子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


社会見学

今週のテーマは、社会見学。

今どきの子どもたちの世界は狭く、特定の範囲に限定されがちです。

─いつもの幼稚園・保育園

─いつもの遊び場

─いつものお友だち

─いつもの・・・




そのこと自体は、安全面の配慮などから考えて仕方のないことでもあります。

ただ、子どもはいつか自分で世の中に出て行くものです。

安全な世界の中で子どもを守ることも大切ですが、守ることだけでなく、
子ども自身が自ら世の中で生きる力・自らの身を守る能力などを身につける
機会を提供することも、重要な親の役目。

大人の目を離れて子どもたちだけで遊ぶ機会が少ない現代だからこそ、
普段見ることのない世界や知らない大人たちに触れる機会を敢えて作ってあげる、
というのも良いのではと思うのです。

子どもの年齢・成長ペースに合わせて、まずは手始めに、次の3つあたりから
取り組んでみてはいかがでしょうか。


(1)銭湯

スーパー銭湯のような所も良いですが、昔ながらの町の銭湯も「普段と違う世界・大人と接する」
うえでは、なかなかお奨めできる場所です。

子どもたちは銭湯で、シミだらけ・シワだらけのお年寄りや、手術痕・傷痕など、
様々な身体を見ることもあるでしょう。
そういった経験が「大切だ」とは言いませんが、全く見たことが無いという不自然な状態よりは、
健全な気がします。

また、熱すぎてお湯に入れないで困っている傍らで、平然と高温のお湯に入って行く人を
見て驚くのも、それはそれで面白い体験です。


(2)飲み屋

近頃は昔に比べて、子連れで居酒屋などに入る方も多くなっているようですね。
お店の方でも、子連れでも気兼ねなく過ごせるように工夫してくれている所が増えてきました。

お酒を飲むお店に子どもを連れて行くことの意義(と言うと大げさすぎる気がしますが)は、
大人たちの普段と異なる一面を見られること。

いつもとはちょっと違った雰囲気で、大きな声で楽しそうにおしゃべりする大人たち。
時には、泣き上戸・怒り上戸の人を目撃したり。

ちょっと飛躍があるかも知れませんが、
「自分の感情に正直に、自由にふるまっても良いんだ」
と感じられる要素が、そこにはあるかも知れません。

いつも“ちゃんと”しようとがんばりすぎる子などは、一度連れて行ってあげてみたいですね。

また、普段の食事とは違う料理が食べられることも、子どもによっては大きな楽しみです。
私自身、父にくっついて近所の焼き鳥屋さんに行って手羽先を食べるのが、
ものすごくうれしかった記憶があります(笑)


ただし、子どもを飲み屋さんに連れて行く時には次の2点は必ず注意してください。

ひとつは、子どもの生活のリズムを崩しすぎないこと。
あんまり頻繁に連れて行ったり、夜遅くまで付き合わせるのはNGです。

もうひとつは、タバコの煙
大人は「居酒屋なんだからこんなものだ」と思えても、子どもの体にはしっかり影響します。
早めの空いている時間帯に行くとか、煙が流れてこない席を選ぶとか、
可能なら近くの席のお客さんに声をかけて喫煙を控えてもらうとかの配慮をお忘れなく。
いずれも不可能なら諦めて帰る決断も必要です。


(3)仕事

親の仕事に同行するのは、何よりの社会見学です。

仕事内容や勤め先によっては難しいケースも多いとは思いますが、
それとて工夫次第で何とかなる可能性があります。
(オフィスワークで普段の子連れ出勤が無理なら、たまった事務を片付けるための
 休日出勤の時に連れて行く、など。)

私自身、会社勤めの時にも子どもを連れて行ったことがあります。
(いずれもイベントの準備やたまった伝票の整理などの休日出勤でした)

自営業になってからは、協力会社さんとの打ち合わせにも同行したことがありますし、
融資を受けている銀行にも連れて行ったことがあります。
子どもは子どもなりに緊張して気を遣っているのか、ちょっと離れたところで
(時折こちらを覗き見ながら)持ってきた塗り絵をしたり、静かに待ってくれていました。

親が働く姿を見せることは、きっと意義のあることと思います。

オフィスで働く人の比率が高くなって以来、子どもが「働く」ということを具体的に
想像しにくくなっているという話は、皆さんも耳にしたことがあるのでは。

PCに向かい、手足を動かし、人と会って話をしながら仕事を進める様子を見て、
社内の仲間や社外の協力者たちと、力を合わせて仕事に取り組んでいることを感じるのは、
子どもにとって貴重な体験になるはずです。


