子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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仮想現実

先日のブログ「ビデオ活用法」で、
「小さい子ほど“画面の映像”と“現実”との区別があいまい」と書きました。

子どもには、もう一つ別の要素で、現実と非現実の区別が弱い場合があります。


それは、子どもの『想像力』と『感受性』


仮定の話、可能性の話などの“非・現実”でも、想像力豊かな子は、
それを非常にリアルにイメージすることができてしまいます。

また、感受性が強い子は、イメージした“非・現実”に対して、
現実から受けるのと同じくらい強い印象・影響を受けることがよくあります。


いちばん単純な例で言えば、
「鬼が来るぞ~」
「雷さんが、おへそを取っちゃうぞ」

と言葉で言うだけで、強い恐怖感を示す場合などです。


こういったタイプの子の場合、特に注意が必要なのは、
「望ましくない未来を示して、『それが嫌なら△△しよう』と促す」
スタイルのコミュニケーション。

このスタイルでコミュニケーションしてしまうと、
(まだそうなっていないにも関わらず)そのような事態になってしまった状況を
リアルにイメージして、そしてそのイメージに恐怖を感じたり、
パニックに陥ったりしてしまう恐れがあります。


例えば、このようなケースです。

―早く準備しないと、みんな先に出発しちゃって、
 レオくん一人でお留守番になっちゃうよ~。


→(まだ待ってもらっているのに)一人だけ取り残された状況を鮮明にイメージしてしまう

→パニックになって泣き出す

(→そして、さらに出発の準備が遅れる)




―先に宿題を済ませちゃいなさい。夜遅くなってできなくなったら、
 明日学校で先生に怒られるよ!


→(まだ“明日”にもなっていないのに)先生に怒られている
  状況を鮮明にイメージして

→恐怖で身動きが取れなくなる

(→そして、宿題どころではなくなってしまう)



このパターンに入ってしまうのは、非常にもったいないこと。

もともと「望ましくない未来を示して、『それが嫌なら△△しよう』と促す」のは
あまり好ましくないスタイルです。

特に、想像力豊かな子・感受性の強い子に対しては決して使わないよう、
強く意識していただきたいです。



では、その代わりに、どんな言い方をするのが良いでしょうか?

正解はたくさんありますが、私のお勧めは
「素敵な未来を示して、『それを望むなら△△しよう』と促す」スタイル

せっかく豊かな想像力・強い感受性を持ち合わせているのだから、
それらを前向きに活かして子どもの意欲を引き出したいところです。

―パッパッと準備して、9時までに出発できたら、公園にはだいぶ早く着くよ。
 そうしたらトランポリンも、水遊びも、いーっぱいできるね!

―先に宿題が終わっていたら、あとは思う存分遊べるねぇ。
 パパはレオとトランプしても楽しそうだし、
 三角公園でサッカーするのもいいねぇ。
 あ、外で水撒きもしようね!



やっぱり、「恐怖で人を動かす」よりも「希望を示して意欲を引き出す」方が、
促すほうも気分がいいですよね。

加えて、親が『どのように、人に働きかけるか』のスタイルも、
子どもに伝わるもの。

そのことを考えても「素敵な未来を示して促す」スタイルはお勧めです。

ちょっと気に留めて、まずは1週間だけでも試してみていただけたら、
私もうれしいです!


