子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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ショックを乗り越える

私事で恐縮ですが、以前にオートバイでツーリング中、
交通事故に遭ったことがあります。

幸い入院するほどではありませんが、左肩を負傷し、
2か月半ほど装具で左肩を固定した状態が続きました。

今日は、当時の体験から私が気づいたことをお伝えします。

~~~~

事故→病院の後、自宅に戻ってから、事故とケガのことを家族に
説明しました。

その時、子どもたちが非常に強い関心を示して話を聞き入っている
様子に気がつきました。

かなり詳しく知りたがり、理解できない所は分かるまで質問してきます。

図解付きで説明して、質問にも全部答え、小1時間かけて説明しました。


加えて、その晩は(いつものように絵本ではなく)
“パパの交通事故”のお話をすることに。

やはり、真剣に聞き入っていました。

翌日からは、子どもたちの方からいろいろと確認の質問が出てきました。

「パパのバイクとトラックがぶつかっちゃったんだよね?」

「骨と骨を結んでるロープ(←靭帯をこう説明しました)
 がちぎれちゃって、骨がずれちゃったんでしょ?」

「こっちの手でものを持つと痛いんだよねー」

「病院で、骨の写真撮ったんでしょ?」



ふと、以前にもこれと似たパターンを何度か見たのを
思い出しました。

一番最近では、窓ガラスを割った時。

子どもたちが遊んでいる時、はずみで衝突して割ってしまったことが
ありました。
(幸いケガはありませんでした)

その時も、

「○○が△△のことを押したら、△△のお尻がぶつかって
 割れちゃったんだよねー」

「お引越ししてきた時にシール(飛散防止フィルムのことです)を
 貼っておいたから、ガラスが散らからなくて済んだんだよね?」

「パパがお電話でガラスやさんに『直しに来てください』って
 お願いしたんだよね」


などと、数日間はガラスの話が良く出ていました。


他にも、息子が公園の遊具から落ちて鼻骨骨折した時にも
同様のパターンが見られました。


おそらく、子どもは自分にとって“大事件”が起きた時、

(1)何があったのか、自分なりにしっかり理解して、
    (←詳しい話を聞きたがる)

(2)自分の理解が正しいことを確認しながら、
    (←何度も「~だよね?」と訊く)

(3)時間をかけてショックを消化してゆく。
    (←しばらく経つと収まる)

という乗り越え方をしていくもののようです。


前述の息子の骨折ですが、事故後はその公園にまったく
寄り付かなくなりました。

ただ、1~2ヶ月くらいは折に触れて
「鼻の骨が折れたんだよね」
「ちょっとだけしか折れなかったから、放っておいて治せたんだよね」

とケガの話をしていました。
きっと、この期間に少しずつショックを受け止めて消化していたのでしょう。

その後、ケガの話も出なくなってしばらく経ったある日から、
息子はケロッと忘れたようにその公園でまた遊ぶようになりました。


もしかすると、このプロセスを通ることができないと、
場合によっては一種のトラウマのようなものが残ってしまうのでは、
とさえも思います。

親が「その話はしてはいけない」といった雰囲気を作ってしまうと、
子どもは訊きたいことも訊けなくなってしまうもの。

よほどのことは別として、子どもにとっての“事件”が起きた時は、
知りたい・聞きたい気持ちに答えてあげるのが良いのでは、
と思います。

そして子どもが話題にする間、丁寧に答え続ける。

それが
「ショックを乗り越えていこうとする子どもに、親として寄り添う」
ための適切な方法ではないでしょうか。


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インセンティブ設計

私事で恐縮ですが、私は自営業で業務設計コンサルティングを
行っています。

会社や組織のありたい姿、推進したいビジネス、改善したい内容に応じて
「ちゃんとその方向に進むような業務の仕組みや評価制度を作る」
というサービスです。


仕事の中で頻繁に出会う問題点のひとつが

「会社がメンバーにやってもらいたいこと」

「メンバーが会社でやりたくなること」

噛み合っていない、というもの。

