子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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自分で伝えよう

今週は、都内の幼稚園で講演がありました。
参加した保護者の方がとても熱心で、多数の質問をいただいて、
充実の講演になりました!

その時に出た質問のひとつと、同じ内容のご相談をメールでも
お受けしたので、今日はその内容をご紹介しますね。


それは、
子どもが人に話をしている、何かを伝えようとしている時に、
どこまで親が口を挟んでよいか…

という質問。

―友達に、お誘いの連絡をする

―おじいちゃん・おばあちゃんに、先週の遠足のことを話す

―飲食店で、自分の分の注文をする


などの場面で、子どもが言うべきことを言い忘れていたり、
伝わりにくい言い方をしていたりすること、頻繁にありますよね。

大人が口を挟めば用は足りますが、せっかく子どもが自分で話していたところに、
そうするのも気が引ける…そんなお悩みです。

言い換えると、
「子ども自身にやらせてあげたい」という思いと、
「伝えるべきことを伝えたい」という必要性とを、
どのように両立させたらいいか?
とも言えるかも知れません。


原則として、子ども自身に言わせてあげる、という考えは私も同じです。

そういった時にお勧めのコツを2つ、ご紹介しますね。


ひとつは、『不足部分を子どもに質問する』という方法。

友達を公園に誘う時に持ち物を伝え忘れていたら、
「えっと、何を持ってきてもらえばいいんだっけ?」
と子どもに尋ねる、そんな方法です。


こうしていれば、「子ども自身にやらせてあげる」ことができます。
…が、時間がかかります(笑)

相手の都合や、その場の状況によっては、いつまでも時間を取る
わけにはいかないこともありますよね。

かと言って親が代わりに説明してしまうと、
「ボクの説明じゃダメなんだ・・・」との印象を与える恐れが
あるのが、気懸かりです。


そんな時には、もう1つのコツを使います。
『子どもに一言断ってから、補足する』です。

一通り子どもが話をしたら、
「ミウちゃん、しっかり自分で言えたね!
 あとママからも、気が付いたことを伝えるね」

と断ってから、話し始めるのです。


こうすることで、子どもは
『自分で言えた!』という満足感と、
『伝えるべきことが、全部伝えられた』という安心感を得られると
同時に、親の補足説明を横で聞くことで、上手な説明方法・伝え方を
学ぶこともできます。


最近では、健康教育の一環として、自分の体の状態(調子の悪いところ)を、
子どもが自分で伝えられるように育てよう――との話も耳にします。

“体調”を言葉で伝えるのは、なかなか難しいもの。
ですが、普段から『自分で伝える・説明する』経験を積んでいれば、
きっとできるようになります。


要領を得ない話・意味不明の説明も数多くあるかも知れませんが(笑)
子どもがスキルを身に付けるための大切な経験なんだとの意識を
持って、寄り添ってあげていただけたら、私もうれしいです。