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“親心”の罠

子どもが何かしているのを見ると、上手なやり方を教えてあげたくなる。

きょうだい・友だちと仲良く過ごせたらいいのに、と思う。

自立した子に育って欲しい。

良い子に育って欲しい。



だから、


失敗しないよう、アドバイス・手助けをする。

ケンカが始まったら、止めに入る。

甘えさせすぎないよう、気をつける。

悪いことを覚えたり、したりしないよう、しっかり躾ける。




ですが、こうして育てられた子は、決して

上手にはならないし、

仲良くできないし、

自立もせず、

良い子には育ちません。




純粋な親心から出た育て方でも、
親心だけから育て方を決めてしまうと、
良い結果が得られない
ことが多い
(むしろ、正反対の結果を招くことも少なくない)のです。


必要なのは、親心を持つのと同じくらい、
子どもという存在について理解すること

そうして初めて、

【親心】×【子どもという存在の性質】=【適切な接し方】

を見つけることができるのです。

『子どもという存在の性質』を具体的に挙げると、
たとえばこんな具合です。

・失敗をいっぱい繰り返して、上手になる

・ケンカをたくさんして、仲良くする方法がわかる

・たっぷり甘えることで、新しいチャレンジに向かう力が湧いてくる

・悪いことをさんざんやって、時には面白かったり、時には後味の
 悪い思いをしたりして、『やってはいけないこと』がわかる



だから、

【親心】上手にやらせたい ×【性質】の解は、

「口出し・手出しせずチャレンジさせて、
 失敗したら『チャレンジしたこと』をほめて、次のチャレンジを励ます。」


(→すると子どもはどんどんチャレンジして、失敗の経験を積んで、上手になる)


【親心】仲良く ×【性質】の解は、

「ケンカを止めず見守る。その後で気持ちを聞いてあげて、
 考えの整理や相手の主張の理解をサポートする。」


(→それでも子どもはまたケンカする(何度でも!)。
  長い時間をかけて、他者の考えを理解したり、話し合いで
  解決したりすることを学ぶ)



【親心】自立 ×【性質】の解は、

「自立に向けてのチャレンジを急かさず、気が済むまで甘えさせる。」

(→やがていつか子どもは、自分から自立に向けてのチャレンジを始める)※1


【親心】良い子 ×【性質】の解は、

「悪いことを止めず、結果を自分で感じて学ぶことを妨げない。」※2

(→子ども自身で結果を受け止める中で、「これくらいならいいか」
  「さすがにコレはまずいな」の境界を感じ取っていく)


となるのです。


※1…甘えさせているうちに、親の側が「甘えさせてあげている自分」
 から抜けられなくなってしまうケースがあります。
 子どもが徐々に親離れを始めたら、自分も子離れする覚悟だけは
 いつでも持ち続けたいものです。

※2…悪いことを「止めない」だけで、「勧める」ではありません。
 言い方を変えれば「見て見ぬフリをする」でしょうか。



子どもを「親の思うように育てる」ことはできませんが、

親が望ましいと思う方向に導いたり、
親が望ましいと思う成長を支えて促進することは、可能です。


せっかく「子どもの成長に立ち会う」という幸運に恵まれたのだから、
後悔のない接し方を選んでいただけたら、私もうれしいです。


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ビデオ活用法

皆さんのお宅では、ビデオカメラをお持ちでしょうか?

今や、多くの家庭にビデオカメラがあることと思います。
(我が家にはありませんが・・・)


さて、そのビデオ、どんな場面で活用されていますか?


─子どもの日々の成長の記録に。

─いろいろな記念日、さまざまなイベントの記録に。


との使い方をされていることが多いと思います。


今号では、ちょっと変わったビデオの使い方をご紹介します。



それは、『パパ・ママのコピー人形代わり』です。


“コピー人形”…お分かりいただけますよね?

自分の不在時に、自分の代わりに日常生活を過ごしておいてくれる、アレです(笑)
コピー人形



仕事や用事で、どうしても不在にしなければならない時。

あるいは、子どもが体調不良で園を休むけど、自分は休めない時。

でも、子どもが寂しがるのではないか、ちゃんと寝付いてくれるか、心配な時。

グズったり、泣き出したりして、面倒を見てくれている人を
困らせるのではないかと不安な時。



コピー人形の出番です。


まず事前に、ビデオに向かって自分の姿を録画します。
子どもの好きな本や紙芝居を読み聞かせる姿でも良いですし、
子どもの好きな歌を歌う姿でもOK。
カメラに向かって「アルプス一万尺~♪」もアリです。


そして、子どもの面倒を見てくれる人に預けて、
子どもが寂しがったら再生してもらうだけ。


これが意外と、子どもの寂しさを紛らわせてくれますよ。

特に、小さい子ほど『画面の映像』と『現実』の区別があいまいなので、
再生中は画面の中のパパ・ママと一緒にいるような錯覚をして、
気分が落ち着くことが多いようです。


機会があれば、試してみてくださいね!


