子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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葛藤に加勢するなら

『葛藤』というと少し重い感じもしますが、今号で取り上げるのは
「子どもの心の中で起きる、日常的な葛藤」について。

―歯みがきしなきゃ。でも眠い…

―ダメだとは分かっているけど、イタズラしてみたい…


こんな具合の“葛藤”なら、日々頻繁に起きていますよね。


基本的には、この葛藤に介入する必要はありません。

子どもが話したがるなら、ただ話を聞いてあげて、
アドバイスを求められたら、
「パパはこう思う」「ママだったらこうするかな」
「△△って方法もあるらしいよ」
と、
淡々とヒント提供だけしてあげればOKです。

そのことを理解した上で、ちょっと介入するという方法を取る
ことも、時と場合によっては可能です。


ただし、その時は注意が必要です。
勝たせたい方の意見に単純に正論で加勢すると、逆効果になって
しまうことがあるのです。

―あ、歯みがきしなきゃ~。でも眠いなぁ…

「でも、虫歯になったら嫌でしょ。始めちゃえばすぐ済むんだから、
 歯みがいて来ちゃえば」


―わかってるよぅ。でも眠いんだってば(>_<)

こんな会話、したことはありませんか(苦笑)


ここでお勧めしたいのが、反対側の意見に加勢すること。
この例で言えば『眠い・寝てしまいたい』を応援してしまうのです。

―あ、歯みがきしなきゃ~。でも眠いなぁ…

「そっかぁ。歯は気がかりだけど、寝ちゃいなよ!眠いんでしょ。
 大丈夫大丈夫、歯は何とかなるよ」


―うん、でも虫歯になったら嫌だから。やっぱり歯、みがいとく。


いつでも必ず、ではありませんが、こんなふうな展開になることが
よくあります。

この仕組みを解説しますね。


子どもの心の中には、2人の自分がいます。
「がんばらなきゃ」と思っているガンちゃんと
「サボりたいなぁ」と思っているサボちゃんです。(笑)

どちらも子どもの本心で、親に認めてもらいたい、受け止めて
もらいたいと思っています。

そこで親がサボちゃんに加勢するようなことを言うと、
サボちゃんとしては大変うれしいものです。

自分の思いを認めてもらって、受け止めてもらって、
応援までしてもらって、大満足。

気持ちが一旦収まって、おとなしくなります。


一方で、ガンちゃんは気持ちが収まりません。

負けるものかと声をさらに大きくして、自分の思いを主張します。


ところで、子どもの実際の行動は、子どもの心の中の声で決まります。

一旦落ち着いておとなしくなってしまったサボちゃんと、
ムキになって主張を続けるガンちゃんでは、優劣は明らかです。

子どもは(親に加勢してもらえなかった)ガンちゃんの声に従って動く――
というメカニズムです。

このメカニズムは、『ガンちゃんvsサボちゃん』だけでなく、
悪さをしたいワルサー氏vs正義感あふれるタダシさん
みんなのためを思うミナちゃんvs自分の欲求を訴えるブンさん
などの葛藤でも同様に効果を発揮します。


ただし、子どもが小さいうちは親の言葉がそのまま自分の意見に
なってしまうことが多いので、この接し方はある程度自立心が
芽生えた子ども向きでしょう。

小学校に入ってしばらくして「自分のことは自分で決める!」との
気持ちが出てきた頃からが効果的です。


この方法のメリットは、他にも2つあります。

1つは、子どもの「わかっていることを言われたくない」という
反発を招かないで済むこと。
ガンちゃん・タダシさん・ミナちゃんに正論で加勢すると、
「そんなことはわかってるよ、でもそうじゃない自分もいるから
 困っているんじゃないか」

という反発を起こす恐れが大きいのです。

もう1つは、子どもの「怠けたい気持ち」「悪いことをしたい衝動」
「ワガママな思い」などを受け止めて認めてあげられること。
こうした『自分の中のダメな一面』を家庭で受け入れてもらえる
ことで、子どもの自己肯定感が高まり、学校などの“外の社会”で
がんばってくることができるのです。


介入のしすぎには要注意ですが、こうした接し方があることも
頭の片隅に置いておいていただけたら、うれしいです!


