暴力を振るう子(141号)

 子どもが育つ“父親術”

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暴力を振るう子(141号)


◇◆ 暴力を振るう子 ◆◇
(2010/01/08メルマガ配信分)

重いテーマで恐縮ですが、ご相談があったのでご回答を兼ねて
取り上げることにしました。

─思い通りにならない時
─嫌なことを言われた時
─邪魔されたと感じた時 などに、

すぐに暴力に訴える子に、どう対応したらよいか?

このテーマについてお届けします。


(0)基本スタンス

どのような解決に繋がるにせよ、基本のスタンスは『すべての子どもの
味方』という軸からぶれないように意識しましょう。

ややもすると『正義の味方』あるいは『被害者(のように見えた子)の
味方』になりたくなってしまうもの。その傾向が強いと自分で思える方は、
特にご注意を。

「悪い子を正す」のではなく、
「暴力を振るう子を指導する」のでもなく、

ただ、
「みんなが居心地よく過ごせるように手伝いたい」
との気持ちで接してあげること、決して忘れないでください。


(1)自己正当化へ追い込まないよう注意

決してやってはいけないことは、
「何で叩くの??」
「どうしてそんな意地悪するの!」
といった類の、子どもを追い詰める質問です。

こう訊かれてしまうと、子どもとしては

「だって××ちゃんが・・・したから」

などの返事をせざるを得なくなります。
これは、強制的に子どもを“自己正当化”に追い込んでしまう、最悪の対応です。

子どもに限った話ではありませんが、人は、ひとたび自己正当化してしまうと、
自分の言葉がウソになってしまわないよう「絶対に自分は悪くない」との
主張を重ねてしまうもの。

そこには、暴力を振るったことに関しても「あれは正しい対応だった」
と言い出して、自分自身にもそのように思い込ませてしまうという
メカニズムが潜んでいます。

こうしてどんどん改善・解決から遠ざかってしまうという悪循環に、
あなたが子どもを陥れてしまわないよう、充分に注意してください。


(2)受容と共感

暴力を振るう子も、それが悪いことということは、百も承知のはずです。
これまで何度も叱られたり注意されていることは、ほぼ確実ですから。

それでも暴力に訴えるという事実を、

「自分の思いを表現する他の方法を身に付ける機会に、これまで恵まれなかった」

と解釈してあげる必要があります。

そんな子には、どうしたら良いかを話し始める前に

「なんだか、ものすごく嫌なことがあったんだね」

「叩いちゃいけないって分かっているのに、それでも叩いてしまうくらい、
 困ってしまったんだね」

「何が嫌だったのかな?」

「あぁなるほど。せっかくキレイに作ったお山を、踏まれて壊されたことが
 嫌だったんだね」

「それはガッカリするよねぇ。腹も立つよなぁ」

と思いを受容し共感してあげて、気持ちを落ち着かせてあげたいところです。


(3)暴力の影響を説明

少なくとも一度は、暴力がなぜいけないのかを、しっかり説明してあげる
必要があるでしょう。

単に「ダメでしょ!」「やめなさいっ!」「なんで叩くのっっ!!」で
済ませるのでは、子どもに寄り添う大人としてデキが悪すぎて残念です。

・暴力は対話を阻害すること
・暴力は暴力を生みやすいこと
・暴力の結果は悲しいこと

などを、きちんと話してあげたいところです。

「気持ちはわかるけど、パパは叩くことには賛成しない。
 叩いてしまうと、相手の子が痛かったり怖かったりで、
 お話したり相談したりができなくなってしまうんだよ」

「お話したり相談したりができないと、タカが何が嫌だったのか、
 教えてあげられなくなっちゃう。そしたら、また同じことを
 してしまうだろう?」

「タカが嫌なことは、絶対に止めてもらおうよ。
 そのためにも、叩くのは良い案じゃないと思うよ」

「それにね、叩かれると腹も立つもんだ。もしかしたら相手も
 叩き返してくるかもしれないだろう?そしたら、タカだって
 大変だ。嫌なことを止めてもらう話が、どっかに飛んでっちゃうよ。
 それじゃ、もったいないよ」

「パパにとってもね、タカが友だちを叩いているのも、タカが
 叩かれているのも、どっちも見ていて悲しいんだ。
 何とか別の方法でうまくやれたら良いなぁと思うよ」


(4)新しい方法を示唆

これらのコミュニケーションをしっかりとったうえで、

『では、どうすれば良いのか?』

について、ヒントを伝えてあげましょう。

「コージくんは鬼ごっこに霧中だったみたいだから、たぶん
 タカの山を踏んだことに気付いていないみたいだ。
 先にコージくんが山を踏んで壊したことを言ってから、
 それが嫌だって教えてあげられたら良いかもね」

「がんばって作っている物を壊されるのが嫌なんだ、って一度
 しっかり説明できたら良いと思うよ」

あくまでも文脈は“ヒントを伝える”です。

「・・・って言いなさい」
「・・・と言えばいいんだ」

ではダメですよ。子どもの反発しか引き出せません。

「・・・だと良いかも」「・・・できたらいいと思うよ」

で伝えましょう。



もちろん子どものことなので、すぐに習得&明日から解決、とは
いかないでしょう。

ですが、子どもを信頼する姿勢で大人が接し続けることができれば、
確実に(その子のペースで)理解し、行動を変えていってくれるものです。

一番の“敵”は大人の中の焦りと思い込み。
しっかり子どもを信じて寄り添ってあげていただけたら、うれしいです!




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