(4)その他

もっと身近な所で「よのなか」を感じられる場面もあります。

例えば、交番に落し物を届けに行く時。歩きながら、遺失物取り扱いの仕組みを
説明してあげましょう。

「落し物を拾ったら、交番のお巡りさんの所へ持って行くと良いんだ。
 お巡りさんたちは、大きな“落し物預り所”を持っていて、届けてもらった物は
 そこに集めておくんだよ。
 逆に、大切なものを落としてしまった人は、交番に電話するんだ。
 『落し物預り所に、私のカバンは届いていませんか。赤くて、プーさんが描いてあるやつです』
 って言うと、探してくれるんだよ。で、見つかったら返してもらえるんだ!」


選挙に行く時もちょうど良い機会の1つです。

「この町に住んでいる人は、みんな稼いだお金のうち幾らかを市役所に預けているんだ。
 そのお金で図書館の本を買ったり、幼稚園の修理をしたり、公園にブランコを
 置いたりしてるんだよ。
 “みんなから預かったお金で、次に何をしたら一番良いかを考える係”を、
 誰にやってもらいたいか、決めているんだ」



これらの“社会見学”が、どれほど「子ども自身が自ら世の中で生きる力」や
「自らの身を守る能力」などにつながるかをハッキリと示すことはできません。

ですが、少なくとも「世の中のいろいろな事象に触れること」「知らない場所・人を
観察すること」に対する抵抗感は薄まり、適応力が身に付くことは確実なはず。

無理のない範囲で、子どもの“世界”を拡げてあげていただけたら、うれしいです!


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
皆さまのお陰で、ブログランキング首位獲得!
首位維持のためにも、クリックお願いします~♪




FC2ノウハウ

スポンサーサイト

ランキング首位獲得!

皆様のクリックのお陰で、ブログランキングでトップになりました!!

メルマガで『1位も取りたい!』と書いてから1日も経たないうちの首位獲得。
読者の皆さまのご支援の大きさに、感激しております

これからも、お役に立つ情報の発信に努めますので、よろしくお願いいたします!


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
トップ維持のために、
本日もクリックご協力をお願いします~♪


仲裁・調停の前に

今日のお話しは、兄弟ゲンカ、親子ゲンカを仲裁したり、
おやつの取り合いなどの揉め事を調停したりする場面について。

そんな場面で大切なことは、双方(全員)の言い分をしっかり聞くこと、
和解案はフェアな内容にすること…などいろいろあります。

ですが、今日お伝えしたいのは、そういった「仲裁・調停作業」に入るに必要な、
大事なプロセスについてです。

先に要点を言ってしまうと、「まずは“話し合い”ができる状態にすること」です。


相手はケンカや揉め事の真っ最中にいることを思い出してください。

自分の言いたいことは一切聞いてもらえず完全に否定されている状態かも知れません。

自分の求める物については全然考慮してもらえず、譲歩だけを迫られている状態かも知れません。

そんな状態の時に、第三者が解決策や和解案を出してみたところで、
落ち着いて吟味して受け入れるなど、ほぼ不可能だということは、
想像がつくと思います。

まずは、冷静になってもらわないといけません。



そんな時に効果的なのは、

「あなたの主張・要求を否定しないよ」

とのメッセージだけに絞って、繰り返し声を掛けてあげること。

「コウジは悪くない。」
「コウジの言っていることは間違っていない。」
「コウジの考えていることは、ちっともおかしくない。」
「コウジが××を欲しいと思うのは、自然なことだ。」
「コウジがそう言うのも当然だ。」


これくらい短く簡潔で明快に言い切った言葉を、繰り返し投げかけてあげましょう。
徐々に落ち着いて行く様子は、見ていればわかると思います。

そのうえで、
「みんなの考えを聞いて、どうすればみんなが納得できるか、一緒に考えてあげるよ」
と話しかければ、その後はだいぶスムースに進みやすくなるはず。


まずは落ち着く→自分の言い分を話す→他人の言い分も理解する→落としどころを考える
との順番で進めるよう手伝ってあげれば、ケンカの収束・揉め事の解決はぐっと容易になりますし、
解決後もズルズルと不満を引きずりにくくなります。


全てのケンカに仲裁に入る必要は全くありませんが、同じようなケンカを毎日繰り返すのも、
なんだかもったいないですよね。

また、仲裁に入ってあげることで、自分たちだけで対処できるようになってくるという効果も、
徐々に出てきます。時々は、手助けに入ってあげるのはアリだと思いますよ。

みんなが機嫌良く一緒に過ごす時間を取り戻して、楽しい日々を過ごせるよう、祈っております!