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当たり前のこと!だけど…

親の立場から、子どもに要望していること。

─使ったオモチャは片付ける。

─お茶をこぼしたら、拭く。

─トイレから出たら、電気を消す。

─泥だらけ・砂まみれで帰宅したら、先に手足を洗う・着替える。

─電話中は、近くで大声を出さない。


そんなに難しいことは言っていません。
全部、当たり前のこと、常識の範囲です。


ですが、こんな当然のことでさえも、
子どもが自然と親の要望通りに動くことは、あり得ません。


なぜなら、これらの「当たり前のこと」「常識」は、あくまで大人にとってのもの。

子どもにとっては「知らないこと」「聞いたこともないこと」だと
気付いてあげましょう。


「言わなくてもわかる」「そんなこと知ってて当然」ではなく、
「ひとつひとつ言葉で伝える」のスタンスで接してあげたいところです。

加えて、なぜそれを要望するのかの理由を添えると、なおグッド。
その時は「・・・だと、うれしい」との文脈で理由付けして
あげられれば理想的です。


─使ったオモチャは、元の箱に戻っていて欲しいんだ。
 床にあると、パパ、踏んづけてしまうことがあるからね。
 床が空っぽできれいだと、パパ、安心して歩けるから助かるな。

─お茶をこぼしたら、拭いておこう。
 そのままにしておくと、服や家まで濡れてしまうことがあるからね。
 早めに拭いておけば、安心して食事を続けられてうれしいな。

─トイレから出たら、電気を消しておいてね。
 だれもいない時は電気を消しておいてくれると、
 電気とお金がもったいなくならなくて、パパ助かるよ。

─お家がキレイだと、本当に気持ちが良いなぁ!
 もし外から帰ってきた時に泥だらけ・砂まみれだったら、
 先に洗ったり着替えたりしてくれると、気持ち良いお家で過ごせるから、
 パパはうれしいよ。

─パパが電話している時は、コソコソ声でお話ししてね。
 電話の相手の話がしっかり聞こえると、用事がちゃんと片付くから、
 パパは大助かりだ。



子どもは誰でも、『人に喜んでもらいたい!』という気持ちが備わっています。

大人がどんなことを求めていて、どうなったらうれしいか──が
分かれば、子どもなりにベストを尽くしてくれますよ!

頭ごなしに怒鳴りそうになった時、ふと思い出していただけたらうれしいです!


