子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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親の役目

今日は少し改まって、親の役目とは何か?について考えてみようと思います。


折に触れてこのブログでは書いていることですが、私はこれまで子どもたちを見てきて、
「子どもは自ら育つ力を持っている」
「その育つ力を発揮する仕組み(=好奇心、活動意欲、
 身体を動かしたい衝動etc.)も備わっている」

と考えています。


そのことを踏まえたうえで、親の役目─子どもが育つために、親にできること─を
挙げるとすると、次の5つではないかと考えています。


(1)環境づくり

子どもが自分の意欲によって行動できる場を用意すること。

簡単に言ってしまえば、子どもが興味を惹かれるようなものや好奇心を持つものが
ある場所、体を動かしたくなる場所を用意してあげる(連れて行くでもOK)ことです。

これは「×歳児向け玩具が豊富に用意された場所」「安全な遊具が揃っている公園」などを
指しているのではありません。

ただ、外に出るだけで充分。子どもは、天才的なまでに好奇心の対象を見つけたり、
やってみたいことを思いついたり(たいていは思いつくと同時に実行してしまいますが(苦笑))
します。

加えて、その場に草花や木があったり、虫がいたり、川が流れていたり、
広い空き地があったり、他の子どもがいたりしたら、もう理想的。

親の意識としては
「ずっと家の中・車の中じゃかわいそう」
「外に遊びに行ったら、できるだけ好きにさせておいてあげよう」

と思っていれば大丈夫です。


(2)見守り

子どもが安心して活動できるよう見守ること。これには2つの側面があります。

ひとつは、子どもの性質─親が見守ってくれていることを時々確かめることで、
新しいこと・物に触れていく勇気が湧いてくる─そのための見守り。

もうひとつは、重大な事故だけは防ぐよう、本当に危ない時に制止したり
助けたりするための備え。

とは言え、小さなケガや多少の困難は、子どもにとって大切な経験。
親の意識としては
「よっぽどのことがない限り、手出し・口出しはせず見守る姿勢に徹しよう」
くらいがちょうど良いかも知れません。


(3)傾聴

子どもが話したいことを好きなだけ話させてあげて、聞いてあげること。

遭遇した出来事や自分の感情・思いなどを話すことは、自分の考えを整理するのに
非常に効果的です。

また、それをひたすら聞いてもらえることは、様々な経験を受け止め、消化して、
何かを吸収していく上で大いに助けになります。

親心からいろいろと解説したり、
「こうすればいいのに」と助言したり、
時には「なんで××しなかったんだ!?」と言いたくなることもあるかも知れませんが、
ひとまずは“聞き”に徹することを意識しておきましょう。


(4)生活力の育成

生活のための技術や知恵を習得させてあげること。

基本的には日常の暮らしのあれこれを、自分でできるようになることが目的です。

トイレ・着替え・歯みがきに始まって、大きくなれば料理や掃除などの家事の経験も
持たせてあげたいですね。

教えるタイミングとしては、本人が興味を持った時。「やるー」と言った時がやらせ時です。

ただ、その時すぐに習得まで進むわけではないので、気長に構えて、
あまり追い掛け回さないように意識しましょう。

個人的にはもう少し欲があって、
「ちょっとしたものであれば自分で作ったり、改造したり、修理したりできる
 手先の技能とマインドを持てるようにしてあげたい」

とも思っているので、我が家ではそういった活動もしています。

(近所の工務店で不要木材をもらってきて鋸でメチャクチャに切って「ジグソーパズル」、
 もう1枚の板材には割り箸をボンドで貼り付けて「ビー玉迷路」、
 通販の棚を改造して「子どもが自分のものを片付ける場所」などなど…)


(5)社会性の育成

他者・社会と共存していくためのルールや思いやりの技術を教えてあげること。
一般的に躾と呼ばれるものは、このルールに当たることが多いでしょうか。

また、ここで思いやりの“心”ではなく“技術”と書いていることには理由があります。
“心”は誰でも元々持っているので親が教え込もうとする必要はなく、
逆に“技術”は教わらなければ手に入らず、せっかくの“心”が活かせないから。


つまり、「困っている人がいたら助けましょう」と説くのではなく、
・「世の中にはどのようなことで困っている人がいるのか」の知識
・「困っている人に気がつく・見つける」ための方法
・「どうすれば相手が助かるか」の具体策と実践法

