子どもが育つ“父親術”

「パパ見てー」に「すごいね!」と答えたことは?実はこの返事、子どもの自立心や感性を伸ばすためには不適切。パパコーチくろさわが子どもゴコロを解説し、親子ともに機嫌よく過ごせるコツをお届けします。

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子どもの限界

新学期が始まって、およそ2週間が過ぎましたね。
子どもたちは、新しい環境に慣れてきた頃でしょうか。

小学校に入ると、次々に新しい課題に取り組むのが日常になってきます。
勉強でも、運動でも、人間関係でも。
(就学前も変わらないかもしれませんね)

そんな中で、子どもが次々に課題をクリアして行ってくれれば
良いのですが、常にそうとは限りません。
時には、子どもが壁に当たってしまうこともあるでしょう。

―どうしても、逆上がりができない。

―九九が、なかなか覚えられない。

―友だちづくりが、昔から苦手。



一通り努力してみても課題をクリアできない時、
心の中で“子どもの限界”を感じる瞬間があるかも知れません。

そんな時は、特に注意が必要です。

『子どもが課題を乗り越えられるよう、親がサポートする』
という方針は良いのですが、

・一生懸命にサポートする
・親が手を尽くして対処する
・本人の努力不足を指摘する、さらなる努力を求める
・他者・環境など外部のせいにする


こういった行動に走ってしまっていないか、
自分で慎重に点検してみる必要があります。

端的に言ってしまうと、
本人が「この課題をクリアしたい」と思う“意志”よりも、
親が「この子に課題をクリアさせたい」と思う“熱意”が強い
時は、
かなり危険です。

なぜなら、そういう状態になると、子どもは
「今のままの、ありのままの自分ではダメなんだ…」
というメッセージを受け取ってしまうから。

「逆上がりができなければ、親に認めてもらえない」
「九九の言えない子は愛されない」
「“友だちたくさん”でなければ、自分の価値はない」


――こんなふうに思わせてしまうリスクが高いことを、充分に留意してください。


適切な温度感は、

・子ども自身が、課題をクリアしたいと思う
(そのために、親が「もしこれができたら、どんな気分かな?」
 などの質問を投げかけるのはOK)

・親は「できてもできなくても、パパ/ママはどちらでもOK。
 でもやりたいと思うなら、手伝うよ」とのスタンスで


・子どもが途中で投げ出したり諦めたりしても、イラッとした
 態度はNG
(「どちらでもOK」がウソになる)

