひとつの人生哲学だと思います。

ただし、“人生哲学”と呼べるのは、そのスタンスで言行一致していて、
誰に対しても一貫して同じ姿勢の場合だけ。

つまり、子どもたちがブランコの順番で揉めている時に
「どんな時でも、自分が待って人に先を譲ると、うまく収まるんだよ」
と言って、わが子を待たせる。

そして、同じことを相手方の子にも言っている場合に限り
『この人は、そういう考え方の人なんだ』と一定の納得感をもって理解されるもの。


ですが、わが子に『譲りなさい』と言っている場面の多くは、
このような一貫した“哲学”による対応ではないのが実情でしょう。

「ケンタはもういっぱいやったんだから、そろそろ代わってあげなさい」

「リョウちゃんが先に乗っているんだから、ケンタはリョウちゃんの次に乗ればいいでしょう」


など、場面場面に合わせた『もっともらしい理由』で、結局のところ
いつもわが子に我慢をさせるだけのことが、実際には多そうです。

その一方で、友達に向かっては

「リョウちゃんはもう充分乗ったんだから、ケンタに代わってあげて」

とも言いませんし、

「ケンタが先に乗っているから、次の順番を待っていてね」

と言うことも、決してありません。


子どもは、親が『友達が来たら交代する』や『先に乗っている子がいたら、順番を待つ』
というルールを口先では使うものの、本心がそこにないことは、ちゃんと察知・理解します。


そして、こういった「もっともらしいことを言って、自分だけ我慢させられる」状態に
置かれることで、子どもは

・自分の思いを汲み取ってもらえない不満
・親の言うことと判断が一致・一貫していないことからくる混乱
・他の子ばかり優先して、自分が大事にされていないという不安


などの思いを感じ、そして

・利害の調整が必要な状況に対して
 『もっともらしい理屈をつけて、いちばん身近な人を犠牲にして済ませる』
 という解決スタイル


を学び取らされる
ことになります。


相手の子へのちょっとした気遣いのつもりだったはずが、
わが子に屈折した思いを抱かせてしまうのは、あまりに惜しいことです。


繰り返しますが、“譲る”というスタンスが悪いと言っているわけではありません。

“譲る”なら“譲る”で、自分の子にもよその子にも、一貫してそう言う。

“先客優先、順番を待つ”なら、自分の子にもよその子にも、一貫してそう言う。

首尾一貫、言行一致。


簡単そうで難しいですが、意識していたいものです。

(第064号 2008/07/18配信分)




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能力~「できる」ようになること(062号・063号)

「○○ちゃん、もうお箸が使えるなんて、すごいわね~」
「うちの子、×歳なのにまだ自分で靴が履けないんですよ…」


よく、耳にするフレーズです。

今週は、子どもが何か新しいことを『できる』ようになるプロセスについて、
細かく(そしていつも通り理屈っぽく(笑))お話しします。


さっそくですが、子どもが何かを『できる』ようになる時は、
以下のようなプロセスを通ります。

■興味がわく
 ↓
■やってみる→失敗する(何度も繰り返す)
 ↓
■やってみる→偶然うまくいく→またやってみる→失敗する
 (これも繰り返す)
 ↓
■うまくいく確率が上がる
 ↓
■他人から「能力がついた」と言われる


留意いただきたいのは、決して『能力が芽生えて→できる』の順ではなく、
最初に湧き出るのは『興味』だということ。


もうひとつの重要なポイントが、「興味がわく」ことは、完全に本人だけの
ものだということ。
(子どもがいつ何に興味を持つかは、親が決めることではない)

そして、「やってみる」ことも、本人だけのものです。
(子どもがいつ何をやってみたいと思うかも、親が決めることではない。
 親が決めた時点で「やってみたい」ではなく「やってあげなきゃ」
 「やらされる」に変質してしまう)

これらのことを踏まえたうえで、子どもが様々な能力を身につける=「できる」ことを
増やしていくために、親にできることは何かと考えると、以下の2つに絞られます。


(1)そばで見守る

新しいチャレンジを始める時、子どもは振り返って親がそばにいることを確認します。
その瞬間にそばにいてあげて、関心を持って見守っていることを視線で示してあげられれば、
子どもは大きな勇気を得られます。


(2)危険から守る

ごくまれに、子どもはとんでもなく危ない事態を招くかも知れません。
その際に、取り返しのつかない事故だけは防ぐよう守ってあげたいです。

この2つはしっかり心に留めておいていただきたいのですが、実際の日常では、
『過度な手出し・口出し』の方こそ気をつけたほうが良い場面も多そうです。

やってしまいがちな『過度な手出し・口出し』の例は、このようなものです。

□守りすぎ
…多少の痛みやビックリ感、恐怖感などは、「こうすると危ないんだ!」
 と学ぶ大切な体験。
 なのに子どもを守りたい思いから、過度に危険を予防しすぎてしまう。