を教えてあげる。

「人の嫌がることはやめましょう」と説くのではなく、
・「世の中では、どんな行為が嫌がられることが多いのか」の知識
・「お互いにいやなことを伝えたり、確認したりする」ためのコミュニケーション
・「相手に嫌な思いをさせず、かつ自分のやりたいこともできる方法を見つける」ための思考スキル

を教えてあげる。

これも、親が教え込もうとしてしまうとうまくいかないものです。

親自身が「子どもに伝えたい」と思うことを自分で実践し続け(独り言のフリをして
説明を少々入れるくらいはOKです)、子どもが見て学ぶのを待つ、との意識で
取り組むしかありません。


この5項目の関係は、ちょうど5層のピラミッド型のようなイメージです。

最下層の(1)環境づくりから生まれる子どもの意欲がすべてのベースになり、
子どもは(2)見守られながら活動して(3)そのことを話して聞いてもらいながら、
自らの力で成長していく。

やがて、親や周囲の人を見たり教わったりしながら(4)生活のスキルを身につけ、
自分の経験に新しい知識や考え方を付加して(5)社会とのかかわり方を理解していく。

親は、ややもすると(4)(5)に力を入れてしまいがちですが、むしろ
(1)(2)(3)により多くの意識を向けるべきでしょう─ちょうどピラミッドの各層が、
下の方ほど大きくなっているように。


少しカタい話でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
皆さんのお考えにも興味があります!ぜひお気軽にコメントくださいね。
(まとまった考えでなくてもOKです!思いつき、ふと考えたことなど大歓迎)


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サンタさんからのプレゼント

25日の朝、布団の中でぼんやりしていると、階下から子どもたちの大騒ぎする声が。

行ってみると、ツリーの下にプレゼントがあったらしく、興奮気味に開封しています。
(ツリーの根元にスペースが少なく、見つけにくかった模様)


届いていたのは・・・

■ムスコ:ペンケース。
でも、どういう訳かお願いした『インテル・ミラノ』ではなくて『FCバルセロナ』のもの。
中にはオマケと思しき、メッシのユニフォーム型キーホルダーも。

息子へのプレゼント

ムスコは「あれぇ?」という表情を見せるものの、満更でもない様子。

晩に息子とお風呂で話して、下記のような推測がまとまりました。
・サンタさんへのお手紙に見本写真をつけたが、小さかったため老眼では詳細部分が見えにくかった
・インテルも、バルサも、どちらも青ベースで似ている。
・息子は最近、サッカースクールでは右MFで攻撃的なプレー、相手守備を切り裂くドリブルが得意
・地元チームの仲間からも、近ごろ「メッシっぽい」と言われる
・メッシのキーホルダーも入っていた

→恐らく、息子のプレースタイルから『この子はメッシ・バルサが好きに違いない』と誤解され、バルサのペンケースが届いたのでは。

「満更でもない様子」というより、かなり満足気だったかも。



■ムスメ:リクエスト通り、かわいいシール帳。
しかも現在持っている物よりも大判で、表紙にシャカシャカする飾りも付いていて、だいぶ豪華です。
しかも中には、かわいい着せ替えシールまで。

娘へのプレゼント

ムスメはもう、満面の笑み。
私にも、妻にも、兄にも、1人ずつシール帳を見せて説明して回っています。
この日の午前中は、シール帳に付きっきりだったことは、言うまでもありません。


■私:フランス語のラベルの付いた、高級そうなシャンパン!
赤ワインかブランデーを予想していたので、スパークリングは意外でした。

私へのプレゼント

さっそく夜に、開栓して味見・・・・・・ん???

とっても美味しい。やや甘口。
でも、何か足りない。

あ!アルコールが入っていない。。。

ラベルには「Jus de Raisin」…フランス語はよく分からないけど、ぶどうのジュースと読めなくもない。
「Alc ○○%」の表記も見当たらず。

心の奥底のどこかで予想したオチのひとつではありましたが、ちょっとションボリしつつ、家族みんなで美味しくいただきました。。。



ちなみに妻には何もなし。
子どもたちは「だってお願いしていないんだから、当然でしょ」と。

でも彼女の大好きなショップからカードが届いて、手に取って眺めてはニコニコしているので、これはこれでそういう計らいなのかもしれませんね。


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クリスマス・イブ♪

今日はクリスマスイブ


我が家のクリスマスの習慣は2つ。

(1)事前にサンタさんにお手紙を書き、欲しいプレゼントをリクエストする。

リクエストは、それぞれ思い思いに書いていました。

娘は、とにかく大好きな「シール帳」。たしか『かわいいシール帳』と指定があったような。

息子は、サッカーチームのエンブレムの入ったペンケース。
言葉で説明するのが難しいのか、それともより確実に伝えたいのか、
雑誌に載っていた商品写真を切り抜いて、手紙に貼り付ける念の入れようです。