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褒めてもきかない

先日のブログでは、
「褒めて伸ばす――でも褒めるネタがない時はどうすれば?」
との疑問にお答えしました。

すると今度は、別のご相談をいただきました。

「褒めても、子どもが素直に聞いてくれない」

「褒めようとすると、子どもが嫌がります。照れているだけなの
 かもしれませんが…」


小学生、特に高学年以降に出てくるケースでしょうか。

褒めようと思って声をかけても、子どもが素直に「聞かない」
褒めて育てるというアプローチが「効かない」、そんな状況です。


そうなってしまう原因は、主に2つあります。

それぞれの原因を説明した上で、その場合の対応策について詳しく
お伝えしますね。


<原因1> 照れる

まず1つ目の原因は、褒められて照れてしまう、というもの。

小さい子が、褒められて、照れて、舞い上がってしまうくらいで
あれば問題ないですよね。
(むしろ、その様子はすごーくかわいく、微笑ましいくらい(笑))

ですが、中には照れてしまうことで「嫌がる」「怒る」といった
反応を見せる子もいます。
私が見聞きしてきた中では、独立心の強いタイプの子がこうした
反応を見せることが多いようです。

あるいは、1対1なら大丈夫なのに、人前で褒められるのは嫌がる
というケースもあります。

いずれのケースも、褒めている側の思い――がんばりを認めて、
励ましてあげたい――は、ほとんど届かなくなってしまっています。

せっかく子どもががんばっていることに気付いてあげられている
のに、それではもったいないですよね。


<対応策1> 面と向かわずに言う

こうした「照れる」子が恥ずかしく感じるのは、
「面と向かって、明確に褒められる」から。

ならば、対応策はシンプルです。
「面と向かわずに、不明確に褒める」です。

「よくがんばっているね」
「すごく一生懸命やっているね。立派だと思うよ」

こんなふうに、身も蓋もないほどハッキリと、面と向かって伝える
のではなく、

独り言のように(でも本人に聞こえる声の大きさで)、
「うわぁ、シュウはすごくがんばってて、感心するなぁ」
「あんなに一生懸命やっていて、立派だなぁ」

とつぶやくのがお勧めです。

自分に向かって言われたわけではないので、過剰な“照れ”を
引き起こす心配がありません。

でも、感心する気持ち・尊敬する思いはしっかり伝わるので、
子どもの得意な気持ち・誇らしい気分を通じて自信を養い、
「またがんばろう」との意欲と元気を育むことができます。


<原因2> 意図を勘ぐる

もう1つは、褒める側の意図を勘ぐってしまう、というもの。

露骨に褒められることに対して、
「褒めて、もっとやらせようとしてるんだろうな」
と考えたり、

人前で褒められた時に、
「他の子にも同じことをやらせようとしているのかな」
と想像してしまう、そんな状況です。

このケースは少し厄介です。

このように感じる子は、「自分の行動をコントロールされたくない」
という自立心・独立心の高いタイプ。

そんなタイプの子に『褒めて、やらせようとしている=うまいことを
言って、操ろうとしているな』と感じさせてしまうと、反発を引き
起こしてしまう恐れが大きいのです。

そうなってしまうと、褒めて伸ばしてあげたいと思った行動が、
褒めたことによって逆に減ってしまうという結果を招きかねません。

これもまた、とてももったいないですよね。


<対応策2> 間接的に褒める

なので、この場合は、「本人に対して明確に褒める」という
スタイルを変えて対応します。

方法が2つあるので、分けてお伝えしますね。


<2-1> 自分の『褒め』を、他者を介して伝える

子どもを褒める言葉を、子ども本人にではなく、第三者に向ける方法です。

“子どもの努力に感心した思い”や“子どもの意欲への敬意”を
第三者に語ります。

そのメッセージが、巡り巡っていつか子どもに届くのを気長に
待ってもいいですし、子どもに伝えてもらうよう相手に依頼しても
良いでしょう。


<2-2> 他者の『褒め』を、伝聞の形で伝える

逆に、自分が他者の『褒め言葉』を伝える側になってもOKです。

「こないだ、ママが感心してたよ。シュウが自分から、遊びに行く
 前に宿題を済ませてて、よく考えているなぁ!って感動したらしいよ」

「昨日の個人面談で、『シュウはクラスで困っている子がいると
 必ず声をかけてくれる』って先生が言ってたよ。
 クラスの雰囲気も良くなるし、すごく助かるって」



自分の褒め言葉が第三者を通じて伝わるにしても、第三者の褒め
言葉を自分から伝えるにしても、いずれも褒め言葉は子ども本人の
いないところで発せられた事実が明確です。