□失敗体験のジャマ
…大人の目から見れば、絶対にうまく行かないやり方で悪戦苦闘する子ども。
 あまりにも何度も同じ失敗を繰り返すのを見かねて、つい手出し・口出しをしてしまう。

 (子どもが「このやり方はダメか」と納得して次のやり方に移るために必要な
  失敗体験を積むことをジャマしてしまう)

□褒めすぎ
…プロセス中の『偶然うまくいく』や『うまくいく確率が上がる』に対して、
 子どもを励まそうとして(親自身の嬉しさからも?)褒めすぎてしまう。
 すると子どもの「自分でうまくできた!」との満足感に「褒められてうれしい!」
 「パパに喜んでもらえた!」が上塗りされてしまう。

 これを繰り返すうちに、親に褒められること・親を喜ばすことに夢中になって、
 自己の内から湧き出る達成感・満足感を感じることを忘れてしまう。

 (これは重大な問題です。厳しい言い方をすれば、子どものモチベーションを奪って、
  代わりに親への依存を植えつけているとも言えます)

 どうしても声をかけたければ『達成感・満足感に共感する』スタンスで。
 「うまくできて、本当に嬉しいんだね」
 「りくがとっても得意な気持ちになっていること、パパにも伝わってくるよ」


子どもの成長を支えることに熱心な方ほど、これらを注意できると良いかも知れません。


最初にも述べた通り、子どもが何かをできるようになるプロセスの起点は、
子ども自身の興味だけ。

そこを子どもの興味だけに任せず、もう少し積極的に関わりたい(何かが「できる」
ように、促したい)と考える方には、2点ほどお伝えしたいことがあります。


1点目は「放っておいてあげてください」です。

子どもが、いつ・何に興味を持って、能力を身につけていくかは、
子ども自身から自然と湧いて出てくるものです。

その子にとって準備ができていないものを親の考えで要求しても、
お互いにストレスになるばかりでしょう。

仮にうまく何かを習得したとしても、子ども自身が得られる達成感・満足感は、
自分で身につけたときの1/100にも満たないはず。
満たされるのは、親の満足感だけです。


2点目は、それでも何かしたい場合の働きかけ方。

最初に述べた基本のプロセスは変えられないので、親にできるのは
「子ども自身が興味を持つように働きかける」
「子ども自身がやってみたくなるように働きかける」
とのアプローチだけ。

具体的には、子どもが見ているところで親自らが楽しんでいる姿を見せる方法になります。

「やった!お箸でお豆が取れた~」
「えーと、靴を履くときは、片方ずつやるとうまく行くんだよな。
 ベルトを外すと足が入れやすいから、一旦外して、足を奥まで入れたら、
 またベルトを締める、っと。イェーイ、うまく履けて、歩きやすい♪」

(決して「ほら見てなさい、こうやるんだよ」なんて言わないように!
 これでは「親に興味を持たされている」になってしまいます。あくまでも“独り言”で!)

仮に子どもがその誘いに乗ってこなかったとしたら、
「まだこの子はこれを習得する時期ではないんだ」
と理解して、深追いしないよう自制くださいね。



次にお伝えするのは、
「親の都合で、子どもに『できる』ようになってほしい場合」
についてです。


ちょうど先日、個別カウンセリングで
「どうすればトイレトレーニングがうまく行くでしょうか?」
とのご相談がありました。
これも、親が子どもに『できる』ようになってほしいことの一例ですね。

今週はこの事例に沿ってお話しします。


(1)そもそも、を考える

まず、親が子どもに何かを『できる』ようになってほしいと思った時に、
思い出していただきたいことがあります。

子どもの発達ペースは、ひとりひとりバラバラ。いつ、何に興味を持つかは、
ひとりひとりの子ども自身が決める、ということです。

特に事情がない限りは、
「親が気になるから」
「この年齢ではこれくらいできて当然と本に書いてあったから」
などの理由で、子ども自身の成長ペース(その子本来の習得順序・時期)を
乱すことは避けたいものです。

ことトイレトレーニングで言えば
「オムツが取れるのが早いか遅いかの差はあれど、かならずいつかは取れる!」
という当たり前のことを思い出し、本当に今オムツを外さなくてはならない
事情があるかどうか、立ち止まって再考したいところと言えます。


