意地悪な子~好ましくないモノ(4)~

 子どもが育つ“父親術”

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意地悪な子~好ましくないモノ(4)~

子どもにとって好ましくないモノへの対処についてのシリーズ最終回です。

今日は、意地悪をしてくる子への対処方法について。


まずおさらいですが、好ましくないモノへの対処の方向性は、大きく分けて次の2つ。

(A)親が対処し、子どもに触れさせない方向

 …避ける、問題を子どもから離す、排除する、など。

(B)子どもに触れさせて、子ども自身で対処させる方向

 …子ども自身が対処できるスキル・能力を身につけられるよう、経験を与える方法。


<例4> 意地悪する子

この問題は、(A)の対応が良いか(B)にすべきかが、ケースバイケースで分かれます。

はっきりした基準ではありませんが、見ている側の感覚がひとつの目安になります。

子どもの年齢や成長度合いを考えて、
「この試練は、自分で対処できても良いレベルでは?」と自問してみてください。

直感的に「Yes」と思ったのであれば、(B)自分で対処する方向性で良いでしょう。

反対に「No, no, no! こんなの自分で対処しろなんて無理!かわいそう」
と思ったのなら、きっと(A)親が助けてあげるべき状況なのでしょう。

その中間「う~ん、どっちだろう…」と迷ったのであれば、
原則として(B)自分で対処する方向で取り組んで良い場面がほとんどのはずです。

ただし、先にお断りしますが、「(B)自分で対処させる」を選んだ場面で
あったとしても、子どもが実際に対処できるようになるには相当に
長い時間がかかります


親が「・・・って言えば良いでしょ」と教えて、その日のうちに
子どもが実践するなんてことは、間違っても期待しないでくださいね。


(1)親が対処する場合

まず真っ先に、子どもを安心させてあげてください。

「大丈夫だよ、嫌なことがあったらパパが守ってあげる」

「おお、怖かったんだね。でももう大丈夫。パパがいるから心配ないよ」


そして、しばらくの間は、同様の状況に子どもを一人で置かないよう、
気をつけて見ていてあげましょう。

必ずしも意地悪をした子と距離を取るということではありません。

その子と遊ぶといつも意地悪ばかりされるわけではないはず。

一緒に遊ぶことは全然問題なく(子どもは切り替えが早いので、
過去に意地悪されたことなど気にせず遊べることがほとんど)、
ただ同様の事態に陥りそうになったら、すぐに子どもを呼び寄せられるよう
待機していればOKです。

そのうえで、余裕があれば意地悪をしてきた子に一言声をかけることは
しても良いでしょう。

ただし、ここで相手にこちらの思いを正しく理解してもらえる“声のかけ方”は
相当に難易度の高いコミュニケーションになります。

これについては機会を改めてお伝えしようと思います。


(2)子ども自身が対処できるよう経験させる場合

くどいですが、親の側でどのような接し方をしても、その日のうちに
「嫌なことは嫌と相手に言う」「代わりにどうして欲しいか自分で説明する」
などができるようになるわけではありません。

そのことを肝に銘じたうえで、
“子どもがそれらができるよううになる長~いプロセスのうちの1日の付き合い方”
との前提で、以下をお読みくださいね。

まず最初に必要なのは、
「子どもの『イヤだ』という気持ちを受け止めてあげる」
こと。

難しいことをする必要はありません。
「ケイくんがショベルカーとった~」
と言ってくる子どもに対して、

「そう、ショベルカーを急に取られちゃって、イヤだったんだね~」
と受け止めてあげるだけ。

次に(子ども自身での解決を促したくなるところですが、もうちょっとだけ
我慢して)、子どもにシェルター(本当に困った時に逃げ込める場所)
確保してあげましょう。

「本当に困ってどうしていいか分からなくなったら、必ず助けてあげるね。」と。

そのうえで、子どもをガイドしてあげられれば、子どもはずっと
落ち着いた気持ちで、自分で自分の問題に取り組める状態になります。

とは言っても、はじめのうちは『取り組む』にしても何からどう手を
付けてよいかまったく分からないもの。

最初のうちに限っては(子ども自身が練習したり、失敗したりする経験を
奪わない程度なら)、お手本代わりにあなたが子どもたちの間に入って
コミュニケーションを手伝ってあげるのも良いかも知れません。

「リキは、どうなったらうれしいの?」「うん、なるほど」

「ケイくんは、どうなったらうれしいの?」「ふむふむ」

「あー、なるほど。同じショベルカーを、同じ時に使いたくなって、
 話がまとまらなくなっちゃっているんだね。それじゃあ2人とも
 困ってしまうわけだ。うんうん」

「おじさんは、2人ともうれしく楽しく過ごせたらいいなぁ、って
 思っているんだ」

「どうすれば2人ともうれしくなれるかなぁ?」

「ところでケイくん、リキはね、使っているオモチャを急に取られて
 しまうと悲しくなってしまうんだって。今度から、他の方法で
 ケイくんが使いたいことを伝えてあげてくれたら、うれしいな」

「なあリキ、ケイくんはリキがイヤだってこと知らなかったみたいだ。
 今度から、リキが自分で自分の気持ちを伝えられたら、
 相談しやすくなるんじゃないかな」



実際に子どもが、こうした問題を自力で解決できるスキル・方法を身に
付けられるのは、だいぶ先のことかも知れません(もしかしたら、
大人になってからかも…)。

すぐに結果が出ることを期待せず、ただ、子ども自身が自分のペースで
問題と向き合っていけるよう、安心と勇気を与えることに集中して
支えてあげられれば、それで良いと思います。

この内容をすべて実践するのが大変であれば、
前半部分(子どもを守る、安心させる)を優先して、
後半部分(お手本代わりにコミュニケーションを手伝う、など)は
省いてしまっても構いません。

優しく、穏やかな気持ちで子どもに寄り添ってあげてくださいね。


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