子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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子どもの選択


「自分で考えてごらん」
「自分でやってみていいよ」


子どもが大きくなるにつれて、日常生活の中でこんなふうに促す場面、
増えてきますよね。

―ね~、これどうすればいいの?
「ナオはどうしたらいいと思う?」

親の判断を頼る子どもに対して、自分で考えることを促すことも。

子どもの成長に応じてこういった接し方を増やしていくことは、
とても適切な判断です。


ですが、この時に1つ、気を付けておくべきことがあります。


注意すべきは、子どもが自分で考えた案・やり方ではうまく行かなさそうな時。
親心から、つい「そうじゃなくて、こうすれば」と言いたくなってしまう
瞬間があります。

でもその口出しは、ぐっと我慢!
仮に子どもが選んだ方法がトンデモナイものだったとしても、
そのままやらせてあげること、常に意識しておくことが大切です。

その理由は2つ。順にご説明しますね。


(1)信頼メッセージ

子どもに「どうしたらいいと思う?」と問いかけたり、
「自分でやってごらん」と促したりした後に、
「そうじゃなくて、こうすれば」と言ってしまうと、
子どもには「あなたの案はダメだ」というメッセージが伝わります。

これは、自分に任せてもらえたことで一度は手に入れた
『親に信頼されている』という感覚を一気に台無しにしてしまう、
非常に残念なコミュニケーション。

確かに、目の前の作業がうまく行くことも大事かもしれません。

ですが、子どもの自信を育む大切な栄養である“親からの信頼感”を
犠牲にしてしまうのは、もったいなさすぎます。


ヒント提供がすべて悪いわけではありません。

「もしパパの案も聞いてみたかったら、尋ねてもいいよ」
と言ってあげて、ヒントをもらうかどうかの選択も、子どもに
委ねればOKです。

ただし、これは子どもが自分の案を言う前に伝えましょうね。

子どもが自分の案を出した後だと、
・何も言わない=子どもの案でOKと判断した時
・この声かけをする=子どもの案がイマイチと判断した時

との親の本心が透けて見えてしまいますから(^^ゞ

また、聞いたヒントを使うかどうかも、子どもの判断。
「教えてやったのに、その通りにやってない」なんて、
腹を立てないでくださいね。


(2)子どもの選択を尊重・経験を確保

説明する前に、場合分けを整理して考えてみます。

1つの軸は、事前に選択可能な部分。
「親に言われた通り行動する」⇔「子ども自身の考えで行動する」

もう1つの軸は、やってみなければわからない部分。
「結果的にうまくいく」⇔「結果的に失敗する」

この2×2で、4つのパターンがあり得ます。


<パターン1>
「親に言われた通り行動する」×「結果的にうまくいく」

子どもは、親に言われた通りにやってうまく行くことは、
当たり前と思っています。
この場合、目先の作業はうまく行きますが、子どもにとっては
特に何も記憶に残らず経験値にもなりません。


<パターン2>
「親に言われた通り行動する」×「結果的に失敗する」

前述の通り、子どもは『親の言う通りにやればうまく行って当然』と思っています。
なので、言うことを聞いて失敗すると、子どもはものすごーく親を恨みたくなります。
「言った通りやったのに、ぜんぜんうまく行かないじゃないかっ」

この心理状態では、失敗から学ぶなどは到底無理。
もちろん、再チャレンジに向かう意欲も湧いてくるはずはありません。


<パターン3>
「子ども自身の考えで行動する」×「結果的に失敗する」

この状態は、子どもにとっては日常茶飯事。
何度か失敗を繰り返す程度では落ち込むこともありません。
場合によっては、失敗の過程で何か発見して学びにつながることもあるでしょう。
次のチャレンジにも、困難なく進んでいきます。


<パターン4>
「子ども自身の考えで行動する」×「結果的にうまくいく」

これはもう、すごーくうれしい瞬間です!
記憶にも強く残り、「こうすれば、うまく行くんだ」という
大きな学習効果が生まれます。

また、特定の作業がうまくできるというスキル習得に加えて、
「何回失敗しても、いろいろチャレンジしていれば、きっといつか成功する!」
という成功体験が得られる点も、大きなメリットです。