(2)理想的な対処法

という訳で、お勧めの対処法は
「子どもには、何もしない」
です。

代わりに、親の側で「うちの子はまだできない」と気に病むことをやめ、
「この子にとって適切なタイミングが来れば、自然とできるようになるさ」
と信じるよう、考えを切り替えることにするのです。

実際、放っておけば自然とその子にとってちょうど良い“タイミング”が来るもの。
その時にはたいした苦労なく、あっさりできるようになってしまいますよ。


(3)やむを得ない時の対処法

そうは言っても、
「どうしてもコレは今身に付けてもらわないと」との事情の時もあるかもしれません。
その場合は、親子ともにストレスなく、かつ確実にうまく習得できるよう、
次のような対処法が良いでしょう。


(3-1)なぜ習得してもらう必要があるかを確認

子どもに働きかける前に、なぜ習得してもらう必要があるかの理由を、
しっかり親の中で整理してください。

トイレトレーニングの例なら、
・保育園でそろそろオムツを外してほしいと言われている?
・親の世間体の問題?
・排泄後の世話が大変?
・オムツの費用負担が重い?

「理由」に良し悪しはありませんので、本当の理由を突き止めることに集中してくださいね。


(3-2)子どもと本音で相談


親として「どうしてもコレは今身に付けていたい」と思っていることと、
その理由を、面と向かって丁寧にお話してあげてください。

「パパね、シュウちゃんにはトイレでおしっこ・うんちするようになってもらいたいんだよ」

「オムツだと、うんちの後にお尻拭いたり、ゴミの始末したりするのが大変なんだ」

「それにね、オムツはお金がかかるから、それも節約したいんだ」

「保育園で、スミレ組に先生が2人でしょ。先生ひとりがシュウちゃんのオムツの
 お世話をしていると、もうひとりの先生で残りの子どもたちのことを見なきゃ
 いけなくなって大変みたいなんだ」

「だからね、シュウちゃんがトイレでおしっこ・うんちしてくれると、本当に助かるんだよ」

「相談に乗ってくれてありがとうね。パパもできること手伝うね」


習得してほしいこと・習得してほしい理由によって伝える内容は変わりますが、
どんな時も文末の表現だけは気をつけてください。


○お勧めする表現→
 「困っている/大変だ」「…だと嬉しい/助かる」「話を聞いてくれてありがとう」


●お勧めしない表現→
 「いけない/おかしい/ダメだ」「…でないといけない」「怒られる」
 「なんで・・・なの?」「わかった?!」



(3-3)いざ、トレーニング

充分に説明し、子どもも納得したら、いよいよ習得に向けて進むことになります。

子どもには子どもの習得ペースがあること、しかも今回は子ども本人に動機が
湧いていないところを親の都合で付き合わせていることを考慮し、
無理のないペースを意識してあげてくださいね。

また、先ほどと同じで、習得中の働きかけの時も、表現・言葉遣いには
気をつけてあげたいです。

トイレを促すのであれば、

「行きなさい」「行かなきゃダメじゃない」ではなく、

「そろそろ行っておこうか」「今行ってもいいよ」などの声をかけてあげられたら
良いと思います。

それに加えて、
「あ、お出かけ前にパパはトイレに行っておこうっと」
と自ら手本を示すのも、効果大です。

さらに、うまく行ったら
「あ~~、トイレでうんちしてもらえるとパパ助かるなぁ♪」と、
しらじらしいくらい大きい声で独り言を。

失敗したら、淡々と始末しつつ
「そうだよね、最初はいつトイレ行ったらいいかわかりにくいんだよね」
と軽くフォローを。



皆さん大人たちには子どもを信じる勇気が持てることを、子どもたちには
自分の興味・好奇心が心おきなく楽しめることを、心から祈っています!

(第062号・第063号 2008/07/04・11配信分)




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共謀に陥らないためには(061号)

前号で“共謀”と呼ばれるメカニズムについてご紹介したところ、
普段より多くのご質問・ご相談のメールをいただきました。

中でも多かったのが、次のような内容です。

「やるべきこと(親に余力がある時に、子どもの欲求を満たしてあげる)は
 分かりましたが、日々の生活の中で家事の邪魔をされたら、
 その時はどうしたら良いのでしょうか?」