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『褒めて育てる』実践法

子育てでよく聞くキーワード、『褒めて育てる』

基本的な考え方として、共感する方も多いと思います。


ただ、子どもが何か良くできている時に褒めるのは簡単でも、
良くできていない時に、対応に困るケースが多いことも事実。

ついつい「急かす」「手出し・口出し」「ダメ出し」してしまい、
うまく接することができなくなってしまうパターンも、少なくないようです。

中には、そんな場面で『褒めて育てる』ができていない自分自身を
責める気持ちになってしまうこともあるかも知れません。


このように、賛同者は多いものの“実践面”で脆い『褒めて育てる』。

どんなに素晴らしい考え方でも、毎日の生活で活かすことができて
初めて意味を持ちます。


今日は、くろさわ流のシンプルで頑丈な実践法をご紹介します。



その要点は3つ。


(1)うまく行っている時
これは簡単。褒めれば良いですよね。


(2)うまく行っていない時
ここがミソです。うまく行っていない時のほとんどは、よーく見ると
『子どもの良いところが、裏目に出てしまっている』場面です。

ここでは敢えて、子どもの良いところの発現を(1)と同様の
対応をしましょう。


(3)ごく稀に、ヒントを提供
うまく行かない点について、ポロッとこぼすように、ヒントを提供します。


(2)の説明が抽象的で分かりにくいかも知れません。
具体例を2パターンほど挙げておきますね。


<例1:うちの娘>
○良いところ…おしゃれ大好きで髪や服の工夫が得意,どんな時も
 面白く愉快に過ごす名人


(1)うまく行っている時
「へぇ~、その服とそのスカートを組み合わせたか!よく合っているなぁ~」

「リコと一緒に居ると、ついついバカ騒ぎして大笑いしちゃうなぁ!
 ああ愉快愉快♪」


(2)うまく行っていない時

・出発まで時間がないのに、髪型にこだわってモタついている
→おしゃれ好きの良い面として接する。
「急いでいても、きっちりキレイに仕上げるんだなぁ!」

・夜、やるべきことがなかなか進まず就寝時刻が遅れがち
→愉快に過ごす良い面として接する。
「ただ歯磨きするだけなのに、リコと一緒だとなんだか面白く
 なっちゃうよ。毎日が楽しくてうれしいな♪」



(3)ごく稀に、ヒントを提供
「時間がない時向きの、“すぐできる髪形”を考えついたら、
 どんな時でもバッチリだね!」

「歯磨きを先に済ませたら、やるべきことを気にせず思う存分
 バカ騒ぎできて、楽しそうだなぁ~♪」



<例2:サッカーの指導でも>
○良いところ…ドリブルが得意

(1)うまく行っている時
「お、2人抜いた。3人目もかわした!…ゴール!! やったね★」


(2)うまく行っていない時

・ドリブルばかりして、相手に囲まれてボールを取られてしまう
→得意のプレーを発揮した場面として接する。
「自信のあるドリブルでチャレンジしてみたんだね。
 次こそは突破しようね!」



(3)ごく稀に、ヒントを提供
「これだけドリブルがうまくて、さらにパスも使いこなすように
 なったら、コーチでも止められないかもなぁ…」


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この実践法を確実に成功させるコツも併せて、
各ステップ毎に伝授しましょう。

(1)うまく行っている時
できれば、「褒める」よりも「感心する」「喜ぶ」表現の方が、
より望ましいです。

「褒める」を多用しすぎることには、子ども自身の充実感・満足感に対して、
「大人に褒められる喜び」で塗りつぶしてしまう恐れがあるためです。

→参考「パパ、見て~」


(2)うまく行っていない時
この項目を実践するために不可欠なのが、
「何から何までうまくやらせたい」という大人の願望を手放すこと。

上記の例で言えば、
「時間通りに出発させたい」
「21時には就寝させたい」
「ドリブル・パスを的確に使い分けさせたい」

との願望を、一度手放しています。

ここで大人の願望に囚われていると、素直に良いところの発現を
「感心する」「喜ぶ」ことはできません。


(3)ごく稀に、ヒントを提供
ここでのコツは「ヒント提供を多くしすぎない」です。

うまく行っていない時が10回あったら、
そのうち9回は(2)の対応で、(3)のヒント提供は1回だけ、
くらいがちょうど良いバランスです。


----


この実践法を覚えると、大人の側のイライラ・ヤキモキが大幅に減りますし、
子どもも機嫌よく過ごせるので、とても居心地が良くなりますよ!

1週間ほど意識して取り組んでみていただけたら、とてもうれしいです!


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ダメ出しの多いあなたへ

今日は
「人は、関心のあるものほどよく気付き、目に留まる」
という性質についてお話します。


抽象的な言い方だと分かりにくいので、実例を挙げると…

─自分が妊娠した途端に、町の中で妊婦をよく見かけるようになった

─自分に子どもが生まれたら、急に子連れの人を多く見かけるようになった気がする


というようなこと。


町の中の妊婦人口密度・子連れ率が実際に上がったわけではありません。

自分の状況が変わって急に関心が出てくるのに合わせて、
目に留まる・気がつく回数が激増する、という人間の性質によるものです。


この現象を逆から言えば、
「よく気付くもの、目に留まるものは、その人が関心を持っているもの」
と言うこともできますね。



さて、皆さんは子どもを見ていて、どんなところがよく目に留まりますか?

子育てしていて、どんなことによく気が付きますか?