私は「ぶどうで作った、すごく上等な飲み物」をリクエスト。
これまで数年間、ワインを所望していて一度も叶わなかった反省(子どもたちと相談して、
ワインじゃ子どもらしくないから届かないのでは、との結論に達した)を活かし、
あえて婉曲な表現にしてみました。

どうなるか、とても楽しみです♪


(2)自分たちでクッキーを焼いて用意して、温かい紅茶と共にテーブルに。

クッキー作りはいつも私の役目です。
今日は、息子がサッカーに行ったので、娘と2人、相談しながら3種類を作ることに。
娘お勧めのレーズン
私が好きな黒ごま&きな粉
そして(レーズンと一緒に衝動買いしてきた)クランベリー


娘は、サンタさんに出すための『特別なクッキー』を、一生懸命成型していました。
雪だるまクッキー
雪だるまクッキー!を焼く前。クランベリー入りです。


1種類ずつ焼き上げ、味見。

3種類ぜんぶ焼き上げて、サンタさんに『このクッキーを食べてください』のお手紙を書いて、
さすがに疲れたのか、急にお布団に転がって眠ってしまいました。
眠れる娘
(しっかりぬいぐるみを抱いて・・・)


この後息子が帰ってきたら、いつもとあまり変わらぬ夜を、
でもちょっとだけドキドキ感のある夜を過ごします。

明日の朝、とっても楽しみです。



「ごめんなさい」を言える子の育て方

何か悪いこと・人に迷惑をかけるようなことをした時に、
素直に「ごめんなさい」と言えるようになって欲しい


――子どもに対して、このように考える人は少なくないと思います。


今日は、実際に子どもが「素直に『ごめんなさい』と言える」ようになるための、
くろさわ流の方法をお伝えします。


まず最初にお伝えしたいのは(いつも言っていることですが)、
ただ
「迷惑をかけたら『ごめんなさい』と言うんだよ」
と言っているだけでは、なかなかうまく行かないということ。

口が酸っぱくなっても、子どもの成長の助けには、ほとんどなりません。


大切なポイントは3つ。

まず第一は『頭ごなしに叱らず、話を聞く』

叱ることがなぜいけないかは、子どもの側の心理を考えれば簡単に理解できます。

マズいことをしてしまった時に叱られると、どうしても自分を守る方向に意識が
向けられてしまいます。すると自然と言い訳を始めたり、人のせいにしたり…

反応の仕方は様々ですが、少なくとも『素直に謝る』心境からはだいぶ遠ざけて
しまうことは間違いありません。

一方で
「どうしてそうしたの?」
「本当はどうしたかったんだい?」

などと話を聞いてあげることができれば、子どもにとっては、間違ったことを
しても自分の言い分を聞いてもらえる安心感が得られます。
こうした気持ちに余裕がある状態になって初めて、子どもは『素直に謝る』
ことができる
心境になるものです。


第2のポイントは『親も素直に謝る』

親が自分のミスや間違いなどを素直に認め「ごめんね」と謝ることも、非常に大切です。
(親ができていなければ子どもも素直に謝るようになりにくい、
 というのは理屈抜きでも同感いただけるのでは。)

これは、子どもにとっての行動の見本になる(見本→模倣→習得)という効果の他にも
“素直に謝ってもらえた側の気持ち”を経験し、理解するという効果もあります。


そして第3のポイントは『子どもの“ごめんなさい”に適切に対応する』

受け止めて、許す――文字で読めば当たり前に感じても、現実にはできていない
ケースも多いはず。

「ごめんなさい」を言われた後も、怒りを引きずってプリプリしたり、
ひどい場合は「ごめんじゃ済まない」「ごめんって言ったって…」と、
せっかくの謝罪を拒絶してしまったり。ちょっと気をつけたいところです。


なお、はじめのうちは「ごめんなさい」を言えたことの良さを言葉で示してあげる
こともお勧めしたいです。
「ボールをぶつけられた時は腹が立ったけど、『ごめんなさい』って言われたら
 怒りたい気持ちがなくなっちゃったよ。」



こうして、問題を引き起こしてしまったとしても素直に謝り、
落ち着いた気持ちで話し合い、問題を解決する―という体験を繰り返すことが、
自然と「素直に『ごめんなさい』と言える」子を育てることに繋がると、
私は信じています。