子どもは褒めてくれた大人の意図を勘ぐる必要がなく、素直に
褒められた事実を受け止めることができるようになりますよ。


「褒めているのに受け止めてもらえない」――との悩みが出て
きた時、今日の話を思い出していただけたら、うれしいです!


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レビュー投稿のお願い

本を出版してから、お陰さまで順調に売れているようです!
応援してくださった皆様に、改めてお礼申し上げます。


さて、売れ行きはまずまずなのですが、
Amazonのレビューがいまだにゼロで、ちょっと寂しいです。

よろしければ、レビューをお書きいただけると、とっても嬉しいです!

・Amazonで買っていなくても、レビューは投稿可能!

・整った文章でなくてOK!充実した内容でなくてもOK!
 率直な感想を、負担にならない長さで書いてください!


・本を読んだ方だけでなく、幼稚園・保育園などで
 サンプルをパラパラ見てみた方も!


→レビューの投稿はこちらから←


このブログをお読みになっていない方でも、本の内容は役立てていただけるはず!
と信じています。

皆さまの率直な感想の一言一言が、注目してもらうきっかけになります。
少しお手間を取らせてしまいますが、ぜひご協力をお願いします!



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褒めるネタがない

子どもががんばったことを褒めて、伸ばす

――こんな話をすると、
「うん、うん、そうだよなぁ」と頷く方々の中で、
必ず数人の方が苦笑いをしたり、困った顔をしたりします。

そういった方に理由を聞くと、返ってくるのはこんなお返事。

「褒めてやりたいのですが、褒めるような場面がほとんどないんです」

「叱ることはいっぱい見つかるのですが、褒めることがなかなか
 見つからなくて」



そうなんですよね。

褒めてあげるためには、褒められるような行動や場面を見つける
必要があります。

親の側に褒めて伸ばす気があっても、肝心の褒めるネタがなければ、
どうしようもありません。


・・・と、思っている方に向けて、今日のブログをお届けします。


~~~~~~


たしかに、子どもがやるべきこと自主的に始めたり、何かを特別に
がんばったりしてくれれば、褒めるネタを見つけるのは簡単です。

ですが、
「そういった褒めるネタを自分から作らないわが子は、
 褒めることができなくて仕方ない」

と安易に考えることはお勧めしません。

その考え方、裏を返せば
「やるべきこと自主的に始めたり、何かを特別にがんばったりした
 子だけしか、褒めてあげない」

と決めいるようなもの。
なんだかちょっと、もったいないですよね。


そうではなく、

「どの子も、きっかけや機会さえあれば、やるべきこと自主的に
 始めたり、何かを特別にがんばったりできるはず」


と信じて、“きっかけ”“機会”を提供することに意識を向けてみる
こと、お勧めしたいです。

そのための具体的な方法と例を、いくつかご紹介しますね。


(1)質問して気付かせる

「日常生活のやるべきことを自主的に始める」ということは、
適切なタイミングに適切な質問を投げかけてあげることが良い
きっかけになります。

「歯みがきしなさい!」と言いたくなったタイミングで、

「ごはんの後は、何をするんだっけなぁ~?」とつぶやいてみて
あげてください。


(2)提案して促す

家でのお手伝いなどは、親の都合・親のタイミングで「・・しなさい」
と言ってしまいがち。
ですが、その代わりに別のアプローチがお勧めです。

狙い目のタイミングは、日曜日の朝などに子どもが
「公園行こうよー」と言ってきた時。

「うん、いいよ! じゃあママ、超特急でお掃除しちゃうね。
 カイくんが玄関のお掃除してくれたら、もっと早く出発できそう
 だな♪」


―じゃ、カイくん玄関のお掃除する!

「それは助かるなぁ!ありがとう☆」


(3)状況を整えて引き出す

小学生の子どもであれば、毎日の宿題を「やらなきゃ」という
意識は持っています。
ただ、なんとなく取り掛かるきっかけが自分でもつかめずに
グズグズしているだけのことが多いので、環境を整えてあげることが
良いサポートになります。

ひとつの方法としては、夕食後にテレビを付けない時間を確保する
やり方がお勧めです。

テーブルを片付け、親が率先してデスクワークを始めます。
この時にやることは、静かにテーブルについて行う作業なら
何でもOKです。
持ち帰ってきた仕事をする、家計簿をつける、宅配の注文書を書く、
あるいは本を読むなどします。
(ただし、スマホをいじったり、ゲームをしたりはNGですよ)

子どもに声を掛けたいのなら、

「宿題しなさい」ではなく、

「テーブル半分空けてあるから、カイくんも使っても大丈夫だよ」

くらいにしておきましょう。