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします~♪




FC2ノウハウ


ブログランキング!

先週1/21のメルマガ発行時に
「ランキング1位も取ってみたい!」
と書いところ、さっそく1位タイになりました!!
(ポイント同点で、表示は2位)

ご支援、ありがとうございます!!!

読者の皆様の後押し、本当に強力で嬉しかったです。
あとちょっと(十数人くらいでしょうか?)の力が加われば、1位になれそうです♪

1位になったからと言って、何かあるわけではありませんが、
やっぱりすごく嬉しいと思います

ぜひ、下のバナーをクリックいただき、ランキングUPにご協力お願いします~!
にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ


遊びを見守る“覚悟”

子どもが「自由に遊ぶ」時、大抵は大人の想像を超えて色々なことをするものです。
子どもと1日一緒に過ごした経験がある方なら、よくご存知ですよね。


そしてその「自由で」「色々な」遊び方は、往々にして大人にとって困ること・
不都合なこと・文句を言ったり口を挿みたくなったりすること
を、いっぱい含んでいます。

―壊しそうだったり、

―ケガしそうだったり、

―汚れそうだったり、

―うるさかったり、

―間違っていたり、下手だったり。



それらにいちいち口を挿み手を出していては、子どもは満足に遊べなくなってしまいますし、
大人の方も気が休まる間がなく大変です。

いつ手出し・口出しをすべきか、どのように介入するのが良いか、などの“大人の心得
(と、覚悟しておくべきこと)について、今日はお話しします。


(1)壊しそう

遊びの中で何かを壊しそうになった時の対応ですが、原則は「放っておく」です。

大切なオモチャが壊れてしまわないよう声を掛けてあげたくなるのは、優しい親心。

ですが、
「どんな時にモノは壊れ、壊れた時はどう困り、
どうすれば壊れずに済むか」を経験から学ぶ
場面を邪魔せずに見守ることは、
子どもの成長への理解を伴う“より大きな親心”と言えます。

壊れて本当に困る物は、子どもの遊び活動で手の届く所に置かないことが、
唯一かつ最善の処置です。
(子どもが手にしてから取り上げるのは、せっかく芽生えた好奇心を
 摘んでしまうことにもなり、惜しいです)

逆に言えば、子どもが遊びで触れる物は、すべて壊れる可能性がある、ということ。
この点、しっかり覚悟しておきましょうね。


(2)ケガしそう

この場合も、原則は「放っておく」です。

理屈は一緒。

ケガしないように先回りして制止することより、

「どんな時にケガをして、ケガした時はどう困り、どうすればケガをせずに済むか」
を経験から学ぶ
ことを大切にしてあげたいから。

例外として、大きなケガだけは防ぐために、次の2つに限り介入しても良いでしょう。

□遊びが激しくなってきたら、「大きなケガをすることが心配になってきた」と伝える。

□本当に危険な時に、すばやく・鋭く制止する。



(3)汚れそう

この場合も同じく、「放っておく」べきところと言えます。

そして残念なことに、子どもは何度汚す経験をしても、ほとんどの子は
「汚さないようにすること」は学びません。

なぜなら、子どもの年代では、汚れを『困る』という感覚が自然には発生しないから。

屋内であれば床・壁や家具が汚れることについて「パパは困っちゃうなぁ」
と言っても良いでしょう。

ですが、子どもの服や体については、ひたすら汚れることを覚悟するのみ、です。
間違っても、「服が汚れるとパパは困る」などのプレッシャーをかけないように
してくださいね。
→参考:どろんこ~服を汚すことについて


服の汚れを防ぐことは、遊びに集中する子どもには不可能です。
「汚さないで」は「遊ぶな」に等しいと知りましょう。

いっそのこと汚れを逆手にとって、一緒に楽しみながら洗濯したり入浴したりなど
“1粒で2度おいしい”にするくらいの意識でいられたら理想的です。


(4)うるさい

うるさくて困っているなら、放置はできませんよね。

この場合の基本的対処法は、「うるさくしても大丈夫な場所へ連れて行く」です。

うるさく騒ぐことは、活力・元気の証です。
「静かになる」ことを願うのは、「子どもが元気に活発に育ってほしい」と願うことと
相容れないこと
だと理解してあげてください。