ここを修正するだけで組織が活力を取り戻すケースもあるくらい、
重要な要素でもあります。

また、ここでつまずく組織の多くは、
「メンバーが会社でやりたくなること」というのが(命令や指示ではなく)
インセンティブ構造に応じて決まる
、ということに対する理解が不足しています。


単純化した例をいえば
「『もっと新しいことにチャレンジしろ』と言われた。
 新しいことに夢中になって売上げが落ちたら、評価が下がった」

のような状態です。

会社が「やって欲しかったこと」は2つ。

「この指示に従って、」
「新しいことにチャレンジして欲しい。」


社員が「やりたくなること」は2つ。

「もう新しいことなんか気にしないで、売上げだけに集中しよう。」
「命令通りにするとバカを見るから、今度から言われた通りの
 ことをするのはやめよう。」


『単純化した例』と言いましたが、これくらい会社のベクトルと
メンバーのベクトルが正反対に近い組織も実在します。
それもなかなかの確率で…



本題に入りますが、子育てにおいてもこの観点はとても重要です。


今日は最初にクイズです。

Q:下の各ケースで、子どもはどんなインセンティブを受け取り、
  どんな行動・習慣が「やりたいこと」となっていくでしょうか?


(1-A)
新聞を読んでいたら、退屈した子どもがミニカーを持ってきて
新聞の上を走らせ始めた。なので一緒に遊んであげた。

(1-B)
新聞を読んでいたら、退屈した子どもがミニカーを持ってきて
新聞の上を走らせ始めた。なので「邪魔しないでおくれ」と言った。

(1-C)
新聞を読んでいたら、退屈した子どもがミニカーを持ってきて
新聞の上を走らせ始めた。なので黙って隣室に移った。


(2-A)
シャツがまだうまく着られないわが子。頭が通らず
「パパ、着させて~」と半泣きになったので、
「自分で着なさい!」と突き放した。

(2-B)
シャツがまだうまく着られないわが子。頭が通らず
「パパ、着させて~」と半泣きになったので手伝った。

(2-C)
シャツがまだうまく着られないわが子。頭が通らず
「パパ、着させて~」と半泣きになったので手伝った。
「今度は自分で着るんだよ」と励ました。



ビジネスの場面と同じで、まずは親が自分の価値観・ビジョンを
持って自覚する必要があります。

「子どもにどう育って欲しいか」

「子どもがどのような行動・習慣を身につけたらよいと思うか」

などです。

これについては、以前に「子育ての目的とは」のシリーズで
触れたこともありますし、個人毎に多様な価値観があることが
自然なので、ここでは省きます。

参考→
子育ての目的とは
子ども自身の意欲を尊重する
躾 vs 個性尊重
保護 vs 自立を促す



次のプロセスは、その価値観・ビジョンを親子間で共有すること。

会社組織とは違って、家庭ではこの点で大きくつまずくことは
あまりないかも知れません。

「あえて口に出して言っていることは少ないかな」
と思うようであれば、言葉にして伝えるよう気に留めるだけで充分でしょう。
3~4歳を過ぎれば、ちゃんと理解してくれます。

「パパはね、ウソだけはついちゃいけないと思うんだ」

「○○ちゃんが自分のことを自分でできるようになってほしいから、
 いろいろ教えたり手伝ったりするね」



そして最後が肝要なポイント、その価値観・ビジョンを具現化する仕組みです。

子育てにおいては、

「子どもを見守りながら」
「適切なインセンティブを」
「正しいタイミングで提供する」


ことがその“仕組み”となります。

特に注意が必要なポイントが2つあります。


(イ)インセンティブに「何を」提供するか

私の経験では、子どもにとってのインセンティブ=“うれしい状態”は
以下のようにランク付けできると考えています。

(a)自分が満足していて、親にも認められている状態

(b)親に認めてもらえていないけど、少なくとも構って
 もらえている状態


(c)親に構ってもらえていない状態


(ロ)正しいタイミングを逃さない

「言われたことをちゃんとできたら、褒める」との場合は
あまり問題ないと思います。

ただ、実際のところ親の価値観の中には
「望ましいと思う状態では目に付きにくく、望ましくない状態になると
 気がつく」もの

――具体的には「自分でやる」「××しない」など――が多く、
注意が必要です。