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感情を動かす伝え方

先日に続けて、別の心理学ネタをお届けします。

ひとつは、
「人は、理屈で理解した時よりも、
 感情が動かされた時の方が、行動する」

という性質。

大人を対象とした実験で確認されていますが、
“理屈”“論理的思考”を学び始めたばかりの子どもは、
大人以上にこの傾向が強いと考えて良いでしょう。


また、どのような時により強く感情が動かされるか…について、
こんな実験もあります。

片方のグループには、8人の子どもが写っている写真を見せて、
「この子どもたちのために、寄付をお願いします」
と依頼します。

もう片方のグループにも同じ写真を見せますが、その中の1人を
指して、
「この子のために、寄付をお願いします」
と依頼します。

すると、
8人を見せられたグループよりも、
1人を示されたグループの方が寄附の金額が大きくなる
――という結果になるのです。


同様の傾向は、別の場面でも見ることができます。

『100万人が犠牲になった大災害で、5万人の子どもが親を失った』
というニュースと、

『生後6か月の○○ちゃんが倒壊家屋の中に閉じ込められた』
というニュースで、

より強い関心を引き起こすのは、後者の方。
ニュースの末尾で寄付を呼び掛けたら、後者の方が多くの人から、
多くの金額の寄付を受けることになるでしょう。


つまり、感情に訴える場合、
問題を大きく見せて人数・規模の大きさを強調するよりも、
特定の1人を意識させた方がより強く相手の心に響く、ということなのです。


例えば、公共の場所――電車の中や商業施設の中など――で
子どもが騒ぐ・暴れるような時に、このことを知っていると
効果的に言い聞かせることができます。


最も効果がないのは、理屈で言い聞かせる方法。

「電車の中では騒いではいけません」

…話は理解できても、さほど静かにはならないでしょう(苦笑)


感情に響く言い方の方が、効果的です。

「レンくんが大きな声を出すと、電車の中のお客さんがみんな
 イヤな気持ちになるんだよ」


…理屈で言う場合に比べて、かなり大きな違いが出ます。


さらに効果的なのが、特定の1人を思い起こさせるような伝え方。

「向こう側の席に、本を読んでいる人がいるだろう?
 レンくんが大きな声を出すと、きっと本が読みにくくなって、
 困ってしまうと思うよ」


そのご本人には聞こえない方が良いと思うので(笑)声の音量は
気を遣いますが、子どもの理解・行動の変化は、見違えるほど
変わってくることと思います。

周辺の人(他人)を挙げて伝えることに抵抗があるなら、
自分自身の気持ち・思いを表現して、子どもの感情に訴える
表現も可能です。

「レンくんが大きな声を出して、他のお客さんにイヤな思いを
 させてしまうと、パパ、恥ずかしいなぁ」

「レンくんが走り回って、周りの人に怖い思いをさせちゃったら、
 ママはすごく悲しいよ」


これらは、子どもを直接責めていない言い方なので、
子どもが落ち着いて聞き入れられるというメリットもあります。

ぜひ、試してみてくださいね!


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雨の日は不機嫌


心理学で、こんな実験があります。

天気の悪い日に『今の気分』を尋ねると、晴天時に比べて悪い結果
(気分が良くない、という回答)が出ます。

これ自体は、普通のことですよね。

ところが、です。

同じように天気の悪い日に、先に「今日の天候は?」と質問して、
その後で『今の気分』を尋ねると・・・
なんと、晴天時と同じ結果になるというのです。


この実験結果の意味は、

―天気が悪ければ、気分もあまり良くない

―でも、天候と気分を結びつけるチャンスがあると、
 嫌な気分の原因を客観的に捉えることができて、
 嫌な気分は解消する


ということでしょう。

これは、子どもと接する中でも応用できる重要なアイデアです。


子どもの機嫌が悪い時、
気分がふさいでいる様子の時、
元気が出ない雰囲気の時などに、

子どもの気持ちを受け止め、共感してあげたうえで、
その気分の原因について、ヒントを伝えてあげるのです。

「シンちゃん、なんかイライラしてるんだね。
 うまく組み立てられないと、イライラするよね。
 それに、お腹が空いてると、怒りやすくなるしね」

「トモ、なんだか今日は気分がパッとしないみたいだね。
 あるよね、そういう時も。
 特に、天気が悪いと、気分までどよーんとしちゃうよね~」

「どうしたの、ミウ~、泣いちゃってるの~。
 なんか、寂しい気分なのかな。
 そんなふうに、物寂しくなる季節ってあるよね」



これを言った時点では、何の変化もありません。
相変わらず、子どもは怒ったり沈んだり、したままでしょう。

ですが、こういった会話を積み重ねることで、子どもは
『自分の気分が動く時と、その原因』について客観的に捉える
スキルを徐々に身に付けてきいきます。

自分で自分の気分の変動を受け止めて、取り扱えるようになると、
不機嫌・不幸感にとらわれ続けることはなくなります。
ちょうど冒頭に紹介した実験で、先に天候を聞かれてから気分を
答えた人たちのように。


気分の変化自体はなくなることはありませんが、
それと適切に付き合っていくためのスキルは、教えてあげることが
できるもの。

すこし、気に留めておいていただけたら、うれしいです!