~~~~~~


もちろん、こうした働きかけが全てこちらの思惑通りに進むとは
限りません。
その度に
「言ったのに、やらない!」
「テーブル空けたのに、宿題しない!」

とイライラしないでくださいね(笑)

10回に1回でも子どものがんばりを引き出せたなら、もうけもの!
――くらいに思って、その時を逃さず大いに褒めてあげましょうね。
そうした『褒められ体験』を重ねるほどに、どんどんできる子に
なっていきますから。


繰り返してお伝えします。

「褒められる場面がないのは、ダメな子だから」
ではありませんよ。

「褒められる場面がないのは、機会が足りないから」
そう心に留めて子どもに接してあげていただけたら、私も嬉しいです!


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イベント@東京(小1~小3向け)のご案内!

小学生(1~3年生)向けの、素敵な体験型イベントのお知らせです!

11/17(日)と、11/24(日)のそれぞれで、違った内容のイベントが開催されます。

どちらも私も興味を惹かれる、魅力的なイベントです。
主催する「キッズイノベーション」の代表の加藤さんは、子ども向けキャリア教育の
経験を持つ素敵な女性。
保護者の方も退屈しない、楽しい時間が過ごせると思います。
ぜひ、ご覧ください!


(1)キッズイノベーション無料体験会

日時:11/17(日) 9:30~11:00
場所:東京都世田谷区代田3-42-7
  (小田急線世田谷代田駅または梅ヶ丘駅徒歩10分)
対象:小学校1~3年生
参加費:無料

内容:
自律した大人として社会に出ていくために必要な4つの力
――コミュニケーション力、発想力、論理的思考力、多様性を受け入れる力――
を身に付けるためのアクティビティプログラム。
この4つ力を中心に、社会に出てからも必須の基礎力を体系的に学べる内容になっています。
参加した子どもが毎回おおはしゃぎで帰っていくイベントです。

→地図はこちら

→お申し込みはこちらから


(2)キャリア教育イベント「お仕事探検隊」第2弾

日時:11/24(日) 10:00~11:30
場所:東京都世田谷区代田3-42-7
  (小田急線世田谷代田駅または梅ヶ丘駅徒歩10分)
対象:小学校1~3年生
参加費:1,500円(お試し価格/当日持参)

内容:
色々な仕事をしている社会人と触れ合う企画。
今回のゲストは公認会計士の女性です!
難しいイメージのある仕事ですが、
会社のしくみを交えながら楽しくお話していきます。
体感型のプログラムですので、飽きずに楽しめます!