この(イ)(ロ)の2点を見落とすと、

・望ましい状態→親は気づかず無反応→インセンティブ(c)

・望ましくない状態→親が気づいて反応→インセンティブ(b)

とのパターンを作ってしまう
ことが非常に多くなります。


下段での親の反応が「優しく指摘する」であれ「厳しく叱る」であれ、
極論すると「叩く」であったとしても、(b)であることには変わりありません。

親が(b)と(c)しか提供してあげられていないため、子どもは少しでも
マシな(b)を受け取れる行動が「やりたいこと」になっていく、
という悪循環が生み出されてしまうのです。


また、インセンティブ(a)を意識するあまり「すごいね」「えらいね」
を連発してしまうことにも、別のリスクがあります。
(参考→パパ、見て~

うまく(a)を提供するコツは、子ども自身の「ひとりでできた!」という満足感、
「ちゃんとわかるもん」という誇らしい気持ちに寄り添うスタンス
です。

その満足感や誇らしい気持ちを認めてあげるような声をかけてあげてください。



さて、記事中のクイズですが、引っ掛け問題みたいな出題でごめんなさい。


“解答”を載せる代わりに「私だったらこうする」の考えを。
あくまで私個人の価値観・ビジョンに基づく「参考例」とご理解ください。


(1)新聞を読み始めたらすぐ、こっそり子どもの様子を見る。
オモチャ箱でミニカーを漁っているうちに大きめの声で独り言を言う。
「うん。新聞を読むのがはかどるなぁ。ああ助かる助かる」

もし新聞紙の上にミニカーが走り始めたら、再度独り言。
「うむ。新聞が読みにくいなぁ。困った困った」

読み終わったら、子どもに声をかける。
「パパが新聞を読みたいって分かってくれていたんだね。
 ○○ちゃんが邪魔せず遊んでいてくれたから、いっぱい読めたよ!
 さて、何して遊ぼうか?」


(2)シャツがまだうまく着られないわが子。
でも果敢にシャツを手にして頭に被る。
「お。自分で着替えているんだね!」

でも頭が通らない。
「シャツに頭を通すのは難しいんだ。手伝って欲しいことがあったら
 言っても良いよ」

「パパ、着させて~」
「おう、いいよ。ええと、シャツの背中の方を引っぱると
 うまく頭が通るんだよな…」

「シャツを着るのは難しいものさ。でも何度もやれば慣れて
 簡単にできるようになるんだよ。今日もけっこううまい
 具合にやっていたから、○○ちゃん、案外早く着られる
 ようになるんじゃないかな」



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親の都合

皆さんのお子さんは、保育園に通っていますか?それとも幼稚園?

もちろんその他にもいろいろな保育・子育てスタイルがありますが、
ここでお尋ねしたいのは、

「どんなスタイルか」

ではなく、

「なぜ、そのスタイルを選んだのか」

です。


その理由を改めて眺めてみると、親の側の事情によるものが少なくないのでは。

誤解を恐れず極端な言い方をしてしまえば、
子どもは、自分がどこでどう過ごすかを親の都合で決められているのです。

さらに話を広げれば、住む場所、生活時間など、
子どもたちはかなりの部分で親の都合に合わせて生きていると
言うこともできるかも知れません。

もちろん、親の方が子どもの都合に合わせることだって、
いっぱいあります。


私はここで「もっと子どもの都合を考慮すべき」と言いたい
わけではありません。

「子どもに親の都合を強制してしまっていることに対して卑屈になるべき」
とも思っていません。

ただちょっと、心の片隅に覚えておいていただきたいだけです。



例えば、ある朝子どもが「保育園行きたくないぃ」と駄々をこねた時。

例えば、出発の時間が迫っているのに、のろのろとご飯を食べている時。


忙しい日常の中では、日々の動きは“当然のこと”と思ってしまいがちです。

だから、わざわざ親を困らせているように見えて、頭にきてしまう。


・・・こんな時に思い出してください。

そして、視点を

「今、言うことを聞かない1つのこと」

から

「いつも親の都合に合わせてもらっている数々のこと」

に移してみることができれば、きっと穏やかな気持ち、
冷静な思考を取り戻す助けになると思います。


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レッツ・ミュージカル!