4つのパターンすべてを紹介しましたが、これを『事前に選択可能な部分』
でまとめると、このようになります。

【選択肢A:親に言われた通り行動する】

→ <パターン1> + <パターン2>

→ 子どもが受け取る結果は・・・

 ・うまく行ったら当たり前で、何も記憶に残らない
 ・失敗したら親を恨む
 ・失敗から学ぶ×、再チャレンジ×




【選択肢B:子ども自身の考えで行動する】

→ <パターン3> + <パターン4>

→ 子どもが受け取る結果は・・・

 ・失敗しても当たり前
 ・失敗から学ぶ○、再チャレンジ○
 ・うまく行ったら大きな学習効果
 ・「チャレンジを繰り返して成功した」という成功体験



「子ども自身の考えで行動する」ことをお勧めする理由、もう
説明不要ですよね。

~~~~~~

可能な限り子ども自身が考えて、行動することをお勧めする2つの理由、
おわかりいただけたと思います。

親の役目があるとしたら、それは『子どもの間違いを正す』ことでも、
『子どもの失敗を防ぐ』ことでもありません。


『自分で考えること・行動することを促す・励ます』ことと、

『失敗した時は努力を認めてあげて、学びをサポートする』こと
(がんばってるね。今度はどこを変えたら良さそうかな?と
 問いかけてあげる)

『成功した時は努力を認めてあげて、一緒に喜んであげる』こと

この3点こそが、子どもの成長を支えるために適切な親の役目。


子どもの成長に後れを取らないように、この意識をしっかり持って
接してあげていただけたら、私もうれしいです!


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終業式

息子の中学校・娘の小学校ともに1学期の終業式でした。


子どもたちは通知表が気になるようで、帰宅したら真っ先に成績の話をし始めました。


娘の小学校は、よくできるできるもう少し、の3段階評価。
27項目のうち「よくできる」がいくつ取れたか、自慢気に話してくれました。


息子の中学校は、9科目それぞれに4~5個の評価項目(A~C)と、科目ごとの評定(1~5)があります。
(私が中学生のころは、各科目の評定(1~5)だけだったので、新鮮でした)

息子は帰宅してドアを開けるなり「パーフェクト逃した!!!」と悔しがっていました。


2人そろって立派な成績を取ってきたことも良かったと思いましたが、
それ以上にうれしいのが、担任の先生からのコメント。

「すぐに学校にも慣れ」
「友達と楽しく生活」
「よく工夫し」「よく努力し」
「自分の意見をしっかり言い」
「中心になってクラスをまとめ」


息子は学区外から転居しての中学入学なので、実質的に転校生みたいなもの。
娘ももちろん転校生です。

そんな不慣れな環境にいながら、これだけ頑張れたのは、担任の先生と周りの仲間たちのおかげ。
しかもその頑張りを、しっかり見ていてもらえている。
すごく良い環境に迎え入れてもらえて、本当に良かったなぁと思います。


そしてもう1つ、感心したのが、これです。
  ↓
MVS賞状

息子のクラスでは、生徒全員が「いちばんよく頑張っていたと思う人」を投票して、
上位3人が表彰されるMVS(最高殊勲生徒)という制度があるとのこと。
このMVSに、見事1位で選ばれたとのこと!

毎日、学校が面白くて仕方ないという様子で出かけている姿は見ていましたが、
こうした目に見える形で、充実した時間が過ごせていることがわかって、改めて感動してしまいました。



夏休みも、2学期も、子どもたちがのびのびといろんなことにチャレンジして成長していけるよう、しっかりサポートしてあげよう!と、私も心新たにした1日でした。
めでたしめでたし。



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ブログランキング1位獲得!

読者のクリック数で順位が決まる、ブログランキング
最近はずっと2位をキープしていました。


先週金曜日に発行したメルマガの末尾に
「せっかくだから、1位を取りたい!」
と書いたところ・・・


なんと、翌日には見事1位に


多くの人に応援していただけていることが改めて実感できて、感動しました!

いつもブログ・メールマガジンを見てくださる皆様に、感謝申しあげます!

これからも、よろしくお願いいたしますね。



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思いやりは“技術”

子育てのアンケートで
「子どもには、将来どのような人になってほしいですか?」
と尋ねられたら、どう答えますか?

ちょっと古いデータですが、ベネッセ教育総合研究所の2003年の調査
(未就学児対象)では、

「からだも心も健康な人」(81.9%/複数回答あり)
「まわりの人に思いやりがある、心やさしい人」(81.8%)

の2つが、堂々トップでした。

どちらも、とても大切なことですよね。
私も共感しますし、実際に子育ての中でも意識しています。

今日は、子どもが「まわりの人に思いやりがある、心やさしい人」
に育つための接し方について、お伝えします。