・再度、子どもが課題に取り組むことにしたら、また同じ温度で
 サポートする


こんな具合です。

~~~~~~

『子どもの意志<親の熱意』の状態になりやすい親の中には、
別の問題が潜んでいることがあります。

それは、親自身の自己肯定感の問題

子どもに「“よくできる子”でいてほしい」と願う時、その背後には
自分自身を「“よくできる親”と見られたい」との想いが潜んでいる
ことがあります。

それは、決して見栄っ張りなのではなく、
「ちゃんとした親でなければいけない」という意識が強すぎるが故のこと。

「ちゃんとしていなければいけない」――つまり、今のままの、
ありのままの自分を認められていない――という構図です。

そんな状態のまま「子どもを認めてあげなきゃ」と思っても、
どこかに無理・ひずみを残したまま、理屈で考えたセリフを言う
ことになるので、どうしてもうまく行きません。

もしその場合には、やはり根本から問題を解決したいところ。

誰かに話を聞いてもらったり、リラックスできる時間を作ったりしながら、
まずは自分の問題を解きほぐすことに目を向けてみましょう。
(くろさわもカウンセリングいたします。メールにてお問い合わせください)

子どものありのままを認めて、安心して育つことができるよう、
気に留めていただけたら私もうれしいです!


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自己紹介

<略歴>
1974年 東京都生まれ
1990~1991年 モスクワ留学(高校2年時)
1998年 早稲田大学政治経済学部政治学科卒
  株式会社リクルートエイブリック(現・リクルートキャリア)入社
  営業部門に配属
2002年 育休終了・復職、企画部門に配属
2005年 退職→業務企画コンサルタントとして独立



<子育て経験>
2001年 長男誕生→育児休暇取得(社内男性初)
2002年 育児時短勤務(社内男性初)
2005年 独立後は、週2~3回出勤しながら自宅勤務と育児を両立
2008年 少年サッカーコーチ(サッカースクールで週3日指導中)



<子育てアドバイザー経験>
■メールマガジン
2006年「子どもが育つ“父親術”」創刊
2007年まぐまぐ新人賞受賞
通算300本以上のコラムを執筆・配信(週1回×7年間)
読者数:4,800人
主な執筆テーマ:
 ― 安心感を与える・自己肯定感を育む
 ― 子どもを理解する・子どもの話の聞き方
 ― 子どもの意欲を引き出す・チャレンジを促す
 ― 学びを支える・社会性を身に付けさせる
 ― 子どもの「困った行動」には
 ― 健康な体をつくる


■ブログ(当ブログです)
2006年開設
月間PV:3,500

■講演
主な講演テーマ:
 □「育児休職」取得体験談を語る(父親・保育士向け)

 □ゆとりある子育てと、規則正しい生活は両立するのか?
  『穏やかママ』になるための7つのコツ
(幼稚園保護者向け)

 □パパの出番の見つけ方
  子どもの年齢別・パパの活躍ポイントと注意点
(埼玉県モデル講座・父親向け)

 □本人がやる気にならなきゃ伸びない…は全年齢共通!
  子育てから学ぶ『成長力を引き出し、導く』育て方

  (NPO法人しごとのみらい招待講演/管理職向け)

 □『子どもの成長』を『親がサポート』するとは?
  サッカー少年を伸ばすための超・具体的育成術

  (サッカースクール保護者向け)

■個別相談
育児中の親(乳幼児~中学生)、保育士(保育士に向けて勉強中の学生も)、
孫を持つ祖父母、高校生・大学生の親など、延べ300人に個別カウンセリング
(有料カウンセリング・無料相談)

■メディア掲載
2007年まぐまぐ新人賞受賞
『育児のまぐまぐ』『教育のまぐまぐ』に掲載7回
『ジュニアサッカーを応援しよう!』
『ビッグイシュー日本版』 ほか

■資格
チャイルドカウンセラー
チャイルドコーチングアドバイザー
子育て支援カウンセラー
日本サッカー協会公認C級コーチ
米国CCE, Inc. 認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー


<子育てポリシー>
どんなに一生懸命育てても、子どもはいつか親を離れて生きるようになるもの。
でもそれこそが、子育ての『ゴール』なのでしょう。

子どもは誰でも、成長する力・成長しようという性質(本能)を持っています。
それを、親をはじめとする周囲の人が支えてあげて、子どもは自立という
ゴールに向けて伸びていきます。

ですが、子どもの“支え手”のうち『父親的』役割が不足している家庭が多いこと、
そしてその結果として自立した大人に育たない子どもが増えていることが、
現代の大きな課題になっています。

お母さんたちは、子どもを守り、安全に育てようと努力しています。
その一方で、父親的役割を理解して、充分に子育てに関わることができている
お父さんは、まだまだ少ないのが実情です。

お父さんたちに、父親的役割を思い出してもらうこと。
同時に、お母さんたちも父親的役割を担えるようなコツ―子どもが育つ“父親術”―
を伝えること。
これが、私の役目だと思っています。

それでは、父親的役割とは何でしょうか?
私は「子どもに多くの経験をさせて、成長を引き出す」ことだと考えています。

~~~~~~

私は子どもの頃、電車に乗るのが大好きでした。
いろいろな路線・車両に乗ってみたい!との思いから、何度も一人旅に行かせて
もらっていました。

東京の自宅から行き慣れた伊豆の祖母宅へ、初めて一人で行ったのは1年生の時。
3年生の時には、東京から札幌までブルートレイン(寝台特急)と青函連絡船を
乗り継いで行き、帰りは飛行機で。
4年生になったら、東京から長崎・五島列島まで、やはりブルートレインと
フェリーを乗り継いで、帰路は飛行機で。

道中、急な腹痛で途中下車することになったり、飛行機に乗せてもらえない!
などのトラブルに見舞われることもありましたが、親に信頼してもらって多くの
経験―トラブルを含めて―を積むことができました。

そしてその経験のお蔭で、私の中には「どんな状況に出遭っても、何とかできる」
というたくましさ、ひいては「自分の力で生きていける」との自立心が育ったの
だと思います。