タイトルを見て不思議に思われた方もいるかも知れませんが、
今号でお伝えしたいのは、表題通り「レッツ・ミュージカル!」です。


と言ってもミュージカル観賞の奨めではありません。
子どもとのコミュニケーションで、歌を活用する、というご提案。


さて、実際にやることはシンプルです。
子どもに何か言うとき、適当なメロディーに乗せて歌みたいにして伝える
それだけです。

慣れないうちは、抵抗感があってとてもやりにくさを感じると思います。
(自宅内とはいえ)突然歌いたいして相手に話しかけるのですから(笑)

その意味では、よほど慣れた人しか自在に駆使できない
“上級者向け”のテクニックではありますが、効果もあって
使い勝手のよい技術なので、ぜひ活用したいところです。


一例ですが、以前こんな歌を私は歌ったことがあります。
(森のくまさんのメロディーで)

♪△△(←娘の名前)が、自分で、着替えを、したのよ。
 今日は寒いから、長袖も着たのさ!
♪△△は、自分で、着替えが、できるよ。
 だけどお部屋には、パジャマが落ちてる。


娘(4歳です)は、歌を聴くと即座に小走りに寝室へ。
その後私が寝室に入ると、パジャマは片付いていました。

「おぉ。お布団部屋がキレイに片付いていて気持ちいいなぁ~」
と私が大きい声でつぶやくと、娘は得意げな表情で鼻の穴を膨らませていました。


歌にすることで、特に効果があると私が感じた点は2つあります。

ひとつは
「子どもが話をよく聞く、最後まで聞く」
こと。

子どもが、親の話の途中で言いたいことが分かったような気になって、
最後までしっかり聞かない場面が多いと感じている方は、
試す価値があると思います。


ふたつめは
「子どもにとって聞き入れにくい(素直に聞きにくい)話も、ちゃんと聞く」
こと。

なぜメロディーがあると素直に聞くのかは分かりませんが、
こちらも試せばすぐに実感できる効果です。


我が家では、片づけを促す時や、子どもが手もとのオモチャを
気にして話をしっかり聞かない時など、よく“歌って”います。


また、以前お話した“子どもの時間感覚”をサポートする
目的を兼ねて活用することもできます。
→参考:子どもの時間感覚を知ろう


ひとつのオモチャや遊具を何人かの子どもが順番で使う際に、
交替のタイミングを計るときなどは、絶好の活用場面です。

「じゃあ、歌を1回歌うごとに交替することにしようか。」
(キラキラ星のメロディーで)
♪順番こで、ブランコ乗ろう
 ゆらゆら揺れて、お空にとどけ
 ブランコ楽しいな、ブラブラブランコ。
♪順番こで、ブランコ乗ろう
 ゆらゆら揺れて、お空にとどけ
 もうすぐ交替だ、次の人どうぞ。


こんな具合にしてみてください。不思議なくらい、
子どもは「えー、まだ乗るぅ~」とか「はやく替わってよっ!」とか
言わなくなりますよ。
(上記の歌ですが、言いたいことは1行目と6行目だけ。
 それ以外は、その場で思いついたことを適当に歌って埋めれば
 OKですし、思いつかなければラララ~でも平気です)


この方法を実践するのに、歌がうまいかどうかは関係ありません。
音痴OK、字余り字足らず問題なし。

もしかしたら、自分の中の『照れくささ』が唯一のハードルかも知れませんね。
エイッと跳び越えて、トライしてみてください!