事情があってどうしても家の中で遊ぶことになり、しかもうるさくしては困る
という時に限り、静かにしてもらうよう伝えることは悪いことではありません。

ただし、その場合も言い方には気をつけてあげたいところです。

「静かにしなさい」ではなく、

「今日は事情があって、パパはお家にいなきゃいけないんだ。
 だからコースケもお家で遊んでいてね。
 ただ、今は赤ちゃんが寝ているだろう?大きな声を出したり、
 大きな音を立てたりすると赤ちゃんがゆっくり寝られなくてかわいそうだ。
 今日だけはコースケが静かに遊んでいてくれたら、赤ちゃんもゆっくり休めるし、
 パパも心配しなくて済むし、本当に助かるよ!」


と丁寧に伝えてあげてくださいね。

普段たっぷり「うるさく」遊べる経験をしている子であれば、きっと応じてくれますよ。


(5)やり方がヘン・ヘタ

明らかに間違ったやり方・おかしな方法・要領の悪い手つきで遊ぶ姿も、
頻繁に目にすることでしょう。
電車のレールの上に家を走らせようとしてみたり、お人形にカバンを
着させようと奮闘してみたり。

こういった場面でも、原則は「放っておく」です。

これじゃおかしい、うまく行かない、面白くない、などに自分で気付くチャンスを
先回りして奪っては、子どもがかわいそうです。

それに、「やり方がおかしい」「うまく行っていない」「あれじゃ面白くない」と
思うのは大人の側の固定観念から来る思い込みでしかなく、実は子どもはすこぶる楽
しく過ごしているかも知れないですし。

さらに言えば、
「決められた遊び方で楽しむ(≒決められたルールの枠内で最大のパフォーマンスを上げる)」
というスキルを身につける機会は、今後、学校・社会などでいっぱいあるはず。

せっかく自由に遊んでいられるこの時期くらいは、
「何もないところから遊び方を作る」
「決まった遊び方を外れて、新たな楽しみ方を見つける」

などの経験を存分に積ませてあげたいと、私は考えています。


子どもがのびのびと遊んでいる時に、ふと口を挟みたくなった瞬間に、
今日の話を思い出していただけたら嬉しいです。


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします~♪




FC2ノウハウ


歯車が狂い始めるとき

―子どもを大切に思っているのに、何かの拍子にガミガミ言い始めてしまうと、
 『おまえはどれだけダメな子か』みたいな内容で熱弁をふるってしまっている…

―はじめは特に感じていなかったのに、説教しているうちに子どもが
 すごく嫌な子のように思えてしまう…


にわかには信じにくいかも知れませんが、こういう事態は少なからず発生しています。
そして恐らく、私たちの中にも、この事態を引き起こしてしまう可能性があることは
知っておいた方が良いでしょう。


さて、『大切に思っている』はずなのに『ダメな子だと熱弁』という矛盾した
行動を取ってしまったのは、いつ・どこで歯車が狂い始めたのでしょうか。

なるべく早めに気がついて芽を摘みたいですし、できることなら
“最初の1歩”を踏み出す前に思いとどまれれば、なお良いですよね。


歯車が狂い始めるきっかけとしていちばん危険なのは、
「自分についての思い・考え(自己イメージ)」や「自分が正しい・望ましいと思うあり方」と、
「現実のできごと」との間にズレが生じてしまった時
です。


例えば、
「子どもには寛容でありたい」「自分は心の広い寛容な親だ」
との思いを持つ一方で、

現実には
「細かいことに腹が立ってしまっている」
というズレが生じた時。


あるいは、
「家事もしっかり分担すべき」「自分は家事もできている」
との思いをもっているところに、

家事の不備や非協力的な態度
を指摘されてしまった時。


こうした“ズレ”への対処法として、いちばんシンプルなのは『素直に認める』という方法。

「自分は細かいことも気になって、イチイチ腹を立ててしまうんだなぁ。
 思っていたほど心が広いわけじゃなかったかも」

「家事もちゃんとやっていると言いながら、実際には面倒でサボってしまっていたなぁ」



しかしながら、普通の人間であれば、
「自分が間違っていた」「自分はできていない」
とは、まあ認めにくいものです。

そして、素直に認めないことを決めたその瞬間に、歯車は狂い始めます


認めないとなると、“不都合な現実”に対して言い訳をする必要が出てきます。

そして言い訳は往々にして「人のせい」というストーリーが選ばれるのです。


「もう何回も注意しているのに、同じことをまだ繰り返しているじゃないか」

これはつまり、
「自分は本来、充分に寛容だ。そんな私を怒らせるほど、この子のやっている事がひどい」
という意味。


「1日中子どもの面倒を見ていたのに、そのことは当たり前に思って洗い物が
 残っていることばかり言うなんて、ひどいなぁ」


これはつまり、
「自分は子守りという役割をきちんと果たした。悪いのは、狭量な妻の方」
という意味。


場合によっては、言い訳は「状況・環境のせい」という形を取ることもあります。
また、言い訳を作り出すのが難しい時は、話題をスリ替えたりその話を無視したりして、
触れないようにするという反応になる時もあります。