また、この体験を通じて人を許してあげられるメンタリティも一緒に育つはず。


3つのポイント全てを一気に実践するのが難しければ、1つずつでもOKです。
ぜひ、『読んで分かった』から『実践してみた』に進めるよう、意識してみてくださいね。

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社交性の育み方

大きなタイトルを掲げていますが、内容はシンプルです。

子どもが、
・なかなか他の子に自分から声を掛けられない
・興味はあるのにほかの子と一緒に遊ばない、他の子たちの輪に入っていけない

そんな時のサポートの仕方について、お伝えします。

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まず最初に強調したいのは、そういった時の子どもは、ほとんどの場合
心の準備期間』だということ。
(この『心の準備期間』については、また改めて詳しく書きますね)

この時は、親からの働きかけは必要ありません。
穏やかな気持ちで、そばにいてあげるだけで充分です。

ただし、まれに「心の準備はできているのだけど、一歩目を踏み出すきっかけが
つかめない/どのように踏み出せば良いかわからない」
という状態の時もあります。

子どもの様子を観察している時に微妙なニュアンスや雰囲気を感じ取り、
この状態に気づくことがあります。


そういう時であれば、親のサポートは子どもにとって渡りに船。良い手助けになります。
ただし、子どもに“一歩目の踏み出し方”を教えるようなアプローチは、
あまり効果的ではありません。

・「一緒に遊んでごらん」
・「『×××』って言ってみたら?」


『どうすれば良いか/何と声をかければ良いかわからない』という問題もありますが、
最大のハードルは、漠然とした根拠なき不安感
理屈では解消しにくいものです。

ここでは、あくまでもお手本を見せるのが最も効果的なサポート方法。

・「○○ちゃん、それなあに?」と声を掛けてみたり、
・子どもの輪に入って一緒に遊んでしまったり。


こうして実践してみせることで、『別に大したことじゃないな』
『やっぱり、そう言えばいいんだ』と実感できる材料を提供し、
不安感から開放してあげましょう。

くどいようですが、親は見せるだけ。
それもできれば“見せる”というふうにやるより、“親個人の振る舞いを、
子どもが勝手に観察している”というふうにできるのが理想です。

そしてその後、子どもが反応するか/しないか,いつ/どのように反応するかは
すべて子ども次第ということもお忘れなく。

そもそも「心の準備はできているが、きっかけだけつかめないようだ」と読み取った
親の解釈が間違っている可能性だって充分にありますし。

決してプレッシャーを与えるようなことだけはないようにしましょうね。

--

わが家では、息子が小学校に入った時にこのサポートを提供しました。
当時は引っ越してきてまだ2年、しかも小規模な保育所に通っていたこともあり、
100名ほどの新入生の中に知り合いが1人もいない状況。
何らかのサポートは必要だろうなと予想していました。

入学からしばらく経った頃、休み時間は友だちと一緒に遊んでいると話し始めて
いたものの、放課後は所在なさそうにしていたのを見て、手助けのタイミングと
考えました。

具体的に取った行動は、
・息子と公園で遊ぶことにする「三角公園でも行くか。サッカーボール持って行こう」
・私がクラスメートを誘う「1年1組のくろさわです。今から息子と三角公園に
 行くのですが、よかったらケン君も来てもらえたらと思いまして。」
・息子&クラスメートと一緒に楽しく遊ぶ
です。
(私のプロフィールにある「15:00から子どもと過ごす」「放課後に校庭に現れる」は、
 この頃からの習慣です)

1週間もすると、息子は自分から友達を誘うようになりました。
「1年1組のくろさわです。ケンくん居ますか?・・・ケン、今日遊べる?」
最初の名乗り方は、私の話し方と全く一緒。ちゃんと聞いて習得していたんですね。

息子は今では、旅先の公園で出会った子にまで声をかけて一緒に遊ぶようになりました。

「社交性」などと大層な表題を掲げてしまいましたが、今日お伝えするのはこれだけです。
でも、こういった小さな経験の積み重ねが「社交性」といった大きな性質を作る栄養になると、
私は信じているのですけどね。


感情だって「選んで」いる

以前に「行動を『選ぶ』」というテーマを取り上げたことがあります。

→参考:行動を「選ぶ」


今日は、行動だけでなく感情──何かの出来事や、他者の自分への行動に対して
抱く気持ち──も自分で選ぶことができる
、ということについてお伝えします。

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そうは言っても、幼いうちは感情を選ぶ自由がほとんどないのも事実です。
・空腹→不快
・オムツが濡れている→不快
・暗い→怖い
・暖かい→快
 など…