→地図はこちら

→お申込みはこちらから


主催者「キッズイノベーション」のサイトはこちら


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自転車に乗って

今日のテーマは、自転車での外出について。

子どもは一定の年齢になると、自分だけ・子どもたちだけで遊びに行く
ようになります。

そんな時期が来る前に、なんとか安全な自転車運転技術を身に付けさせ
たいですよね。

子どもに安全な運転を教えることに使える時間は、自転車に乗れるように
なってから、子どもだけで出かけるようになるまでの数年間しかありません。

その限られた数年間で、一緒に自転車外出する機会を通じて教えられるかが勝負。

今日は、子ども自身が適切な乗り方を覚えるために、大人の側が気を付ける
ことや、教え方のコツなどをお届けします。


まず、必ず覚えておきたいのが
「子どもが前を走り、大人が後ろを走る」
という原則です。


大人が前を走り、子どもが後を追うスタイルには、かなり多くの
問題点があります。

・大人が、子どもの様子を見ることができない

・子どもの様子を見るためには後ろを振り返る必要があり、危険

・子どもが、大人の自転車だけを見て運転するクセがつく

・車間距離が短くなりがちなので、ブレーキ時に追突しやすい

・子どもが遅れて大人と離れてしまった時、子どもが声を上げないと
 気が付かない/その時には遠すぎて声が聞こえない恐れもある

・トラブルが起きてしまってからしか気付けない


こんな状態で外を走る経験を積んだ子は、自分だけで運転する
ようになっても、先導する人がいなければどう進んでよいかも
判断できません。
また、トラブルが起きた後に叱られた経験は豊富でも、トラブルを
防いだ経験は皆無。

こんな状態で1人で外出する年代を迎えさせるのは、あまりにも
可哀想ですし、心配ですよね。


なので基本は、「子どもが前、大人が後ろ」です。


そのメリットは、たくさんあります。

・大人は、いつでも子どもの状態を見守れる

・子どもは、自分で前方や周囲を見て運転するクセがつく

・大人と子どもが離れてしまう・はぐれてしまう恐れが小さい/
 仮に離れても、大人の声で呼び止められる

・トラブルが起きる前に、大人が察知してアドバイスできる

・大人の声掛けをヒントに、子ども自身がトラブル回避の経験を
 積むことができる



もちろん、デメリットもあります。

いちばん大きなデメリットは、道順です。
子どもは道順を知らないので先を走らせるのは不安、と感じるかも
知れません。

ですが、それは後ろからの声掛けで簡単に解消できるデメリット。

曲がるべき所に来る前に、後ろから
「次の信号のところで、左に曲がるよー」
と声をかけてあげれば大丈夫です。


ただし、単に子どもの後ろを走って「右」「左」を言うだけでは不充分です。

大人が充分に注意して適切に声をかけることで、子どもの技術・能力を
伸ばしてあげることも、忘れずに取り組んでくださいね。


具体的には、以下の4つの点を意識しましょう。


(1)当たり前のことを褒める

大人から見れば“当たり前”のことも、子どもにとっては
『今、まさに練習中』のこと。
できているところは、どんどん褒めてあげましょう。

「交差点の手前で、ちゃんと止まった!車が来てもぶつからないね」

「小さい子が歩いているから、ゆっくりにしてあげたんだね」

「おー!ちゃんと右左を見ているね~。安心だなぁ」


本人が無意識でやっていることでも、こうして褒めてあげることで
「交差点で止まる」「危ない時は減速する」「左右を確認する」
といった行動を意識的に使うことができるようになります。


(2)危険察知のヒントを与える

注意が必要なことについて、自分で状況察知→判断→行動ができる
ようになるのがゴールですよね。
そのような技術を伸ばしてあげるには、そのプロセスを子ども
自身に体験させてあげる必要があります。

前方から車が来ている時に
「車が来てるから、端に寄りなさい
というのは簡単ですし、その時は安全です。

ですが、それでは子どもができるのは「行動(端に寄る)」の練習だけ。

「状況察知」「判断」は、練習する機会を奪ってしまうことになり、
できるようになりません。

そんな時は、
「あ、向こうから車が来てるね」
だけに留めておくのが適切な声のかけ方。

それでも危なそうなら、

「道の真ん中にいると、ぶつかりそうで怖いな~」

「端っこを進むのが難しかったら、一回降りて押して歩くって
 方法もあるよね」


と、次のヒントを提供してあげましょう。


(3)ミスには「事実伝達」で自覚を促す

大人がヒントを与えても、子どもが状況を的確に察知できない
こともあります。
状況を察知していても、良い判断ができない場合もあります。
判断はできていても、自転車操縦の技術が未熟でその通りに行動
できないこともあるでしょう。