ですが、ほとんどの場合は、「人のせい―誰かを悪く言う」方向に行ってしまうのです。
その人のことを本当は悪く思っていなくても。


さらに困ったことが2つ。


ひとつは、“ズレ”が再生産されてしまうこと。

一度子どものせい・人のせいにしてしまうと、
「自分は問題を起こした時にすぐ人のせいにして逃げるような人間じゃない」
「安易に人のせいにはせず、建設的に向き合うべき」

という思いとの間に、またズレが発生してしまいます。

そうしてまたもや言い訳が必要になり、誰かを悪く言ってしまう・・・との
悪循環に入ってしまいがち。


もうひとつは、悪く言われた相手方にも同じ問題が起きてしまうこと。

「自分はそんなに悪い子じゃない」
との思いと、

「どんなに悪い子か」について熱弁をふるう親の言葉
の間に大きなズレが生じ、

言い訳―たぶん「パパはうるさすぎる」―が作られてしまう。

そして、それを受けた親がさらに
「うるさすぎるんじゃない、おまえが悪いんだ」との悪循環へ…



こうした悪循環は、加速してから断ち切るのはきわめて難しい…と言うより、
事実上不可能です。

ですからやはり、“最初の1歩”を食い止めることが非常に大切。

―高い自己イメージは持ちすぎない、理想を求めすぎない。

―デキが悪くても、そんなものさと気楽に流す。

―カチンと来たら、「もしかしたら知らないうちに高い自己イメージ・理想に
 囚われていたかも」と気付くチャンスに変えてしまう。


言うは易し、行うは難しですが、ここで変えなければ行き先は『悪循環コース』。
少しずつでも変えていけたらいいですね。

今日はだいぶ堅い話になってしまいましたが、ちょっと心に留めておいて
いただけたらうれしいです。


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします!




FC2ノウハウ


いつも・何度も・何回も

「いつも言っているでしょ」
何度も言っているのに、また同じ間違いをする。

「何度言ったらわかるんだい」
毎日言っていることなのに、今日も言われるまでやらない・気がつかない。

「何回も言わせないでくれよ」

昨日も一昨日も答えたことを、また今日も訊いてくる。

何回も同じことを言わなければならない状況が繰り返されると、
さすがにイラだったり疲れたりしてしまうこともあると思います。

今日は、この問題を切り口に子どもの性質を説明しつつ、
適切な対応方法をお伝えします。



まず第一に大切なポイントは、大人と子どもでは感じ方がかなり異なるということ。

大人が“いつも”、“何度も”と感じている場面であっても、
子どもには「何回も言われている」「昨日と同じことを今日も」という感覚が、
実はほとんどありません。

言い換えれば、子どもは“積み重ねられた時間”という感覚をあまり持っていないということ。
「いつも」「何度も」との認識のない子どもに向かって、「いつも」「何度も」と強調してみても、
効果的なコミュニケーションにはなりません。


それでは、そんな子どもに対してどのような言い方・伝え方が効果的でしょうか。

最初に考えたいのが、その口出しが本当に必要なのか再考してみたい、ということ。

特に“指示出し”“間違いの指摘”の内容についてはよく考えてみていただきたいです。

―もしかしたら、口を挟むことで子どもの貴重な経験(失敗体験も含む!)を
 奪っていないだろうか。

―先回りして正解を言われてしまうより、子どもなりに自分で試行錯誤して
 見つけたいのではないか。


など自問して「やはり言うべき」と自信を持てなかったのであれば、
言わない方が良い場合がほとんどのはず。


“指示出し”の内容の場合は、言い方も再検討しましょう。
具体的には、命令形をやめて、事実伝達形もしくは感情伝達形にすること。

「歯みがきしなさい」
から、

「まだ歯みがきはしていなかったかな」
「あと歯みがきだけ済ませれば出発できるな、うーん楽しみ~」

にしてみましょう。

こうすることで子どもが歯みがきをちゃんとする率が高まる効果もありますし、
長い目で見ても望ましいコミュニケーション方法と言えそうです。

命令形→「できていない」ことを指摘される経験の繰り返し。
 事実伝達形・感情伝達形→「ヒントを聞いて自分で気がついて、自分で適切な行動が取れた」
 体験の積み重ね。