また、当然ながら(意識的に選ぶことなく)自然に起きる感情も多くあります。
その上で強調したいのは、自分で思っているよりも多くの“感情”が、
自分で“選び替える”ことができる
、ということ。


水を掛けられて「イヤだ」と思うのであれば、それは自然な感情。
でも、周りの子ども(大人だっていい!)たちが水を掛け合ってキャーキャー
楽しそうに騒いでいるのを見て、一緒になってはしゃぎだした時、
同じ子が「つめたーい、きもちいい~、おもしろーい♪」と思うのも、
自然な感情なのです。

どちらも本人の心から出てきた自然な感情だし、
どちらも自分の気の持ちようによって選ぶことができる
ということを、皆さんにお伝えしたい─そして、皆さんから身近な子どもたちに
伝えていっていただきたいと願っています。

その「伝える」方法については、相手が子どもの場合、やはり言葉や理屈では
伝わりにくいものです。
(ブログのような文章で理解してもらえるのは大人だけ。オトナな読者の皆さまに感謝です)

いちばん確実で手っ取り早いのは、実例を見せること。まさに上記の
『周りの子ども(大人だっていい!)たちが水を掛け合ってキャーキャー楽しそうに騒いでいる』
のを見せることです。


今朝の我が家では、こんなこともありました。

ホットケーキの生地を混ぜる兄。
妹「わたしもやるー」
兄「えー、なんで~」(せっかくがんばっていたのに、ジャマされた~)
私「自分でうまくやるより、人が上手くできるように教えてあげることの方が
  ずっと難しいんだ。そこまでできたら本物の名人だね。パパも、タクに
  粉をこぼさない混ぜ方を教えてあげてタクが上手くできたときは、
  ものすごく得意な気分になれたんだよ」

兄「・・・しょうがないなぁ。じゃ、ボウルを押さえててあげるから混ぜて。
  最初はゆっくりだよ。粉が飛び散りやすいからね。」
妹「はあーい。ゆっくり、ゆっくり・・・」


子ども自身が感じている感情と別の感情を持つ例を見せてあげることで、
「別の感じ方をしても良いんだ」
「イチイチ怒らなくてもいいかも」
「悲しむほどのことでもないかな」

などと気付く土壌を作ってあげることができたら、素晴らしいと思います。

その上で、感情を選び替えるか選び替えないかは本人が決めること。
熱心すぎる働きかけは強制と同義ですから、注意してくださいね。


加えて、大人の皆さまにお伝えしたいことが2点あります。

ひとつは、(行動と同じく)何度も同じ感情を選んでいると“習慣”になってしまい、
自分で『選んでいる』ことを忘れやすいということ。

もうひとつは、自分自身の感情を選ぶ自由があると同時に、
選んだ感情に対する責任も自分自身にあるということ。

例えば、子どもが何かして怒りを感じたのであれば、その“怒り”は自分が選んだもの。
怒りの感情についての責任は自分にあります。

つまり、「怒らせるようなことをした子どもが悪い」のではなく、

「子どもの行為は子どものもの。それに対して怒っているのは自分の問題」ということ。

そう、「『怒る』以外の反応を選んだって良いんだ!」と気付くかどうかも、
自分自身で決められる・決めていることなのです。


ここでは怒りを感じているケースを例に挙げていますが、決して“怒り”という
感情が絶対的に悪いものだと言いたいわけではありません。

ただ、「怒りの原因は100%子どもにある」という誤解と、その誤解をもとに
子どもを責める行為だけはなくなって欲しい。

怒っても良いので、子どもには当たらず、
「まあ必ずしも怒らんでも良いのかもしれないけど、今のところ自分は
 こういうことをされると腹が立つんだなぁ」
と、ひとり静かに怒りを味わうくらいにできれば。と思うのです。


今週はちょっと分かりにくい・共感しにくいテーマだったかも知れません。
ですが、こういう話題だからこそ、いつも以上に皆さんからコメント・メールを
いただけたらうれしいです!