だからこそ、高校2年でモスクワ(当時は社会主義国“ソ連”でした。
滞在中に崩壊しましたが…)に行こうという意欲が持てたし、
親も(心配だったとは思いますが)「行かせて大丈夫」と判断できたのでしょう。


~~~~~~

子どもにチャレンジを促し、失敗から学ぶという経験に寄り添ってあげることで、
子どもの『自ら生きる力』は養われます。

母親的な接し方から愛情と安心感を感じて、
父親的な接し方を通じて自分の成長を実感できたとき、
子どもは、真の自己肯定感を手に入れることができます。

子どもたちを「自分の人生を『自分のもの』として生きられる大人」に育てる
ために、“父親術”を役立てていただけたら、うれしいです。




<私が子育てに目覚めたきっかけ>

はじめから子育てに熱心だったわけではありません。
むしろ、学生の頃は子ども嫌いだったかも。電車の中で泣く子がいると
「うるさい」どころか、内心では「他の車両に行ってほしい」とさえ思って
いました。


結婚して子どもが生まれても、極めて非協力的な父親・夫でした。
会社の仕事に熱中して、出産準備は当然のように妻任せ、転居先の物件探しも
「会社まで1時間以内ならどこでもいい」と無関心。

引越し当日も、予定日の1週間前だというのに「らくらくパック」だけ手配して
手伝わず。(実際のところは「手伝えなかった」という方が正しいかもしれません。
家のことは妻に任せきりにしていたので…)

出産後も平日は仕事ばかり。週末だけ沐浴・洗濯を手伝って「立派な父親」のつもり
だったこと、今思えば恥ずかしい限りです。


ところが、息子が6か月の時、転機となる出来事を2つ、立て続けに経験します。


最初は突発疹。
知っている人・経験した人は「ああ、あれね」で済む話なのですが、
人生初の子育て中の妻にとっては、突然の高熱(39度!)は、焦り狼狽えるのに
充分な“大事件”でした。

私もかなり慌てはしましたが、育児書(妻が買っておいたもの)を引っぱり出して、
子どもの様子を落ち着いて観察して、「このまま経過観察→翌日小児科受診で大丈夫」と
判断することができました。

次は公園で。
まだ歩けない息子が芝生の上を這いながら、雑草をちぎって口に入れようとしました。
慌てて止めようとする妻に、
「大丈夫、口に入れてみればマズいって自分でわかるよ」と言ってそのまま子どもを
見守りました。
案の定、雑草を口に入れた息子は、顔をしかめて「べぇ~」と吐き出しました。
ヨダレに絡まってなかなか口から出せないという苦難(笑)も含めて、良い体験を
させてあげられたと思います。


いずれも“些細な出来事”ではありますが、私にとっては「母親にはできなくて、
父親にできることがある」と確信した瞬間だったのです。


個人の特性は人によって違って当然なので、母親・父親の役割分担は家庭によって
さまざまで良いと思います。

中には、1人で両方の役割を担っているケースもあるでしょう。

我が家では「健康に育つ」「快適に暮らす」面を主に妻が担い、食生活や住環境などに
イニシアチブを取っています。
一方で私は「いろいろな経験をする」「自分で考える・学ぶ」面を担い、日常の
あらゆる場面をとらえて子どもに機会を提供したり、思考力・判断力を伸ばしています。

また、妻とはほぼ毎日(5~10分程度ではありますが)子どもについて話をしています。
加えて、概ね月に1回程度は1時間ほどじっくり話し合って、考えをすり合わせています。


日々の家族との暮らしの中で私が気付いたこと・学んだことを、ブログやメールマガジンで
多くの方と共有できたら、と思っています。



【2015年7月 加筆】
子どもたちも大きくなり(中3、小6)、2人ともとても立派に育ってきました。
2人とも受験生ですが、学校・スポーツ活動と友達と遊ぶことをも両立するための
スケジュール管理・体調管理も自分で考えていて、あまり親の出る幕がなくなって
きています。
また、指導してくださる方や仲間にも恵まれて、2人ともスポーツ・学業どちらも
非常に優秀と言えるレベルに育てていただいています。

こんな状況もあって、私が日々家にいて子どもたちのサポートをするステージは、
これで一旦終わりにすることにしました。

これからは、私自身が再びビジネスの世界でがんばるステージへ。
子どもたちには、背中を見せることで次の成長を支えていこうと思います。

そのため、子育てアドバイザーの活動も、休止することにいたしました。

これまで、数えきれないくらい多くの方にブログ・メールマガジンや著書をお読みいただき、
コメントやメッセージをいただき、
ご質問・ご相談にお答えして、
講演・講座などをお任せいただいて、
いろいろな嬉しいご報告をお聞きしてきました。

現在もそれは変わらないので、後ろ髪を引かれる思いも強いのですが、
思い切って、しっかり切り替えて、新しいステージに進むことにしました。

これまで、ご愛読いただきありがとうございました。
子どもたちがイキイキ・のびのびと、その子らしく成長できることを願う気持ちは、変わらず持ち続けています。
子どもたちの成長に寄り添う大人が、苦労はあれど子育てを楽しめることも、祈りながら。



■メールはこちら■
papacoach.kurosawa
@gmail.com


著書のご案内 & 特典付き販売のお知らせ

著書のご案内です。

「自分で考えて行動できる子」に育てる本
黒澤 浩樹・著/アルマット/1,296円(税込)
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講演の内容は「自立した子を育てるには」。
―幼児~小学生くらいの子どもの『自立』とは?
―どう接すれば自立した子に育つ?

などについてお話ししています。


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自分自身で数百冊は売ります!って豪語してしまったので(苦笑)、
買っていただけたらとってもうれしいです!

ご質問などがあれば、お気軽にお尋ねくださいね。
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ご注文、お待ちしております!


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アドバイスが必要な時も

先日のブログで、子どもから

「わかってるよっ」「うるさいなぁ」

などの口答えが出てきた時は、
仮に子どものためを思ってかけた言葉(指摘・アドバイス)に対してだったとしても、
『口答えには一歩退く』べし、とお伝えしました。

加えて、子どもが忘れていることについて言いたい時には、
忘れていること『だけ』を指摘する、
あるいは思い出せるような質問だけを投げかければ良いとも
お話ししました。

その後いただいたメールの中で、

「“忘れていること”以外にも、子どもに指摘・アドバイスが
 必要なことはいっぱいある。
 それらを反発・口答えされずに伝えるには、どうすれば?」


とのご質問がありました。

今日は、このご質問にお答えしますね。