最後に気をつけるのが、口調・トーン。
ここは(指示出しだけでなく)すべての場合に共通する、大切なポイントです。

「何回目であったとしても、初回と同じ気持ち&口調・トーンで話す」ことを忘れないでください。

「いつも」「何度も」と感じていない子どもの感覚に合わせて、
「いつも」「何度も」と思わないで話す、ということ。

ただし、台詞だけうまく構成しても、その奥に苛立ちがこもっていたら、
子どもは言葉の意味と同時に苛立ちも感じ取ってしまい、混乱するばかり。

「子どもというのは、こんなものだ」との納得感(≒良い意味の諦め)をもって
接してあげたいところです。


毎朝忙しい中で歯みがきを促す面倒臭さも、自分には興味のない質問に答え続ける
億劫さも、
「これらはすべて『子どもはいつでも目の前の一瞬を集中して生きている』からこそだ!」
と思えば、だいぶ和らぐのではないでしょうか。


「良い意味の諦め」とは書きましたが、よく考えてみれば子どもはその性質ゆえに、

―同じ遊びを何度しても楽しい

―ひとつの思い出話を、何回聞いてもうれしい

―毎晩同じ1冊の本を読んでもらって気持ちが落ち着く


という素晴らしさが得られているわけです。

もしかしたら、むしろ大人のほうが見習いたい、あるいはその感覚を思い出したいこと
なのかも知れませんね。


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします~♪




FC2ノウハウ


どろんこ~服を汚すことについて

子どもは、よく服を汚します
食事をこぼすのは毎日のこと。それに加えて、外遊び水遊び泥遊び絵の具クレヨンサインペン

親としては、正直がっくりきてしまうことも多いと思います。

普段洗濯を担当している方であれば、洗濯機に放り込む前に手洗いしなきゃいけない
面倒が頭をよぎります。

あるいは
「買ったばかりなのに…」
「お気に入りだったのに…」
「○○の日に着る予定だったのに…」
などなど、
いろんな形でショックを受けてしまうこと、皆さんも1度や2度ではないと思います。

そして、落胆のあまり悲しんだり、怒ったり、子どもを叱ったりしてしまうことも、
あるのではないでしょうか。


一方で、当の子ども本人はと言うと、遊びの最中はその瞬間瞬間を
100%集中して遊びに打ち込んでいるもの。
100%集中してしまっているからこそ、服が汚れる可能性があることや、
実際に服が汚れていることに気がつかない
のです。


そして、服が汚れたことに気がついたとしても、子ども自身は残念には思いません。


ここが大切です。

子どもは、『服が汚れたことを、気にしていない』のです。

仮にその服が買ったばかりであっても、お気に入りだったとしても、
何かの日に着る予定だったとしても
、です。


子どもは、「服が汚れたこと」は気にしません

「服が汚れたことを気にする親の様子」を、気にするのです。


親が服の汚れを気にすることを繰り返すと、やがて子どもは、服が汚れること自体も
気にするようになってきます。

この変化を言い換えると、
「好奇心・活動意欲に対するブレーキが、子ども自身の中に生まれてくる」
とも言うこともできます。

さらに正確で厳しい言い方をすれば、
「好奇心・活動意欲に対するブレーキが、親によって子どもの中に植え付けられる」
という事態が惹き起こされることになるのです。


親の反応を見て子どもまで服の汚れを気にするようになることは、
見方を替えれば「自分の行動の結果が、誰にどんな影響を与えるかを考慮する姿勢・スキルを学ぶ」
と言うこともできるでしょう。

ですが、小学生までの子どもであれば、そのスキルを身につけさせようと考えるのは時期尚早。
むしろ、遊ぶ時くらいはせいせいと楽しませてあげたい(そして、夢中になって遊ぶ中でこそ
学べることもいっぱいある)と、私は考えています。

----

この問題に関連して、私が気懸かりに思っていることがもうひとつあります。

それは、保育士さんなどが、服が汚れないように気を配って子どもの遊び・活動を
制止してしまうこと。

保育士さんたちが子どもを制止するのは、子どもを預ける
親の側に「汚さないで欲しい」という要望や、汚すことへの苦情があるから

その一方で、親は「のびのびと育って欲しい」とか「もっと外遊びを」などを
望んだりしています。

『のびのび・元気・外遊び』でも『汚さないで』では、アクセルとブレーキを
一緒に踏んでいる
ようなもの。矛盾した要望に応えようとすればするほど、
保育士さんたちは摩耗してしまいます。

子どもの育ちに立ち会う・寄り添うという大切な役目を担ってくれているのだから、
本来の仕事がしやすくなるような関わり方をしたいものです。

私事になりますが、我が家の子どもたちが通う保育所は、その点で本当に恵まれた場所です。
(そういう保育所をわざわざ探して選びました)