「自分でも『これ“共謀”だ!』と感づくのに、イライラした気持ちから抜けられない」

前号では『“共謀”のメカニズムと予防』についてお伝えしたので、
今号では上記のご質問にお答えする内容として

『“共謀”状態に突入しそうになった時・突入してしまった時にはどうすれば?』

をお届けします。

→参考:060号「共謀」


(1)自身が「冷静さを取り戻す」のが先決

お互いに相手を困らせるような状況に気がついたら、何より先に取り組むべきは
「自分自身が冷静さを取り戻す」こと。

子どもに対してイライラしながら、その状況を解きほぐすのは無理な話ですから。

とは言え、それが難しいから苦労するのも事実ですよね。

そこで、「冷静さを取り戻す」ために役立つ方法として私がお薦めするのは、
『愛情いっぱい・幸せいっぱいの場面を思い出す』という方法です。

その“場面”は、人によってそれぞれでしょう。具体的には、

・この子の寝顔を見て、幸せな気分に満たされたあの瞬間
・抱っこしていたら、いつの間にかスースー眠ってしまったあの日の思い出
・公園で一緒に遊んだ時に見た、イキイキして楽しそうな表情


などがあると思います。

ちなみに私が思い出すのは、

・私が面と向かって「生まれてきてくれてありがとう」と言ったら、
 子どもが照れて「むひひ」と言いながら抱きついてきた場面


です。(原稿に書いているだけで幸せな気分になります~)


こうした“場面”の記憶を通じて、

■この子と過ごす時間は、必ずしもイライラしたものでなくても良い
■自分とこの子の関係は、本来、こんなに素敵なものだった!

ということを思い出せれば、もう大丈夫。

その頃には「冷静さを取り戻す」必要などなくなっているはずです。


(2)子どもの状況を理解する

その次に、子どもの気持ち・置かれている状況を理解してあげましょう。
基本は前号で触れた「子どもの『欲求』を見つける」とほぼ同じです。

加えて、慣れてくるにしたがって、子どもの欲求だけでなく自分の行動が
子どもをどんな気分にしたか(前号で紹介した“共謀”メカニズムの
【子ども・印象】の部分)も察してあげられるようになってきます。

・体力があり余っていて、体を動かしたいんだろうな。
(それなのに「少しは落ち着きなさい」なんて言われたら、ますます
 体を動かしたい気持ちがウズウズしちゃうよねぇ)


・普段ゆっくり話を聞いてあげられていないから、私が家に居る時くらいは
 いっぱい構ってもらいたいんだろうな。

(そんな時に「向こうの部屋に行ってて」なんて言っちゃったから、
 「家に居るときも構ってもらえなくなったらどうしよう」って不安にさせちゃったな~)



(3)子どもに何をしてあげられるかを考える

子どもに対して何をするか・言うかを考えるのは、実は一番最後です。

―夕飯まであと1時間。…でも待てよ、夕飯が少しくらい遅れたっていいじゃない。
 よし!今から30分はこの子としっかり向き合って、それから食事の支度にしよう。
 久しぶりに、膝に座らせて本でも読んであげようかな。

―早く保育園に連れて行かなきゃ会社に遅刻しそうだ。
 けど、毎日同じように出発を急ぐことの繰り返しだな…。
 今日は午前中に会議は入ってなかったから、保育園に行く前に、少し一緒に散歩でもしよう。


実際問題としていろいろと制約もあるとは思いますが、その制約さえも疑いつつ、
どんな対応がベストかを考えたいところです。

※「制約を疑う」というのは、
「xx時までに食事の用意をしなければならない」
「会社には必ず8:50までに着く」
「いい歳した大人が池に入る/木に登る/鬼ごっこに興じるのはおかしい」
「買ったばかりの服・お気に入りの服は汚してはいけない」

などなど、私たちの行動を“制約”している考えを疑って「べつに良いじゃない!」
と考えてみる、ということです。

(余談ですが、子どもと過ごす時間は、数々の“制約”から自由になれるチャンスを
 いっぱいもらえる時間でもあります!)


(1)→(2)のステップを経たうえで考えた案ならば、
状況をこじらせたり逆効果になる心配も少ないですし、子どもも納得しやすいはず。

そして『“共謀”状態に突入しそうになった/突入してしまった場面』を切り抜けられたら、
再び「事前に満たしてあげる」ことを思い出して心の片隅に置いておいてくださいね。


今号も前号と同じく、大きな流れについては本に書かれている内容を軸に、
詳細部分や具体的な例については私の考え・体験などをもとに執筆しました。

関心をお持ちになった方は、ぜひ書籍
「自分の小さな「箱」から脱出する方法」
を読んでみてくださいね。
(私は著者・出版社などとは一切関係ありません。ただの一読者としてのお薦めです、念のため^^;)

(第061号 2008/06/27配信分)




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プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

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