~~~~~~

おさらいですが、子どもが反発・口答えをしてくるのは、
子どもにとって必要のない指摘・アドバイスをしてしまった時でしたね。

子どもにとって必要ないものは、大きく分けて2つありました。
1つは「既に知っている・わかっている」こと、
もう1つは「知らない・わからないけれど、自分で考えてみたい」こと。

先ほどのご質問をくださった方は、

(1)子ども(小5)が友達にバースデーカードを書いていて、
   英語で「Happy Birthday」書きたいがスペルがわからない

(2)市営プールに忘れ物をして、どうすればいいのかわからない


といった状況を例に挙げていました。

どちらも「知らない」ことで「自分で考えてもわからない」ものだから、
アドバイスが必要なはず。

なのに、素直に聞かずに反発してきた――とのこと。


2つの例はいずれも、子どもに任せておいても先に進まない、
という点はその通りかもしれません。
なので、アドバイスは必要になりそうです。

それでも子どもが反発した理由は
『子どもがアドバイスが必要だと(まだ)認識していなかったから』
かも知れません。

言い換えれば、まだ「自分で考えてみる」ことに取り組んでいる
最中だったのかも。

最終的には自分でわからないことだったとしても、
がんばって考えている途中で先回りしたアドバイスをされてしまっては、
ムッとなるのも仕方ありませんよね。

このような“子どもが本当にアドバイスを必要とする問題”については、
たいてい子どもの方から質問してくるものです。
口を出すのは、それからでも遅くありません。

「いつでも手伝ってあげるよ」という姿勢を見せつつ、
「頼まれるまでは、手出し・口出しはしない」というスタンスでいる
――というのが、ちょうど良い距離感でしょう。


また、(2)の方の事例の場合、別の理由で反発がくることもあり得ます。

「アドバイスをもらっても、それだけじゃ解決しない」時です。


―プールのロッカー室にゴーグル忘れてきちゃった。どうしよう?