エントロピー増大の法則

エントロピーって、ご存知でしょうか。

「物質系の、無秩序の度合いを表す物理量」のことで、
「無秩序に向かうほど値は高くなる」そうです。
(私自身は物理の専門家でもなんでもないので、あくまでも通俗的な話として
 聞いてくださいね)

物質や熱が1か所にに集まっているのが、エントロピーの低い状態。
均一に混ざっていて全体に散らばっているのが、高い状態。

で、エントロピー増大の法則とは、
「常にエントロピーが大きくなる方向に(つまり秩序→無秩序の方向に)進む」
という法則です。

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たとえば、コップの水に醤油をたらして放っておくと、すぐに醤油が広がって、
全体が「うすーい醤油液」になります。

たらした直後は醤油成分は水面近くに集まっていた(=エントロピーが低かった)けれど、
自然と全体に散っていく(エントロピーが高くなる)というわけです。

その反対の、エントロピーが低くなる方向(コップの隅に醤油成分が再び集まってくる)
には進みません。

さて、子どもは、大人よりもずっと自然に近いイキモノ。
子どもにも、この法則がばっちり当てはまります。

―オモチャBOXにまとめて入れておいたモノを、スキあらば散らかす。
―そして、自分から片付けることはない。


法則が「当てはまる」と言うより、「法則の体現者」と呼びたいくらいです。

この話、子どもが散らかすことを「エントロピー」と呼んでいるだけと言えば、その通り。

ですが、皆さんにも「片付けた直後に散らかされて、ムッとした」あるいは
「出かけようとした瞬間にカゴをひっくり返されて、カッとなった」といった
経験があるのでは。

そんな場面で、コップの中で拡散していく醤油を思い浮かべながら
「ああ、エントロピーが増大しとるなぁ」と考えることで、
無駄な怒り・ストレスを作らずにやり過ごす――今はバカらしい話に聞こえても、
いざその瞬間に実践できたら、だいぶ気分が違うことも事実ですよ。


どう考えたところで片付ける手間が減るわけではありませんが、精神的な負荷は、
意外なほど軽くなります。せっかくなので、使わない手はありません。


余談ですが、子どもがやたらと散らかすのは、一面では動物としての
本能によるのではと私は思っています。

スッキリとした見通しの良い空間(=片付いた部屋)よりも、
大小の植物などが散在している場所(=散らかった部屋)の方が、
捕食者から身を隠して生存するためには有利。

そういうゴチャゴチャした場所を好む性質が、もともと備わっているのでは
と思うのです。

エントロピーや動物の本能まで持ち出さないにしても、子どもが散らかすことに対して
「子どもなんだから、それが普通だ」くらいに肩の力を抜いて、
穏やかな毎日を過ごしていただければうれしいです!


◆アンケート!◆
何歳くらいから「自分で使ったものは、自分で片付ける」習慣を教えるのが良いと思いますか?
→ぜひコメントをお寄せください!
(管理者だけが読めるコメント投稿方法もあります)


「正解」は…

子育てにおいて、「これが正解!」というようなものは、
ほとんどありません。

強いて正しいと言えそうなものを挙げれば、

―子どもを信じてよい、ということ。

―子どもの考え方・ふるまい方は、親が望み通りに変えられるものではないし、
 変えようとすべきでもない。望む方向に変えられるもの・変えるべきものは、
 親自身の考え方とふるまい方である、ということ。


くらいかも知れません。

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そう言いつつも、このメルマガでは具体的な“子どもへの接し方”について
お伝えしていますよね。
それらは、私が「今の時代の子どもを取り巻く環境を考えて、最善であろう」
と考えたこと。

ただ、ひとくちに“子どもを取り巻く環境”と言っても、大まかな傾向はあれど
子どもひとりひとり異なっていることは言うまでもありません。

全ての大人が、自分の身近な子どもたちについてどう接するのが良いか考えて
あげる
ことができている状態が、本来の理想形です。


以前、読者の方からこのようなコメントをいただいたことがありました。

「メルマガを読んで、妻と『こういうやり方、どう思う?
 君だったらこうする?』などとよく話をします」

これはまさに『自分たちの子どもにとってどう接するのが良いかを考える』
を実践している好例です。
(こうした姿勢を持たれていることに尊敬の念を感じたことを鮮明に覚えています)

安易に“正解”を求めそれに盲従するのとは対極にあるこの方から、
2つの大切なことを教わることができます。

(1)無意識に過ごしてしまっている状態から、どうありたいかを考えて
   ふるまう過ごし方へ変わっていくこと。

(2)場面ごとにどうふるまうかの方法を、自分自身の考える
   “望ましい形”に近づけていくこと。


このメルマガでは、上記の2点に合わせて

(1)無意識でいるところから、考え始めるきっかけを提供する

(2)具体的な行動を考えている方のために、「子どもはこう感じやすいもの」
   といった情報提供と、「こんな考え方もある」「こんなやり方もある」と
   いった可能性を広げる提案をする