「子どものダメなところばかり目に付く」
「子育ての大変なことばかり気になる」


──確かに、子どもには『ダメなところ』は多いですし、
  子育てしていれば『大変だ』と感じる場面はたくさんあります。

ですが、そういう面ばかりが気になるとしたら、もしかすると
『そういう部分に自分の関心があるから』かも知れません。


そんな方のために、今号ではこの性質をうまく活かす方法をお伝えしますね。

話は単純です。

・子どもの良いところ・伸びたところに関心を持つ。
→良いところ・伸びたところがいっぱい目に留まるようになる。


・子育ての楽しい面・うれしい面に関心を持つ。
→楽しい面・うれしい面によく気がつくようになる。


これで完成です!




・・・とは言っても、どうやって『関心を持つ』かが難しいんですよね。


確実に「関心を持つ」ことを手に入れるための、くろさわのお勧めの方法。

それは「定期的に、書き留める」という仕組みの中に自分の身を置いてしまうこと。


─ノートを1冊買ってきて、子どもの成長日記をつける。
 1日1個、子どもが成長したなぁと思うことを書く。
 (どんなに小さなことでもOK、重複しててもOK)

─ブログに、子育てで楽しかった・面白かったことを毎週書く。



始める時のコツは、「定期的に書く!」ことを他人に公言してしまうこと。


はじめのうちは、

・言いふらした手前、書かないわけには行かない
→必死にネタを探して
→何とか書く


というサイクルになります。(断言してしまってすみません)


ですが、続けるうちに

・毎日、関心を持ってネタを探している
→自然とよく目に留まる、気がつくようになる
→毎日いくつも書くことがある


という状態になります。


・・・半信半疑、でしょうか?

ですが、私自身が実験したので、間違いありません。

twitter(ツイッター)で、「#3good」という取り組みをやったのです。
毎日1回「今日の良かったこと3つ」をつぶやく(投稿する)、というもの。
最近はご無沙汰になってしまっていますが…(^^ゞ

この取り組みを始めて、まさに上記のような流れで
『最初はネタに苦労』→『やがて自然とネタが目に留まる』
ようになったのです。


毎日毎日、子どものダメなところを見つけてはダメ出しして、
不機嫌な時間を過ごすことも、

毎日毎日、子どもの良いところ・伸びたところを見つけては
認めてあげて、穏やかな時間を過ごすことも、

どちらも自分で自由に選べる──という、当たり前のことを
思い出していただけたら、私もうれしいです。


仮に今日、イマイチな時間を選んでしまったとしても大丈夫。

仮にこれまで何年間も、毎日“不機嫌”を選んでいたとしても大丈夫。


明日は、完全に自由に選べます。


----


余談ですが、私がツイッターで書いてきた「よかったこと」を振り返ると、

・子どもと楽しく過ごした
・サッカーできた
・おいしいもの買った/食べた

がトップ3。

小学生並みの精神構造が浮き出ています(笑)


もちろん「仕事がテキパキ片付いた」というのも良く出てきますが、
そのほとんどは「…から、いっぱい遊べた」との文脈だったりします。

言い訳できませんね、そういう毎日を選んでいるのは自分ですから(笑)


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親に八つ当たり!

子どもが、やたらと親に当たる
――頻繁に文句を言う、理不尽な言いがかりをつける、何かにつけて怒る、など――
そんな時期が来ることがあります。


原因・理由はいろいろありますが、今号ではそのひとつについてお伝えします。



子どもは日々、『外で』・『他者との関係で』一生懸命、頑張っています。

幼稚園・保育園や学校のルールを気にしてしっかりやろうと努め、
他の子どもや大人との関係で、我慢することもあるでしょう。

その反動で、『家で』・『親との関係で』緩んだり、だらけたり、
ストレスを発散したりすることがあります。

「親に当たる」というのは、親への不満なのではなく、
この“ストレスの発散”の表れの場合があるのです。


でもそれは、決して悪いことではありません。

『家』『親』が安心できる場所になっている、何よりの証拠。

「この場所なら、この人なら、自分の悪い所・ダメな姿を見せても大丈夫」
と、親の愛情に強い信頼感があるからこそ、見せる姿なのです。


そういった状況での対処の方法についてもお伝えしますね。


まず、子どもの行為の本質をしっかり理解すること。
子どもは、外で溜めてきたストレスを、手頃な話題をネタに発散しているだけ。

つまり、言っている文句・不満そのものは、本質的には意味はありません


「リンゴばっかりで飽きた」という子どもにミカンを出しても
「ミカンは嫌いだって言ったじゃん」と文句を言うだけですし、
かと言って何も出さなければ「もう、サイテー」。