「じゃあ、プールに電話して探してもらって、見つかったら取りに
 行けばいいよ。番号はカードの裏に書いてあるから」


このような会話で反発がある時は、
「それはわかったけど、そのアドバイスだけじゃ解決できないよ」
との思いがあるのかも。

“電話する”と言っても、具体的にどのように話せばいいのか
わからない――あたりが原因でしょうか。

このケースであれば『親が何度か見本を見せてあげる』というのが
良い方法です。

「慣れるまでは電話で何て言えばいいかわからないだろうから、
 はじめのうちはパパが電話するね」


と伝えて、子どもがそばにいる時に電話をしてあげましょう。

何度か見本を見せてあげたら、次のステップは
「紙に台本を書いてあげて、自分でかけさせる」
です。

「自分でどのように話すか考えて、電話をかける」
はその後、最後のステップです。

~~~~~~

“子どもにとって自力での対応が難しい問題”や、
“子どもにとって大きすぎて取り掛かれない課題”の時に
お勧めの方法が、もう1つあります。

それは、問題・課題を“子どもでもわかる・対応できる”程度の
小さいものに分解してあげること。


「ハッピーバースデーって英語で書きたいのか。
 なら、どんなものに英語で書いてあるか考えて、それを見つけて
 持ってくれば、見ながらマネして書けるね♪」


小学生に「Happy Birthday」を書けというのは無理ですが、
・英語で書いてあるものを考える(過去にもらったカードなど)
・それを探す
・見よう見まねで書く

ならば、1つずつクリアできる可能性が高いです。

(加えて、『わからないことについて、資料を探して参照する』
 という行動パターンも習得できるので、この年頃には良い
 トレーニングでもあります)



「そうか、ゴーグルを忘れてきちゃったんだね。
 じゃあプールに電話して、係の人に相談しなきゃね。
 どう相談したらいいか紙に書いてみよう」


 1.ゴーグルを忘れてきたことを伝える
 2.ロッカー室にゴーグルがないか探してもらう
 3.あったら保管しておいてもらうよう頼む
 4.明日取りに行くことを伝える

 
「これが言えれば大丈夫かな。
 アカリはまだ慣れないから、全部自分で言うのは大変だよね。
 今日はお父さんが1~3を話して、最後の4をアカリが自分で
 言う、でやってみようか?」



少々手間に感じるかもしれませんが、
こうした『自分で問題を解決したり課題を乗り越えたりする経験』は、
成長に直結する、とても有意義なもの。

子どもの年齢・発達状況に応じて、取り入れて行ってみてくださいね!


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口答えには一歩退くがよろし

「わかってるよっ」
「うるさいなぁ」


子どものためを思ってかけた言葉(指摘・アドバイス)に対して、
素直に「はーい」と返事が返ってきて言うことを聞いてくれるなら
良いのですが…現実は違います。

冒頭のような口答え・反発が返ってくることも、実際にはあるのでは。

「しょっちゅうです(怒)」
「常にです(泣)」

なんて言う方もいるかも知れませんが(苦笑)


こうした子どもの“口答え”をもっと論理的な表現に翻訳すると、
こんな意味になります。

「わかってるよっ」「うるさいなぁ」
  ↓
「今の私には、そのような指摘・アドバイスは必要ありません。」

なぜ『必要ない』かの理由は2種類あります。

1つは、単に「既に知っている・わかっている」です。
わかっていることを重ねて指摘されるのは、嬉しくないですよね。
反発して、口答えしたくなるのも自然なことです。

そしてもう1つは「知らない・わからないけれど、自分で考えてみたい」から。
裏を返せば、自分で考えるだけの力・意欲がついてきているということ。
むしろ、喜ぶべきことです

そんな場面でアドバイスをするのは、先回りして答えを教えるということ。
子どもがせっかく自分で考えようとしているのに、
その機会を奪ってしまう行いです。
子どもが腹を立てるのも無理はありません。


いずれにしても、子どもが口答えをしてきたなら、
不適切な口出しをしてしまったと考えて良いでしょう。

基本的な対処は、『口答えには一歩退く』と心得てくださいね。

~~~~~~

とは言え、こんな声も聞こえてきそうです。

―でも、実際に宿題があることを忘れてゲームをしているのだから、
 言う必要がある!

―上着を脱いでソファに放り投げて遊びに行ってしまったことを
 本人が覚えていないのだから、そのこと言うのは当然!