との役割を担うことを目指しています。


あと1つ、子どもと接する上での考え方・ふるまい方を決める時に気をつけて
いただきたいことがあります。

不思議なもので、どのような“決定”であっても、それが正論・正解に
聞こえるような理由は、必ず付けることができるものです。

例えば、着替えに苦労する子どもに対して、

(a)手伝わない
   ←ズボンが上手く履けないことも大切な体験。余計な手出しはせず、
    見守ることが正しい。

(b)手伝う
   ←このままだと、どんどん時間がなくなって親子共に慌しくなって
    しまう。余裕を失うと子どもが自分でできることまで親が手出し
    することになってしまうから、ズボンは手伝うことが正しい。
    同時に、困っている人を見たら手助けするという行動も見せて
    あげられることになる。

…どちらも正解っぽい、というより、どちらも正解になりうる話ですよね。

ですから、自身の考え・行動を決める時には「○○だから、××で良い/合っている」
との思考パターンに陥らないように気をつけてください。

全く正反対の結論についても同様にまっとうな理由がつけられることに気付いた時、
あなたの決定は非常にもろく、ぐらつきやすいものになってしまいます。


いつでも、
「私は△△が良いと考えたから、これを選んでいるんだ」
との“意思”を行動の根底に持っていたいものです。


繰り返しになりますが、世間一般の正解はありません。

あるのは、自分にとっての正解だけ。

『自分自身のありたい姿と、その選択肢が一致しているか』
との大切な視点を、常に持ち続けていたいですね。


「答えすぎ」に注意

「これ、なーに?」

「これ、どうやって使うの?」

「どこから開ければいいの~?」


子どもって、いっぱい質問してきますよね。

質問は、好奇心の表れ。
いろいろなものに興味を持って、いっぱい質問して、知識を吸収していくプロセスを、
子どもは日々歩んでいます。

そう思えばこそ、子どもの質問には丁寧に答えてあげたいと考えるのが親心ですよね。

時には、永遠に続くと思えるような質問の連続に耐えながら、子どもに答える
…なんてこともあるかも知れません。


しかしその一方で、質問に「答えすぎる」ことにもデメリットがあるので、
注意が必要です。

今日は「答えすぎる」ことの注意点についてお伝えします。


(1)早く答えすぎ

疑問・質問に限らず、子どもは思ったことを思った時にそのまま口に出す傾向があります。

「これ、なーに?」と言った時は、
「これ、なにかなぁ?」と思った時。

疑問を持ち、自分で考え始める瞬間でもあります。

この時、大人は「これ、なーに?」を「教えて欲しい」と理解しがち。
(実際に疑問文を言われているので無理もありませんが…)

そしてすぐに返事をしてしまい、子どもが自分で考えることを妨げてしまう
ということが、頻繁に起こっています。

もしかしたら、子どもは自分で答えを見つけられたかも知れません。

早すぎる回答は、その体験まで奪ってしまう恐れもあるので、注意が必要です。

子どもが疑問文を口にした時も、ひとまずは疑問を持ったということを
受け止めてあげるだけで良いケースがほとんどです。

「これ、なーに?」
「これかぁ。なんだろうね。」

「パパ、知ってる?」
「うん、知ってるよ。」

「なーに?」
「これはね、修正テープっていうんだ。ペンで字を書いていて間違えちゃった時に、
 これで白く塗って、その上に書き直せるようにする道具なんだよ」

答えを言うのは、子どもが再び尋ねてきた時でも遅くはありません。


(2)多く答えすぎ

受けた質問に対して、質問されていないことまで答えてしまうことも、
要注意です。

何かひとつわかることが、次に新たな疑問や興味を持つきっかけになり、
次々に知識を吸収していくという力が、本来子どもには備わっています。

親切心とは言え、子どもが次に持つであろう疑問にまで先に答えを与えてしまうのは、
やはり望ましくありません。

できることなら、子どもには好奇心・興味・疑問・理解・吸収の体験を充分に
持たせてあげたいものです。


こうした「答えすぎ」を日常的に繰り返してしまうと、子どもは自分で考える
機会を失い続け、自分で考える習慣を奪ってしまう恐れがあります。

ただし、念のため付け加えると「答えすぎない」は「相手にしない」では
ありません。

疑問を持った子どもに対しては、
・疑問を持ったことを受け止めてあげて、
・一緒に考えてあげて、
・それでも尋ねてきたら、尋ねられたことだけにシンプルに答える。
と対応してあげることができれば、理想的ですね。