ちなみに、この方法を活用していると、やがて子どもも歌で
話しかけてくることもあります。そうなると家の中は
「にわかミュージカル劇場」。
前述するコミュニケーション上の効果もありますが、
単純に楽しい♪
家庭の雰囲気が明るくなる♪♪
ことが一番うれしいかも知れません(笑)


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基本にもどって

子どもに話しかけるとき。
子どもの話を聞くとき。


今回は、大切な“基本”について再確認したいと思います。


大切な“基本”とは、聞くときも話すときも
「ちゃんと向き合って」会話をするということ。

具体的には、

・他のことは手を止める。
・テレビ・音楽を消す。
・子どもと同じ高さになる(しゃがむ・座る)。
・相手の目を見る。


これらに加えて、こちらから話しかけるときは
・ゆっくり、はっきり話す。

聞くときは
・最後まで聞ききる(途中で遮らない・口を挟まない)。


当たり前のことのように思えますが、なぜそれが大切か、
考えてみたことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。


「ちゃんと向き合って」話を聞くことが大切なのは、
何よりも子どもが「気にかけてもらえている、
自分を認めてもらえている」との安心感・満足感を得られるから。

しっかり聞いてもらえることで、子どもは自分が話している内容を
受け取ってもらえていると感じますし、加えて
「自分なりに何かを伝えようとする気持ち・努力」を認めて
もらえていると感じられます。

また、どんな話でも同じようにしっかり聞いてもらえる経験が
積み重なることで、子どもは自分自身が認められ、
受け入れられているとの安心感が得られるのだと思うのです。

また、「ちゃんと向き合って」話しかけることは、
(話しかけている内容以前に)まず親の「子どもに何かを伝えたい」
との思いが伝わります。

そして、親がいつも本気で子どもに伝えようとしている姿勢を
取りつづけることで、子どもは
「親は、自分が理解できると本気で信じてくれている」との
メッセージも受け取ることになります。


このようにして、
自分自身が認められている満足感、
思ったことをどんどん表現して良いんだという安心感、
自分はひとの話をきっと理解できるはずとの自信が育っていく、
そのことが「ちゃんと向き合って」会話をすることの意味だと、
私は信じています。


加えて、とても注意していただきたいことがあります。

それは、「言葉と行動(態度)を一致させる」ということ。


言葉ではしっかりと相槌を打ったり、
「ちゃんと聞いている」と表現する一方で、

手は片づけをしている、携帯電話を操作している、
目が新聞に向かっている・・・では、

言葉から来る「ちゃんと聞いている」メッセージと
行動から来る「上の空で聞いている」メッセージの矛盾が
子どもを混乱させます。

そして子どもの場合(大人でも同じかも知れませんが)、
2つが矛盾していると、行動からのメッセージの方を
“真意”として受け取ります。

つまり、最終的に子どもが受け取るメッセージは
「ぼく・わたしの話に興味を持ってもらえていない」
「思ったことを一生懸命話すのは、つまらない」
「ぼく・わたし自身が認めてもらっているのか、心許ない」
「興味がない話には、口先だけで返事をして流すという対応を取ればいいんだ」

となってしまうのです。



もちろん、毎日24時間子どもの前にしゃがんでいるわけにもいきません。

できるとき、できるだけ「しっかり向き合って」子どもと話をすれば大丈夫。

大切なのはそういう時間をしっかり確保すること。


充分に受け入れられて満足している子どもは、待つ・我慢するための
忍耐力を発揮できます。

普段しっかり向き合っていれば、手が離せないとき、話ができない時は
そう答えて良いのです。

その代わり、一段落したら
「いやー、○○ちゃんが静かにしていてくれたから、お電話でお仕事の
 話がいっぱいできた。助かったなあ!」
と大きめの声で独り言を言うのを忘れないでくださいね。


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道理か?人情か?