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だから言ったでしょ

良かれと思って子どもにアドバイスしたり、教えてあげたり。

でも、子どもはまったく聞き入れず、自分のやり方で進めて…
案の定、大失敗。

こういう場面で、つい言いたくなってしまう言葉が、
「だから、言ったでしょ」

大人の側としては、これはこれで、自然な心情ですよね。

でも、子どもの成長を考えるのであれば、
抑えておいた方が良いフレーズでもあります。


『だから言ったでしょ』の一言から、子どもが受け取る影響は、次の3つ。

ひとつは、
『子どもが自分で考えるより、親の言うことを聞いた方が良い』
というメッセージ。

親の言う方法の方が成功率は高いのは事実かもしれませんが、
「成功率が高い方法」が子どもの成長に有益とは限らない
という点を見落としています。

次が、
『アドバイスに従わなかったことを責められている』という印象。

今さら改められない過去のことを責められている気分になると、
失敗から学ぶことへと意識を向けることはできなくなります。

また、アドバイスに従わなかったのは、子どもの自立心の表れでもあります。
責められているだけでなく、自立心まで否定された気分になってしまいます。


最後が、
『自分は失敗すると思われている』という感覚。

身近な大人に自分の可能性を信じてもらえないと、新しいことに
チャレンジする勇気は、どんどんしぼんでしまいます。


この3つの影響を受け続けた子どもは、やがて、

 自らチャレンジすることなく、
 何かやる時は自分では考えず人の言いなりで動いて、
 失敗したら『指図した人のせい』と考えて何も学ばず、
 成長しない人


に自然と育っていくということ、わかりますよね。


子どもの成長する力を引き出してあげるのであれば、
違った言い方・接し方を選んであげたいところです。


ひとつは、
『自分で考えて、行動した』ことを認めて励ますスタンス。

失敗したという結果よりも、チャレンジした行動・プロセスに
焦点を当てて声を掛けます。
「そうか、ユウくん、自分で考えてやってみたんだね!
 こんな難しそうなことに、チャレンジしたんだねぇ~☆」



次は、
『失敗経験から学ぶ』ことをサポートする会話。

まずは、子どもの話を聞いて、コンパクトにまとめて返して
あげます。
「そうか、○○のやり方にしてみたら、
 △△のところでうまく行かなかったんだね。
 よく気が付いたね~!」


そして、次の工夫・努力を引き出す質問を。
「じゃあ、今度はどんなふうにやってみようか?」


最後に、
『子どもの可能性を信じている』ことを伝えるメッセージを。

場合によっては、先に『落胆している気持ちを慰める』一言を
入れてもいいかもしれません。
「慣れてないんだから、うまくいかなくて当たり前だよ~
 みんな、最初は必ず失敗するものなんだよ」