迎えに行って、洗濯物の中に元の色が分からなくなった靴下・ズボンを見つけたことも、
何度もあります。

「私でさえ、ここまではやらせてあげられないな~。
 きっと途中で『それくらいにしといてくれ』と言ってしまうだろうなぁ」
と考えながら、我が子がこの保育所に出会えて良かったと感じています。

皆さんも、汚れた服は子どもが素敵な1日を過ごした証拠と捉えて、
寛容になってあげていただけたら嬉しいです。

さらに言えば、汚れた服を見て「きっと今日は楽しかったんだろうなぁ!」と喜んで
いただけたら、もっと嬉しいです!


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします~♪




FC2ノウハウ


スキンシップ

今日のテーマは、子どもとのスキンシップ。

子どもが小さいうちは、しょっちゅう抱っこしたり身の回りの世話をしたりで、
自然とスキンシップが取れるもの。

ですが、だんだん大きくなるにつれて、「いつでもスキンシップが取れている」とは
いかなくなってきます。着替えや入浴がひとりでできるようになるということもありますが、
それ以外にも、子どもの側に“照れくささ”が生じてくるという面もあります。

とは言っても、スキンシップの大切さは変わらないはず。
小さかった頃に比べて量は減ることはあっても、意識して子どもと触れ合いたいところです。


今日は、子どもが“照れ”を感じ始めるようになった時期(個人差がありますが、
おおむね5~6歳くらいでしょうか)以降に、どうやってスキンシップを取って
いくかについてお伝えします。


まず最初にお伝えしたいのは、照れくささを感じ始めている子どもに正面から
迫っていってしまうと、かえって頑なに拒否させる方向へ子どもを追い込んでしまうこと。

「こっちおいで、抱っこしてあげる」
「久しぶりにぎゅ~しよう」
「小さい頃はいつもやってたじゃない」


などと言うことで、子どもが不機嫌な顔つきになったり「いいよ」「やだ」となったり
してしまう恐れがあるのです。
しかもこの失敗は、積み重ねるほど子どもの照れを増幅してしまうので、気に留めておきたいところです。


子どもの照れくささをうまく回避してスキンシップを取るための、具体的な方法は大きく分けて3つあります。


(1)遊びの中で
多くの方が実践している方法ですね。
子どもを誘いやすく、楽しみながらスキンシップが取れますが、
子どもの遊びの好みが変わると、実践しにくくなる場合もあります。


(2)子どもの好きなことに乗せて
我が家の例を挙げると、
・サッカー好きの息子とは→いろいろなテクニックやフォームを文字通り手取り足取り教え合う。
・おしゃれ好きの娘とは→髪を乾かしてあげたり結んであげたり。
 (自分が髪をゴムでまとめたり三つ編みを作るなんて、10年前は想像もしていませんでした…)


例に挙げたスポーツや髪いじりの他にも、
・一緒に本を読む(本を読むときだけは照れずに親の膝に座る子もいます)
・木登り(目的あってのサポートだと、照れずに身体を預けられる傾向があります)

など、いくつでも接点は作れるものです。
接点を見つけるコツは、とにかく子どもの様子を見ること。子どもの活動ひとつひとつについて、
どんな風に自分が参加できるかを考えれば、自然と接点は見えてきますよ。


(3)子どもからの働きかけに乗る
子どもの側からスキンシップを働きかけてくるチャンスを受け取る方法もあります。
ただし、子どもも照れくささを感じながらなので、働きかけは直球ではなく変化球になりがち。
小さい頃のように「パパ、抱っこ~」とは言ってくることは、少なくなります。
シグナルは分かりにくいこともありますが、できるだけ見逃さず受け止めてあげたいところです。

・くすぐるなどのちょっかいを出してくるとき
→これは比較的分かりやすいですよね。そのままくすぐりっこに突入するもよし、
 「捕まえた、もう逃がさないぞ!」とギューするもよし。


・身体をぶつけてくるとき
→故意か不注意かわからない感じで、身体をぶつけてくるときがあります。
 そんな時はそっと子どもの肩や背中に手を置いてあげたりしても嫌がらないことが多いです。



スキンシップの効果」とか「不足するとどうなる」とかについては諸説ありますが、
私から自信をもってお伝えできる情報はありません。

それでもスキンシップの話をするのは、子どもがいい表情を見せるような気がするから。
そして、自分が「この子が生まれてくれてよかったなァ」という気持ちになれるから。

皆さんと子どもたちが、良い時間を過ごせる手助けになれば嬉しいです。



にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします~♪




FC2ノウハウ


魔法入門

今日は、皆さんに魔法を伝授いたします!