これまで当ブログや私のメルマガをお読みいいただいている方は、
子どもに対して何かを言う時のスタイルとして、私が
「(命令や、評価ではなく)淡々と事実を伝える」
ことを何度もお勧めしてきたことをご存知かと思います。

さてその“事実”ですが、子どもによって理解・共感しやすい種類の
“事実”と、そうでないものがあります。

その“種類”は大きく2つに分けられます。
それぞれを仮に『理論タイプ』『感情タイプ』と呼ぶことにしましょう。


各タイプの違いを示す事例として、子どもが家の中で
ボール投げを始めて、親は「危ないからやめて」と
言いたい状況を考えます。

理論タイプの子どもが理解しやすい言い方は
「家の中でボールを投げると、窓ガラスに当たることが
 あるんだ。ボールが当たると、ガラスはとても割れ
 やすいんだよ」

といった具合の“物理的な事実”の説明。

一方、感情タイプの子どもが受け止めやすいのは
「家の中でボールを投げているのを見ると、ガラスが
 割れるんじゃないかとパパは心配だなあ」

といった“人の感情についての事実”です。


他にも、
・電車の中で騒ぐとき
→[理]「電車の中で騒ぐと、周りのお客さんがビックリ
     してしまうんだよ」

→[感]「電車の中で騒ぐと、周りのお客さんをビックリ
     させてしまってパパは申し訳ない気持ちになるよ」


・食事の後、食器を下げるのを忘れているとき
→[理]「テーブルにお皿とお箸が残っているよ」
→[感]「テーブルが片付かなくて残念。お皿がなくなって
     キレイになったら嬉しいな♪」


・固いオモチャなどを持って、友だち/きょうだい/親を
 叩こうとしたとき
→[理]「固いもので人を叩くと、思ったより大きな
     ケガをすることがあるよ」

→[感]「固いもので叩かれそうになるとすごく怖いなぁ。
     叩かれたらものすごく痛いと思うよ」


どれも似たようなパターンなので、コツを掴むのは簡単だと思います。


なお、ひとりひとりの子どもがどちらの言い方を理解しやすいかに
ついては、どちらのタイプに属するか瞬時に判別できるような
ものではなく、そもそも必ずどちらかの『タイプ』に属するという
ものでもありません。

その子どもと接する経験を通じて、「こちらの『タイプ』の言い方のほうが、
この子は通じやすいみたいだ」との傾向として見えてくるもの。

手始めに、皆さんの身近な子どもから、どちらの言い方が
響きやすいか意識して見てみてください。
(ちなみに私のところは上の息子が理論タイプ、下の娘が感情タイプのようです。
 はっきり両極端に分かれているので、違いを見ていて興味深いです)


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制止するなら(下)

先日に引き続き、子どもを制止する時に気をつけるべきこと
についてお話します。

(2)どのように制止するか

よく考えたうえでやはり制止すべきと判断した場合は、
その方法にも注意してください。

「止めさせたいことを確実に止めさせられて」

「できれば、同じことを繰り返さないようになってくれたらなお良くて」

「そのうえ副作用(子供への不必要な悪影響)のないやり方で」


というのが理想論。


理想に近づくためにもっとも欠かせないのは、
「子ども自身が止めたい気持ちになる」こと。

親の役目は「子ども自身が止めたい気持ちになる」ための
きっかけ・ヒントを提供すること、と心得てください。

また、副作用を発生させないための秘訣は、
「禁止事項はできるだけ“狭く”規定する」ことです。


この点についてもう少しご説明します。

仮に、蛇行する子どもの腕を引っぱって「まっすぐ歩きなさい!」
と叱ったとしたら、子どもはどう感じるかご存知でしょうか。

いちおう「まっすぐ」とは言っていますが、
頭ごなしに叱られて腕を引っぱられた子どもには、
何が問題だったのか気づく方向には意識は働きません。

ただ漠然と
『その瞬間の自分の“あり方”がマズかったんだなぁ』
と感じてしまいます。

そしてその“あり方”とは、
・自分の中から好奇心が湧き出して、
・その芽を伸ばして、自ら遊び(白タイル渡り)を考え出し、
・のびのびと体を動かして楽しんで、
・大きく右へ左へと渡らなければならないような難しい場面では、
 勇気を出してチャレンジする

という“あり方”でした。

腕を引っぱって「まっすぐ歩きなさい!」と叱ることは、
これらの“あり方”をひとまとめに否定するメッセージ
(=副作用)になってしまっているのです。


蛇行の例であれば、