その上で、こんなふうに言ってあげたいです。
「何度もやれば、うまくなるよ!
 大丈夫、ユウくんはきっとできるって、パパ思ってるよ!」


~~~~~~

気を付けたいのが、

「失敗=認めてもらえない」という構図に陥って、チャレンジ
できなくなってしまうこと。

「失敗=チャレンジの結果=認め、讃え、励ます」という枠組みを
しっかり意識して接してあげていれば、いずれ子どもも
同じ考え方を身に付けてくれます。


そうして、

 自ら課題を見つけてチャレンジして、
 失敗から学んで次の努力へとつなぎ、
 そんなふうに行動できている自分に自信が持てている


そんな子に育っていけるよう、寄り添ってあげていただけたら、
私もうれしいです。


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本、売り切れ続出!

私の著書
「自分で考えて行動できる子」に育てる本
ですが、いくつものネット書店で売り切れになっています!!

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ご購入の際は、こちらをご利用ください!

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紀伊國屋書店
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~~~~~~

今回の売り切れの要因は、この記事かもしれません。
It Mama/子どもが自然と自ら身支度をやりたがるようになる「魔法の一言」

この記事は、mixiニュースをはじめ、OK Guide、読めるモ、GREEニュース、
エキサイトニュース、Ameba mama+、アメーバニュース、Gunosyチャンネル、
マイナビウーマン、Infoseekニュース、auニュースなど、かなり多くの場所で
取り上げていただけたようです。

そのお陰で、たくさんの方に興味を持ってもらえたのだとしたら、とても光栄です。

「魔法の一言」なんて言うと、子どもを思い通りに動かす目的のような印象も
与えてしまいそうですが、、、

子ども自身の意欲を引き出し、成長を見守るという内容まで理解いただけたら、
うれしいなぁ、と思っています。


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書道 お楽しみ作品


娘は、書道を習っています。

ある日のお稽古の後、、、書き初めの時の余りの紙を持ち出して、ニコニコしながら何か書き始めました…



「ねぇ、見て見て~(^o^)」

満面の笑みで呼びに来た娘が見せてくれたのが、これ。
成長しよう

さりげなく、スマイルマーク入り(笑)

しかも「よ」のスマイルが、ちょっと幽霊ちゃんみたいでかわいい


好評に気をよくした娘さん、続けて、保管してある半紙を引っ張り出して…
たらまよ

4つの頭文字をつなげて、『たらまよ』

たらまよに生きよう だって~



そして、第3弾
しょうらいのゆめは

先日の私のトークショーで出てきた話から、着想を得たとのこと。



普段の、真剣に集中して書いたきれいな字とは全然違って、ヨロヨロの字(笑)

でも、これはこれで、とっても素敵。


娘も、わくわく楽しい時間を過ごせて、満足気です(^-^)

こんな素敵な時間を共有させてくれる娘に、今日も感謝。
これからも、よろしくね~(^o^)v


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度重なる指摘


―子どもが脱いだ靴下が、床に落ちている。

「靴下が脱ぎっぱなしだよ、片付けなさ―い」


―トイレから出た時に、電気がつけっぱなし。

「トイレの電気つけっぱなしだよ、消しな~」


―食事の後に、食器を下げずにテーブルに残っている。

「お皿が残ってるから、片付けてね」


いずれも、日常的によくある風景ですよね。

脱ぎっぱなしの靴下を目撃した瞬間に、大人は一瞬イラッとしますが(笑)、
子どもに声をかけて、子どもが気が付いて、ちゃんと動いてくれれば、
問題ありません。


ですが、同じことが何回も続くと、少し事情が変わります。
毎回同じ調子で声をかけて解決するのが、難しくなってきますよね。

「もう、何度言ったらわかるの!いつも言ってるでしょ!
 脱いだものを部屋に散らかさないで!!」


こんな調子で言いたくなってしまいますよね。
それはそれで、自然なこと。

ですがその一方で、その言い方は、
『たった1枚の靴下に対して、凄まじい叱られ方をした』
との印象を子どもに与えてしまう側面もあります。
そう考えると、この言い方は、やっぱり不適切です。


お勧めしたいのは、2つのことを『別々に伝える』という方法。

今日の靴下1枚に対しては、靴下1枚分(笑)の言い方で。
「靴下が脱ぎっぱなしだよ~」


繰り返し同じ指摘をすることについては、別に分けて。

その時、
「何度も何度も、同じこと言わされて腹が立つのよ!!」
と、イライラをそのまま表現してもいいのですが…

できることなら、子ども自身が落ち着いて問題を理解できるように
伝えられたら、なお良いですね。

「何度も同じことを言うのが、ママは大変なの。
 あんまり続いてくると、腹も立ってくるし…」

「どうしたら、自分で気が付いて片付けられると思う?」


こんなふうに、穏やかに伝えられたら理想的ですね。


同じ指摘を何度繰り返したとしても、1回のミスには1回分の言い方で
――このことを忘れずに、子どもに接してあげていただけたら、
私もうれしいです!


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プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

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