~~~~~~

子どもは本来、自己中心的です。
それはそれで自然なこと。「うちの子はデキが悪い」などと心配する
必要はありません(笑)

だからこそ、思いやりについては親が導いて学ばせてあげる必要が大きい
という事実に、冷静に向き合えばいいことです。

とは言っても、子どもに
「思いやりは大切」
「ひとの気持ちも考えなさい」

と言い続けたとしても、まず効果は期待できません。
(この接し方では、たぶん『偉そうに説教する』という行動を
 まねて習得するだけかも(汗))


子どもの本質・性質を理解した上で、適切に導いてあげることで、
思いやりを身に付けられるようサポートしてあげましょう。

子どもは『ひとを喜ばせたい』という“思い”を、生まれつき
持っています


ですが一方で、『相手が何を喜ぶのか=他者の感じ方』を理解する
スキルはありません。
幼い子が、食べ物を親の口に無理矢理入れようとしたり、子どもの
遊びに親を誘ってくるのを見れば、わかりやすいですよね。

このスキルは、経験を通じて学び身に付けるべきもの。
ここに親の役目があるということ、心得ておいてください。


(1)相手の立場に立つ

×「相手の立場になって考えてごらんなさい」

この言い方、よく聞きますよね。
でもそれで理解できるのは、すでに思いやりの技術を身に付けた子だけ。
これから身に付けようとしている子には、役に立たない言い方です。


△「さっき砂場で、シンタロウがバケツ貸してっていったでしょ。
  でもコウちゃん、バケツ使ってなかったのに、貸してあげなかったよね。
  その時、シンタロウはどう思ったかな?」


こういった投げかけも、効果は出にくいでしょう。
子どもの記憶は、自分が中心となって構成されています。
ある場面で急に他者視点を要求されても、対応できない方が普通です。


お勧めなのは、物語の最初から他者視点で振り返ること。

○「むかーしむかし、あるところに、シンタロウという男の子がいました。
  ある暑い日に、シンタロウはママと公園に行きました。
  すると砂場には、仲良しのコウちゃんがいました。
  コウちゃんを見つけたシンタロウは、まっすぐ砂場に行きます。
  何を作ろうかなーとあたりを見回すと、コウちゃんの横に
  ちょうどいいバケツがありました。コウちゃんは使っていないようなので、
  シンタロウはバケツを借りて山を作ろうと思いました。
  勝手に取ったら悪いので、コウちゃんに「かして」と言います。
  するとどうでしょう。コウちゃんは「だめ」というでは
  ありませんか。
   ・
   ・
  ねえコウちゃん。シンタロウ、どんな気持ちだったろうね。」


これから初めて学ぼうという子どもには、これくらい丁寧に
なぞってあげるのがちょうど良い教え方です。


(2)人によって感じ方が違うことを知る

他者の感じ方を想像することと並行して、
「(同じ状況でも)人によって感じることが違う」
ということも、実感する機会を作ってあげましょう。

例えば、真夏の暑い日にプールを出して水遊びしながら、

―気持ちいいねー!暑い日はやっぱりプールが一番だね☆

―リュウノスケは、こんな日もプールよりサッカーしたいって言う
 のかな?

「うーん、リュウノスケもプールがいいって言うよ!こないだも
 プール好きだって言ってたもん」


―そうかぁ。じゃ、新潟のおばあちゃんはどうかな?

「えー(笑) おばあちゃんはプール入らないよ~」

―そうかもね。じゃあサッカーかな?