もちろん子どもの質問は毎日のことなので、全てに理想の対応などできなくて
当然です。
頭の片隅に留めておいて、余裕のある時だけでもじっくり応じてあげていただければ、
私もうれしいです。


筆談のススメ

「あれほど丁寧に説明したのに、まだ分かっていない!」

ゆっくり、丁寧に、順を追って、子どもにわかりやすい言葉で、しっかり説明した。
子ども「うん、わかった」と答えた。
なのに、いざフタを開けてみたら子どもはちっとも分かっていない行動をしている。


「何度も同じことを言わないと、朝の準備が進まない…」

着替え、朝食、歯みがき、カバンと上着。さっき言ったばかりなのに、
ひとつ片付けたら次の用事を忘れてる。
出発までにあと何回「歯、磨きなさい」と言えばいいのだろうか。



落ち着いて考えれば、子どもなんだからそれで当然と思えなくもありません。
ですが、いざその現場にいると、ついイラだったり、がっかりしてしまったり
してしまうものですよね。

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そんな時にお勧めしたいのが、紙と鉛筆によるコミュニケーションです。
伝えたいことを絵に描いて見せてあげることで、格段に伝わりやすくできるのです。

絵の方が口頭の伝達よりも伝わりやすい理由のひとつは、単純に
「絵を目で見るほうが、言葉を耳で聞くよりも分かりやすい」ということ。

「パッと見てわかる」が伝わりやすいということは大人にも言えることですが、
コトバ機能発達中の子どもには、よりその違いが顕著です。

もうひとつの理由が、情報が流れずに残ること。

口頭で聞いたことは、自分の記憶に留めておく必要があります。
ですが、ひとつひとつの行動・体験に100%没頭しがちな子どもにとっては、
なかなか難しいもの。

紙に描いた絵が残っていれば、いつでも何度でも振り返ることができて、
大いに助かります。

ただし、慣れないうちは、情報が絵に描いてあることさえ子どもは忘れて
しまいます(笑)

そんな時は、大人が見本となってあげましょう。
どうするかは、紙を覗き込みながら「えーと、あっそうそう、××だったな」と
独り言を言えばOK。そんな親の姿を見せれば、子どもに思い出させてあげられます。


絵を描く手間・時間はかかりますが、何度も同じことを言う手間・時間・ストレスに
比べれば、たいぶラクになるはずです。


具体的な活用場面としては、こんな具合です。

■保育園に持っていく着替えを用意させる
…半袖Tシャツ、長袖シャツ、ズボン、靴下などの絵を描いてリスト代わりに。
 「ここに描いてある物をタンスから出して、園バッグに入れてね!」

■お出かけの荷物リスト
…お弁当、水筒、レジャーシート、着替え一式、砂場道具セット、ボール、
 フリスビーなど。子どもが用意できるものを色で分けたり、印をつけたり
 して区別できるように。
 「青で描いてある物を揃えて!」
 「ハート印の付いている物はリエちゃんが準備するんだよ」


■やるべきこと
…パン、歯ブラシ、園バッグ、上着・帽子、靴を描いて、出発までに済ませる
 べきことリスト代わりに。
 済んだものにシールを貼るなどすると、さらに張り切るかも知れませんね。
 (我が家では鉛筆でぐしゃぐしゃ塗りつぶすだけですが)

■選択肢の提示
…単に「リンゴorみかん」くらいなら口頭でも大丈夫ですが、片側の選択肢に
 2つ以上の要素が入ってくると、子どもには認識しにくくなってきます。
 「靴を買いに行って、温泉に寄って帰ってくるか、
  それともなっちゃんと公園で遊んで、お家のお風呂にするか、どっちがいい?」

 と聞くのであれば、紙2枚と鉛筆も用意しましょう。

 片方には、靴の絵と温泉の絵。
 もう片方には、公園で遊ぶ子ども2人の絵と、家のお風呂の絵。

 「今日このあと、どっちの過ごし方になったらリエはうれしいかな?」


なお、この方法を使うにあたって、絵は上手である必要はありません

例えば、温泉と家のお風呂の違いなら、大きい四角に子どもの絵=温泉、
小さい四角に子どもの絵=家の風呂、くらいで充分です。

この『絵に描く』伝達法は、お絵描きが好きな子には特に絶大な効果を
発揮しますよ。

また、応用編として、ひらがなを覚えて興味を持っている子に
『オールひらがなのメモ』を活用するなどもできそうですね。

ぜひ、お試しください!


プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

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