「ほう、白いところだけで歩いているんだね。
 ただ、人通りの多い所で右や左に動くと、まわりを歩く
 人が通りにくくなって困るんだよ」

と言ってあげてください。

ただし、本当に人通りの多い所でだけ制止するようにしてくださいね。

小さい子どもは「仮定の話」が苦手です。
周囲に歩行者や自転車の通行があってこそ、自分をよけて
歩く人々を見ながらこの話を飲み込むことができるのですから。



他の状況でも、

・子どもが夢中になっていること自体は認めつつ、
・周囲に迷惑をかけていることは気付かせてあげる。
・そして、どうして迷惑なのかを理解するためのヒントを添える。


この内容を意識していれば、大抵の場面で対応ができます。


返事は素っ気ないかも知れませんが、ちゃんと理解して
くれるはずですよ。
(そして、今度は人通りの少ない所でシッカリ蛇行を
 楽しむことでしょう!)


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制止するなら(上)

子どもと一緒にいると、止めてほしいこと・止めさせたいことは
山のように発生します。

それこそ、数分に1回のペースと言っても過言ではないでしょう。

道を歩くだけでも、
・蛇行する
・立ち止まる
・あれこれ触って手を汚す
・余計なものを拾う


買い物に行けば、
・店内を走る
・勝手に買いたいものを持ってくる
・買ってもらえないと騒ぐ


家に戻れば、
・やはり走る
・携帯を操作しているところを邪魔する
・兄弟ゲンカを始める



「やめてくれ~!!」
と叫びたくなるほどのこともあるでしょう。


子どもの好奇心を大切にすると言っても、場合によっては
制止すべきことも多々あります。

ただ、小さい子どもにとって親の言うことの影響力は甚大です。
やり方を間違えて安易に制止ばかりしていると、本来の
意図とは違う部分で思わぬ大きな弊害を生む恐れがあります。

気をつけなければならないのは、

(1)本当に制止すべきか

(2)どのように制止するか


の2つです。


(1)本当に制止すべきか

意外と多くの場面で、親が「必要ない/やらないほうが良いと分かる」ために
子どもを止めてしまうことがあります。

しかし、そういった制止は「子どもが成長するために必要な試行錯誤の
プロセスや、その他のさまざまな体験を妨害している」ことに
他なりません。

上記の例の中にも、本当に制止すべきかどうか再考したほうが
良いものが少なくありません。

・あれこれ触って手を汚す
→どんなものに触ると手が汚れるか(さらには汚れた手で他の
 物を触るとどうなるか、その汚れはどうすれば落とせるか、
 など)は自分で体験して学ばせてあげたいもの。


・余計なものを拾う
→余計なものと大人が思っても、子どもには素敵な宝物かも
 知れません。そしてその“宝物”が3日後には飽きて要らなく
 なるという変化も、体験して学んでいけば良いことでしょう。


・勝手に買いたいものを持ってくる
→小さい子どもは直情的なので「先に買っても良いか聞いて
 から棚から取り出す」ことを身につけるのはまだ先かも
 知れません。ただ、整然と陳列した棚から商品を取り出す
 のは簡単なのに、元に戻すのは意外と難しいという体験
 まで奪う必要はありません。


・兄弟ゲンカを始める
→兄弟ゲンカは人間関係を学ぶ貴重な場のひとつ。親が
 ケンカの原因をどう思おうと、子どもの学びの機会を
 奪う理由にはなりません。
 また、できることなら多少のケガまでは止めずに見守り
 たいところ。ケガをさせた側の驚き・焦り・恐怖感・
 後味の悪さ・謝る時のバツの悪い思いや、ケガをした
 側の痛み・悔しさ・叩かれた瞬間の恐ろしさ・後日
 「そのケガどうしたの?」と何度も言われて感じる
 居心地の悪さ・ケンカの原因がなくなってもケガは残る
 という事実など、すべて(はっきりとは説明できませんが)
 必要な体験であり制止すべきでないように思います。


・蛇行する
→体を使った遊びは、すべて運動能力開発トレーニング
 でもあります。道路を蛇行するのに、自分なりのルール
 (白いタイルだけを踏んでいく、など)を決めてやって
 いるとしたら、どんな知育玩具なんかよりもはるかに
 効果的な知能訓練にもなっているかも知れません。
 どうしても他の人の邪魔になる時や危ない時に限り、
 (2)を参考にして制止しましょう。


・立ち止まる
→大人にはただの道路でも、子どもには興味を惹かれる
 ものがたくさんあります。てんとう虫、セミの抜け殻、
 キーホルダーの落し物、アスファルトのひび割れetc...