おやつのことで文句を言ってきている時に、
おやつについて対応しても、まず無駄
だと知りましょう。


次に、何はともあれ存分にストレスを発散させてあげること。
リンゴに文句を言う子どもに、不平不満を封じるような対応は不適切。

「嫌なら食べなきゃいいでしょ」
「だったら自分で買ってきなさい」

と返した時の、その後の展開は簡単に想像できますよね(笑)

良い結果を招くことは、なさそうです。

どのように返事をしたところで、どうせ次の文句が飛んでくるだけ。
静かに受け流してあげるくらいがちょうど良いでしょう。


もし子どもの様子に気を配るなら、(文句の内容ではなく)
そんな風に親に当たりたくなるコンディションになっていることに
目を向けてあげましょう。


親への当たり方が度を越している(程度がひどい、期間が長く続く)と思ったら、
そんなコンディションになっている原因=外での子どもの過ごし方を
気にかけてあげるべきタイミングです。


とは言っても、直接子どもに
「最近、何か困っていることでもある?」
と尋ねることはお勧めしません。

ストレートに言えないから、言いにくいから、
形を変えて親に当たっている
訳ですから。

「もしかしたら、これが原因かな?」と当たりをつけて、
その問題について自身の体験談を話してあげるくらいの距離感が最適です。

例えば、学校での友達関係でストレスが溜まっているのかな?と思うなら、
こんな具合です。

「パパが1年生の時にね、クラスに意地悪な子がいてね。
 やってもいないことを先生に告げ口したりするんだよ。
 『ぼく、そんなことやってません』って言っても信じてもらえないし、
 ものすごーくイヤだったなぁ。」


―え?それひどいね~。それでパパ、どうしたの?

「どうなったかは良く覚えていないなぁ。
 たぶん、そのうち意地悪されなくなったんだと思うよ。
 3年生の時には、その子の家に良く遊びに行っていたし。」


―ふーん。。。


八つ当たりされるのは面倒だし、腹も立ちますが、子どもにとって
“安心して自分の悪い面を出せる場所”
“安心して八つ当たりできる親”

であり続けること、意識していただければうれしいです!


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ちょっと待て その前提は 適切か

帰宅した子どもに声をかけます。

「手洗い・うがいしなさい」
「遊びに行く前に宿題を済ませちゃいなよ」


ところが、子どもは親の言うことを聞かない、
あるいは親の言う通りに動かないことがあります。


親からすれば、こんな当たり前のことを、もう何百回も言っているのに、
やらない子どもにガッカリしたり、ストレスを感じたり、苛立ったり。

カッとなって叱ったところで、
子どもも素直に「すみません、すぐやります」などと言うはずもなし。
「だってぇ」と言い訳を始めたり、逆ギレしてわめきだしたり。

原因はほんの些細なことだったのに、
これほどに荒れた時間を過ごすハメに…




・・・上記はフィクションですが、これに近い経験をされた方も、少なくないのでは。

この不幸な時間を招いてしまった一番の問題は、どこにあるか、お分かりでしょうか。



手を洗わない子ども?

宿題をしない子ども?

何回も言われたことを覚えない子ども?