「サッカーしないよ! アイス食べるんじゃない?」

こんな会話をするだけでも、子どもには良い経験になりますよ。


さらに発展して、
(3)同じ人でも、時・状況によって感じ方が違うことを知る
ことを実感するおしゃべりを取り入れても良いでしょう。

~~~~~~

実際にしっかりと他者視点に立って、自分視点と切り分けてものを
考えられるようになるのは、ほとんどの場合、小学生になってから。

それまでは、
「ちゃんとわからなくてもいい、ただ、そういう(他人の立場に
 なってみるという)考え方もあることに、触れていればOK」

程度の緩い感覚で、接してあげていてくださいね。


親の適切な導きで、他人の感じ方を察する経験を豊富に積むことが
できれば、やがて子どもは「相手の気持ちを思いやる」という技術が
身に付きます。

そして、その技術があれば、生まれつき持っていた「人を喜ばせたい」
という“思い”を、適切な行動で表現することができるようになるのです。

かなり気の長い取り組みではありますが、効果はきっと出ます。
気にかけてあげていただけたら、私もうれしいです!


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父親力アップ講座(インタビュー記事)

先日インタビューを受けた内容が、
『シーン別・父親力アップ講座』という記事で掲載されました。
(新学社 子育て情報誌「ポピーf」2013年8月号掲載)

主に小学生の子どもを想定して、次の5つのシーンについて解説しています。

(1)子どもが勉強で困っている時

(2)母と子がバトルになっている時

(3)子どもが話をしてくれない時

(4)子どもが反抗的な態度を取った時

(5)お母さんがイライラしている時


対応のコツに加えて、典型的なNGワードもご紹介していますので、
ご自身の口癖のチェックもしてみてくださいね。

popyf8月号掲載記事1

popyf8月号掲載記事2


きれいで読みやすいpdfファイルもありますので、ご希望の方はメールくださいね!


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行動目標管理

先月末まで、出版予定の本の校正作業を行っていました。

元の原稿の量が多いので、適切なページ数に収まるように文章を
修正する作業が中心でした。

この作業にあたって、
「6月末までに、□□ページやりきるぞ!」と目標を記し、
「××ページ分進んだ、あと△△ページ分」と日々の進捗度合いがわかる表を作って、
自分を励ますツールとして使っていました。

面白かったのは、このツールに娘が強く反応したこと。
「どれくらい進んだ?」
「あと何ページ分?」

と興味津々で、進み具合を毎日尋ねてくるのです。

月末が近くなると、締め切りを意識した娘が
「6月末までに終わらせるんでしょ?そろそろヤバいじゃん」
と危機感たっぷりに激励までしてくれました(笑)

~~~~~~

このように、

『やるべきこと』と『期限』を紙に書いて、
  ↓
見えるところに貼って(置いて)、
  ↓
進んだ部分にマークをつけて、進行状況を一目でわかるようにしておく。


というタスク管理手法を、家庭でもどんどん実践することをお勧めします。


こうしたツールがあると「意欲が湧いて仕事が捗る」という単純な理由だけ
ではありません。

「目標と期限を設定し、進行状況を常に見える状態にして、
 確実に目標をクリアしていく」

というスキルと習慣を、子どもに伝えることができる――というのが、
より大きな理由です。


家事なら「△時までに、○○をする」という項目を並べたリストを作り、
済んだものからチェックを付けていく。
(この時、時間に余裕を持って設定しましょう。子どもがいる状況では、
 思い通りに作業が進まないのが普通です。
 子どもに手間がかかっても達成できる、邪魔されずに作業できたら
 時間がいっぱい余るくらいの設定が適切です)


自宅で仕事をする機会がある方は、仕事での行動目標を設定して
取り組む姿を見せるのも良いでしょう。

また、休日に片付けたい用事をリスト化して、子どもを巻き込んで
取り組むのも素敵です。
・クリーニング屋さんに行く
・ゴーヤの世話(水やり、摘心)
・水槽の掃除
・自転車のお手入れ(タイヤの空気、チェーンの油、サドルの高さ)

などを書き出して、子どもに「どれからやろうか?」と声をかけてみましょう。

ある程度大きい子なら、しばらくの間親が取り組む姿を見せた上で、
子どものやるべきことをリスト化する手助けをするのもOKです。
翌日のプールを楽しみにしている小学生なら、
・プールバッグの準備
・爪切り
・宿題
・学校の用意
・歯磨き
・お風呂

これらを8時までに終わらせて、早めに寝て、元気いっぱいでプールに入ろうね!
と促してあげれば、子どもは張り切って準備を進めることができます。

ちょっと高度な取り組みなので、子どもにやらせるのは大きくなってからで充分です。
当面は、親が取り組む姿を見せてあげる機会を、意識的に作ってみてくださいね。


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プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

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