 わが子がどんなものに関心を持つかを見ることも、
 興味深いですよ。
 時間がかかってしょうがない?子どもと歩くという
 ことはそういうことだと知り、移動時間を一人で歩く
 時の2倍で計算しておけば済むことです。
 どうしても急ぐ時だけ、事情を理解させて協力して
 もらいましょう。



(2)どのように制止するか については、
後日お話しますね。


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公開!サッカーノート

昨日のブログで触れた「素晴らしい内容のサッカーノート」ですが、

息子の承諾が得られたので公開いたします!

サッカーノート
 ↑
クリックすると大きな画像を見られます


親バカ含みということは自覚していますが、
それでもやはり、良く考え、良く行動できているなぁと感心してしまいます。


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ペナルティー発生!

昨日書いた「サッカーノートを利用しての、スクール参加レビュー」
の仕組みですが、ついに先日、ペナルティーが発生しました。


事の経緯はこんな具合です。

4月中旬:6回連続でノート記入忘れ発生
→“注意”のコメントを記入。「今後、記入忘れが続く場合は、お金を出さなくなる可能性があります」

その後しばらくは、順調に記入していたのですが…

5月下旬~6月初旬:またもや、6回連続でノート記入忘れ発生
→「6回未提出です。次の1回分はお金を出しません。参加の場合は自分で払ってください」


はたして、息子は自分のお小遣いから1,000円を出して、練習に行きました。
小学生の1,000円は、きっと重いだろうなぁ…と思いましたが、
本人は淡々と準備をして出かけて行ったようです。



そして、その晩。

私のデスクの上には、息子のサッカーノートが。

見ると、びっしりみっちり、練習レポートが書き込まれています。
気のせいか、ノートの書き方まで上手になっているような気がします。


その内容は、素晴らしいものでした。

ある練習では、自分なりの目標を複数立てて取り組んでいる。
既に得意な練習メニューの時は、自分でよりレベルの高い内容にして
取り組んでいる。

うまくできなかった部分をしっかり記録し、
「なぜうまくいかなかったか?」についての自分なりの仮説も記入している。

逆にうまくできた部分については、何に注意したらうまくいったかも“コツ”として記入。

最後の「試合(ミニゲーム)」についての記載が、
非常に良い状態を物語っていました。

「結果は悪かったけど、チャレンジできた。」
「できたこと」として挙げられているのは、
ここ1か月間で新しく習い始めたことばかり、ズラリ5項目。



私からの評価も、[+400][+500][+800][+200][+1,000]・・・

・・・合計+5,500となりました。もちろん、最高記録です。


前日のお灸が効いたのかどうかは分かりません。
(息子に訊けばきっと「関係ない」と言いそうです)


彼が、素晴らしい仲間と指導者に恵まれ
て、充実した時間を過ごせていること。

そして、その彼の成長に自分が寄り添うことができること。


このことに感謝して、これからも支えていこうと思います。


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パパコーチ くろさわ

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