違います。



一番の問題は、親の頭の中にある、不適切な『前提』です。



「子どもは、親の言うことを聞くものだ」
という前提が頭の中に根付いているから、

「親が言ったのに、聞かない・その通りに動かない子ども」
に対して失望・ストレス・苛立ちが生まれまるのです。


でも、残念ながらこの「子どもは、親の言うことを聞くものだ」というのは、
子どもというイキモノを正しく理解していない、不適切な前提です。


この代わりに、正しい“子ども理解”に基づく適切な前提に置き換えて
接することこそ、真の解決方法と心得ましょう。


─子どもは、親の言う通りにはしないものだ。

─子どもは、正しくなくても、自分の考えで動きたがるものだ。



このような正しい“子ども理解”に基づく適切な前提を持っていれば、
ほとんどの場面で子どもの様子が「至ってフツウで健全な成長過程にあるなぁ」
との印象に変わるはず。

無用な失望・ストレス・苛立ちを生まなくてすむようになります。


親の側にも余裕が生まれるので、「どうしても困るところだけ話して聞かせる」
などの対応を取ることが、ずっとずっと容易になりますよ。



上記の例の他にも、間違った子ども理解に基づく『不適切な前提』は、
いろいろなところに潜んでいます。


□子どもが帰宅したら、まずは手洗い・うがいをするものだ
→子どもというのは、帰宅したら真っ先におやつを探すイキモノだ

□学校から帰ったら、まず宿題を片付けるものだ
→子どもというのは、一刻も早く遊びに行きたがるイキモノだ

□こぼしたら、拭くものだ
→子どもというのは、こぼしても気付かず平気で食事を続けるイキモノだ

□オモチャを出したら、片付けるものだ
→子どもというのは、オモチャを出したら、次々に別のオモチャを出すイキモノだ

いくらでも出てきそうです(苦笑)


こうしてみると、『不適切な前提』の多くが、
親の願望を映していることに気が付きます。


ですが、その願望に囚われて『不適切な前提』を持って過ごせば、
行き着く先は失望・ストレス・苛立ち(そして修羅場…(汗))だということ、
私たちはイヤと言うほど良く知っていますよね。


どうぞ、正しいコドモ理解で、ストレス少なく、
肯定的な気分で子どもと接してあげてくださいね。


「正しいコドモ理解が難しい」という方が、時々いらっしゃいます。
でも、本当は難しくはありません!

コツは、親の願望を脇に置くこと(←これがちょっと難しいかも?)

そのうえで「フツーの、元気・好奇心いっぱいの子どもだったら、
この場面でどうするかな?」と考えれば、すぐに分かりますよ!


----

実は今回のお話、ある学校の先生からのご相談メールが基になっています。

メールをお読みして、
「子どもは、先生の話を聞くものだ」
「朝礼・集会では静かにしているものだ」
「先生が厳しい口調で叱れば、子どもは反省して行動を改めるものだ」

との“前提”と、実際の子どもの態度とのギャップに悩まされている様子でした。

この問題、先生だけでなく子どもに接する全ての大人に共通するものだと思い、
取り上げさせていただきました。

ヒントをくださったT先生、ありがとうございました!
遠くからですが、応援しています。


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先褒の術

「褒めて育てる」
「褒めて伸ばす」
 とよく言いますよね。

やはり子どもは、叱咤されるよりも、褒めて励まされた方が自信もつくし、
意欲も湧いてくるもの。

(1)子どもが何かうまくできて、
 ↓
(2)それを褒めてあげて、
 ↓
(3)子どもはうれしくて、もっと張り切って、
 ↓
(4)しっかり身についてゆく


──こんな流れですね。


日常生活の中でも、

「おや、靴下、自分で履けたんだね!」とか、

「お、ランドセルが片付いているぞ。言われる前に自分で学校の用意を済ませたんだね!」など、

子どもの成長を見つけて褒めてあげられる場面、たくさんありますよね。

こうして普段から良く見て頻繁に褒めてあげられていれば、
子どもはどんどん成長していきます。


ですが、その一方で、
『もうできるはずなのに、やっていないこと』
に対して、親の側がやきもきしてしまうことも、あるかも知れません。

そんな時にお勧めなのが、“先褒の術”