そうしたミスに対して、注意する・叱るなどの対応よりも、
もっと良い接し方があります。

「いまリコが道の真ん中を進んでいたら、向こうから来た
 おばさんがすごーく通りにくそうだったよ」

「交差点で止まらずに進んで行ったら、横から来てた車の人、
 すっごくびっくりしたみたい」

「ハルキが急に曲がったから、後ろから来てた車が急ブレーキ
 してたよ。申し訳ないことしちゃったね」


注意する・叱るよりも、こうした事実伝達の方が良い理由は2つあります。

1つは、言われた相手への反発心が起きないので、素直に
『マズかった』と思える点。

そしてもう1つは、トラブルの因果関係がより理解しやすい点。

いずれも、その後のトラブル予防の能力を育てる上で、重要なことです。


(4)良い判断には大喜びする

慣れてくると、子ども自身で良い判断・対応をする場面が見られる
ようになってきます。

・前方から来る歩行者・自転車・車とのすれ違いの際に、
 電信柱や駐車車両などの障害物の手前で待った

・フラフラ・ヨロヨロしがちな他者(幼児や、高齢者の自転車など)
 から大きく離れて通り過ぎた

・道幅の狭い所で、一度自転車を降りて押して歩いた


そんな時は、子どもの運転技術の向上・判断力の成長を、大いに
喜んであげましょう。

「おお!電信柱のところですれ違うとすごく怖いけど、メイが
 手前で止まってくれたから、ママ全然怖くなかった~♪」

「小さい子がチョロチョロしてたけど、道の反対側を通ったから、
 安心して通れたなぁ。きっとあの子も、全然怖くなかったと
 思うよ☆」

「ハルは自転車降りて押していくことにしたんだね。ここ、
 すっごく狭くなってるけど、それだったらぶつかる心配がないね。
 パパは安心だな!」



こんなふうに声をかけてあげていれば、子どもは
・自分で状況を見て、
・危険を察知して、
・適切な対処方法を考えて、
・安全に運転する

という技術・能力がしっかりと身に付きます。

ぜひ、子ども自身に経験させて、能力を伸ばしてあげるとの意識を持って、
練習させてあげてくださいね。


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『講演&親子遊び』を行いました

先日、埼玉県内の保育園にお招きいただき、講演してきました。


今回は、2つの点でいつもの講演とはちょっと違うものになりました!


1つは、埼玉県の協力により開催されたという点。
協力してくださったのは、埼玉県の『ウーマノミクス課という部署。
女性が社会で活躍できる世の中を作るプロジェクトの一環として、
男性の意識改革を後押しする!との趣旨のイベントとしての開催でした。


もう1つは、講演に加えて『親子遊び』を盛り込んだ内容だった点。
前半は大人だけでお話(講演)、後半は子どもを交えてホールで遊ぶ―そんな
楽しいイベントになりました。