そうですね。確かに子どもは、いろいろなことをよく忘れます。

思い出してください、前述の通り、子どもが反発・口答えするのは
「既に知っている・わかっている」ことと、
「知らない・わからないけれど、自分で考えてみたい」こと。

だから、この2点には触れずに“忘れていること”だけを指摘する、
あるいは思い出せるような質問だけを投げかければ、
子どもの反発を引き起こさないで済みますよ。

子どもの口答えが多い家庭は、“忘れていること”を指摘するつもりが、
ついつい余計なことまで言ってしまうことが多いのかも。


どのような言い方で留めるのが良いか、具体的に例を挙げて
おきますね。


■脱いだ上着をソファに置いてあることを忘れている時

○そのことだけを指摘する
「ソファに上着があるよ」

×それ以外の、子どもが「既に知っている・わかっている」
 ことを指摘する
「ソファに脱いだものを置きっ放しにしてはいけない」
「置きっ放しはだらしない・ジャマになる」


×「自分で考えてみたい」ことを先回りして言う
「帰ってきた時に、上着を廊下のフックに掛けることに決めて
 おけばいい」



■宿題のことを忘れている時

○思い出せるような質問をする
「今日のやること、あと何が残っているか自分でわかるかな?」

×それ以外の、子どもが「既に知っている・わかっている」
 ことを指摘する
「宿題はちゃんとやらなきゃダメ」
「早めに片付けてしまった方がラク」
「我が家では夕食前に宿題を済ませる約束になっている」


×「自分で考えてみたい」ことを先回りして言う
「今すぐやればスイミングの前に終わる、そうすればスイミング
 から帰ってきた後にバタバタしないで済む」



言うべき言葉は、とってもシンプル。
子どもが反発しなくなるだけでなく、自分から進んで動くように
育つ接し方でもあります。
慣れてくると、すごーくラクになりますよ。

ぜひ、試してみてくださいね。

──────────────────────────────
◇◆ 著書 ◆◇

未就学の幼児には、言葉だけではうまく行かないことが多いかも。
そんな場合のお助けアイデアも載っています(^_^)v

「自分で考えて行動できる子」に育てる本
──────────────────────────────


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中高生は朝寝坊

―暗くなったら、眠くなる。
―明るくなったら、目が覚める。


生き物のとしての人間の自然な性質ではありますが、
常にそうとは限りません。

体調、生活習慣、年齢、その他のさまざまな要因によって
不安定になりやすいことは、周知のとおりです。

睡眠リズムがずれる要因の1つとして、年齢があります。

「歳を取ると、早起きになる」って、言いますよね(^_^;)

実は、ティーンエイジ(中高生年代)もまた、睡眠のリズムが
ズレやすい時期
なのです。


ある研究によると、ティーンエイジは睡眠に関わるホルモンの
分泌タイミングがズレやすい年代とのこと。

眠気をおこす脳内物質「メラトニン」が、ティーンエイジだと
暗くなってから90分以上たってから、ようやく分泌されるというのです。
しかも、朝は起きてからもしばらくの間放出されている、ともいいます。

つまり、自然と夜更かし・朝寝坊になりやすい体質になっている
時期だということ。

学校のある日は登校時間が決まっているので、
それに合わせて生活する必要はあるでしょう。

さらに言えば、理想としては
『寝るべき時刻の90分前から、照明を弱くして、テレビ・PC・
 携帯などの光を目に入れずに過ごし、規則正しく睡眠をとって…』

かも知れません。

でも、夜更かしするのが楽しい年頃でもありますよね。
(自身がその年代の頃はどうだったか、思い出してみてください)

だから、せめてお休みの日くらいは、早寝早起きできなくても
あまりうるさく言わなくてもいいのかも知れませんよ。

「ホルモンのせいなのね~♪」と、穏やかに見てあげましょう(笑)


海外の事例ですが、この研究結果を受けて、始業時刻から終業時刻まで
すべての時程を1時間遅くするという実験をした学校があったそうです。

その結果、生徒の気分も集中力も改善し、実際に全校の成績も向上したとのこと。


子どもの学校に時間を変えてもらうことに比べれば、
私たちが子どもに対する態度を変えるのは、きっと簡単なはず。

中高生の夜更かし・朝寝坊にちょっと寛容になっていただけたら、
私もうれしいです(^^)


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プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

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このブログでご紹介してきた内容のうち、2~3歳から小学校低学年までの子ども向けの内容を厳選して、1冊の本にまとめました。
基本的な生活習慣を確立しながら、子どもがのびのびと育つコツが満載です。

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