読んで字のごとく、先に褒めてしまうという方法です。


上記の流れで言えば、(1)と(2)の順序を逆にしてしまう方法。

不思議なことに、それでもちゃんと(2)→(1)→(3)→(4)
と進んで行くことが多いのです。


例えば、「食事はよく噛まなきゃね」という話をした翌日に、
(よく噛んでいるかどうかに関係なく)
「へぇ!今日はよく噛んでいるんだね!
 いい考えだ。パパもよく噛もうっと」

と言ってしまう。

あるいは、朝の出発前に、
(実際に帽子を用意していなくても)
「お、自分で帽子を用意しようとしているのかな?
 準備が捗って、パパ助かるなぁ」

と言ってみる。


このように先に褒めてしまうことによって、子どもの中には
“うまくできている自分”のイメージが湧いてきます。

そして(親の見立てが正しければ、すでに能力は備わっているはずなので)
すぐにその通りに動ける、という反応を引き起こすことができるのです。


この“術”を使うに当たって気をつけたいのは、
あくまでも『もうできるはずなのに、やっていないこと』
を対象とする、という点です。

ついつい、
『そろそろできて欲しいと『親が』願っていること』
『もうできて当然と『親が』思うこと』

を対象にしてしまう欲求に駆られてしまうかも知れませんが、
そこはぐっと自制してくださいね。


この“先褒の術”ですが、私はサッカーの指導でも多用しています。

小6の子どもたちにもバッチリ効果があるので、学校の先生や、
スポーツ・習い事の指導者の方にも応用いただけると思いますよ。

子どもの0.5歩先に立って子どもの自信と意欲を引き出すような
この接し方、機会を見つけて活用してみてくださいね。



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埋め合わせ

今日は
「普段、子どもと一緒にゆっくり過ごす時間があまり取れていない方」
向けの内容でお届けします。


おそらく、読者のパパ・ママの中には、普段の平日は子どもとゆっくり
過ごす時間・話を聞いてあげる時間が、なかなか取れない方も多いことと思います。

それ自体は個人だけの問題ではありませんし、ある面で仕方のない部分もあります。

限られた時間であっても、意志を持って時間を取り、
心を込めて話を聞いてあげていれば子どもは大丈夫。


気になるのは、子どもへの埋め合わせの気持ちから、
モノを多く与える傾向のあるご家庭です。


「普段、ゆっくり構ってあげられていないから」と、
食べ物やオモチャ、場合によっては高価な品を与えることがある方は、
その傾向をちょっと見直した方が良いかも知れません。


モノを与えることが全て悪いわけではありません。

私が懸念するのは、主に次の2点です;

ひとつは、与えるかどうかの判断が適切にできなくなる心配。

与えることを判断する際に、普段“時間”を割けていないことへの埋め合わせの
気持ちが混じることで、『与えるべきか、与えざるべきか』の判断基準が緩む

可能性が、多分にあります。


もうひとつは、本来の『時間を割く』ことをしなくなってしまう恐れ。

モノで埋め合わせることで、「やれることはやった」気分になってしまい、
本来いちばん大切な『時間を割く』ための努力に充分に取り組まなくなって
しまう
可能性も心配です。


厳しい言い方をしてしまうと、
「時間を使い、心を注ぐべきところを、お金で済ませてしまう」
状態を懸念しています。


限られた日程・時間でもいい。
しっかり意思を持って『子どもと過ごす時間』を持ち、
そばに居て、よく話を聞いてあげる。


その第一歩として、今度のお休みに子どもと遊びに出かけること、お勧めします!

特別なお出かけ(キャンプ、遊園地、旅行etc.)は必要ありません。
近くの公園に、おにぎり持参(おかずも不要!)で、遊びに行きましょう。

そして、子どもと一緒に砂場を掘ったり、ブランコに乗ったり、
ボールを蹴ったり、虫を追いかけたり・・・

ちょっと暑くなってきたら、水遊びだって一緒に!

ひとしきり遊んでお腹が空いたら、シートを広げておにぎりタイム♪


きっと、子どもにとってはとっても楽しい1日となること、
間違いないですよ!

「子どもと過ごす時間」が足りない時は、
「子どもと過ごす時間」で埋め合わせましょうね。


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プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

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