前半の講演では、
・なぜそんなに男性の協力が必要かピンとこない
・どのように家事・育児に協力していいかわからない
・協力しているのに、妻に喜んでもらえない

などの課題を解決できるように、リアルで具体的なお話しをしました。

こんな感じの場所で、みんな座布団に座って穏やかな雰囲気でした
写真ではママが多いですが、全体ではパパの方が多くご参加くださいました。
講演風景


後半の親子遊びでは、
・お父さんならではの、体を使った遊び方
・雨の日も怖くない!屋内で、体力を持て余した子どもを遊ばせる方法

をご紹介して、みんなで実践しました。


まずは、ウォーミングアップから。
親子遊び~ウォーミングアップ


ただ走り回るには、室内は窮屈。
でも、ちょっと制約をつけると室内でもエキサイティングに遊べます!
親子遊び~リレー

全力で遊んでくれたパパたち。いちばんマジだったのは大人かも(笑)
親子遊び~リレーに大人も夢中


続けて、新聞紙を使った遊びもご紹介しました。
親子遊び~新聞遊びの説明


大人も子どもも、楽しそうに参加していただきました!
親子遊び~新聞あそび


このような充実した素晴らしいイベントになったのは、普段から子どもと
遊び慣れているパパたちの積極的な参加があったから。

また、こうした機会を作ってくださった保護者会の皆様、園長先生、
埼玉県ウーマノミクス課の方々にも感謝申し上げます。

そして、当日とてもスムーズに運営できたのは職員の皆様とご参加くださった
方々のご協力のお陰です。併せてお礼申し上げます。

それから、子どもたち!
保育園に通う園児たちも、一緒に来てくれた小学生のお兄さんたちも、
一緒に遊んでくれてありがとう
初対面の私にも人懐っこく近づいて話しかけてくれる子がいっぱいいて、
嬉しかったです(^o^)



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「いいよ!」と言ったのに…

本を出版してから、続々とご感想のメールをいただいています。
感想をお聞きできるのは、とても参考になります。
大きな励みにもなるので、すごーくうれしいです

併せて、ご質問・ご相談のメールも届きます。
個別の質問・相談は、より具体的なお話ができてお役に立てるので、
私も、とてもうれしいのです。

メールくださった皆様、ありがとうございます!


今日はそのうちの1つ、
「本を読んで試してみているのだけれど、うまく行きません」
とのメールを題材にしてお届けします。


ご相談いただいたのは、
STEP 3
次々繰り出される「~したい」「~しようよ}」に応えるには?
  ↓
とりあえず全部「いいよ!」と言ってしまう!

(p.66)
について。

子ども(5歳)が、朝の登園前に「ビデオ観たい」と言うことがよくあります。
 「いいよ!でも時間がないからまた今度ね」と言っているのですが、
 素直に従ってくれません。


と、お困りのご様子。


おそらくこのケースでは、最初からビデオは見せないと決めて
お返事しているのでしょう。

子どもは、親のセリフが「ダメよ」「いいよ!でもダメよ」
替わっただけ、と感じているはずです。


こんなケースで私がアドバイスしたいのは、次の2つです。


(1)「いいよ!」の後も大切です

―ビデオ観たい
「いいよ!」

この後の『実際に観るのか、観ないのか』の判断を一方的に言うのではなく、
子ども自身に考えさせてあげましょう。

この時に、
「不適切な判断をするのは、子どもに判断力がないから」
「だから、どうすべきか言って聞かせなきゃ」

と考えて接してしまうと、子どもの判断力は伸びません。

あくまで、
「不適切な判断は、判断材料が足りないから」
「充分な判断材料があれば、適切な判断ができるはず」

と信じて、接してあげましょう。

・もうすぐ登園する時間
・夕食の前なら時間がある
などの材料を提供してあげて、子どもが自分で「じゃあ帰ってきて
から観る!」などの判断にたどり着けるよう、サポートしてあげて
くださいね。


(2)時には実現させちゃう

時には、

―ビデオ観たい
「いいよ!出発まで15分あるから、途中までなら観られそうだね」

と、実際に観られる機会も作ってあげられるといいですね。

いつも我慢するばかりでは、かわいそう。
しっかり満たされる時があるからこそ、必要な時に我慢ができるもの。

すぐに「でもね・・・」と言ってしまわず、

「本当に無理かな?」
「どうしたら希望通りにしてあげられるかな?」

と考えて、柔軟に対応してあげられたら理想的ですね。


~~~~~~

本の中には「こう対応すれば、親もラクになるといった
内容も書いてあります。

ですがそれは、
「適切に接することで子どもの成長を引き出すことができて、
 結果として親もラクになる」

という意味。

「親がラクするためには、このテックニック・言い回しが便利!」
ではありませんよ


忙しい毎日の中では、
「子どもをうまく言いくるめて、思い通りに動かしたい」
との誘惑に駆られる時があるのは、仕方のないこと。

そんな時に、今日のお話を思い出していただけたらうれしいです!


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プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

■自己紹介はこちら■

著書のご案内

このブログでご紹介してきた内容のうち、2~3歳から小学校低学年までの子ども向けの内容を厳選して、1冊の本にまとめました。
基本的な生活習慣を確立しながら、子どもがのびのびと育つコツが満載です。

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