子どもが泣いている時痛がっている時困っている時などに、
それを一瞬で治してしまう便利な魔法です。


…と妙なことを書きましたが、今日お伝えするのは『子どもの気分転換の誘い方』
とでも呼べる技術です。

私も多用していますが、うちの子どもたちは
「パパが来ると、簡単に治っちゃう。魔法みたいだ~」と称してくれています。


今日は先に実例から。

(1)泣いている子どもに
充分に話を聞いてあげて、言い分を言いたいだけ言わせてあげた後に、
そっとハンカチを差し出します。そして一言。
「パパのハンカチは、涙専用だからね。絶対に鼻水なんかつけちゃだめだよ。
 もし鼻水がついたら、パパはビックリしてひっくり返っちゃうから!」

すると子どもは、涙を拭いて、頬を拭った後、ご丁寧に「チーン」と大きな音を立てて
鼻をかみます。そして「はい」と私に返却。

受け取ったハンカチを見た私は、
「あーっ!何か怪しいものがついてるぞぉ。これはどう見ても涙じゃなさそうだ。
 こっちには、小さいけど鼻くそに似てるものまでついている。うむむ・・・」

もうこの頃には子どもは笑顔。というより、笑いを我慢しきれないといった表情になっています。
「それ、鼻水だよ~」


(2)痛がっている子どもに
最初に怪我の有無・状態の確認をします。
その上で、身体に問題がないと判断できた時は、この魔法の出番です。

「おーそうかそうか。痛いんだね。痛いのが治らなくて困ったら、パパに言ってね。
 パパがすぐに治してあげるから。パパがベロベロベロ~ンとなめれば、
 痛いのなんかすぐ治っちゃうんだよ。その代わり、よだれだらけのベタベタで
 ちょっと気持ち悪くなるかもしれないけど…」

「あれ?なんだか痛そうだねぇ。よかったらパパが治してあげるよ。
 いや、遠慮しないで。だって痛いんでしょう。ここはひとつパパに任せて」

子どもが「痛くない、痛くない」と言って逃げ出したら大成功。
その後は追いかけっこなどご自由にお楽しみいただけます。


(3)困っている子どもに
どんな内容で困っているかを、ひと通り聞いてあげます。どうでも良いことで困っている
ようだったら(そのまま困らせておいてあげるのも大変良い接し方ですが)
この魔法を繰り出す手も、ありです。

隣に座って、
「じゃあパパも一緒に考えてあげよう」
「レナが困って考え込んでいると、パパはくすぐられなくて助かるなぁ。
 なんたってレナにコチョコチョされると、くすぐったくてパパは飛び上がっちゃうからなぁ」
と独り言。
5秒もしないうちに、子どもの手が足の裏にそーっと伸びてきます。



実はこの魔法、中身は何でも良いのです。
泣いている子どもにコチョコチョの話でも、まあ効果は出るでしょう。

以下の2つの条件さえ満たしていれば、どんなアクションも“魔法”の力を発揮するので、
皆さんオリジナルの魔法を開発して活用していただくことが可能です。

■条件1 その状況に入り込みやすい
泣いている子どもにハンカチという小道具は持ち込みやすいですが、
サッカーボールを使うネタを持ち出すのは、さすがに苦しいです。

■条件2 子どものイタズラ心を刺激する
ただの“楽しいこと”よりも、イタズラの方が盛り上がりパワーがあるので、
泣いている/痛がっている/困っている気分を吹き飛ばしやすいのです。


ぜひ皆さんも、「パパの魔法」「ママの魔法」「先生の魔法」をマスターしてあげて、
子どもたちが機嫌良く過ごせるよう寄り添ってあげてくださいね!


◆コメントください!◆
皆さんがお使いの“魔法”は?言葉でも道具でも何でもOKです!
(メールでもけっこうです)


にほんブログ村 子育てブログ 子育てアドバイザーへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします~♪



FC2ノウハウ


プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

■自己紹介はこちら■

著書のご案内

このブログでご紹介してきた内容のうち、2~3歳から小学校低学年までの子ども向けの内容を厳選して、1冊の本にまとめました。
基本的な生活習慣を確立しながら、子どもがのびのびと育つコツが満載です。

著者へ直接注文(特典あり)のご案内

Amazonでご購入は、こちら
 ↓ ↓ ↓

最新記事
最新コメント
検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
QRコード

QRコード


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。