共謀に陥らないためには(061号)

 子どもが育つ“父親術”

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共謀に陥らないためには(061号)

前号で“共謀”と呼ばれるメカニズムについてご紹介したところ、
普段より多くのご質問・ご相談のメールをいただきました。

中でも多かったのが、次のような内容です。

「やるべきこと(親に余力がある時に、子どもの欲求を満たしてあげる)は
 分かりましたが、日々の生活の中で家事の邪魔をされたら、
 その時はどうしたら良いのでしょうか?」


「自分でも『これ“共謀”だ!』と感づくのに、イライラした気持ちから抜けられない」

前号では『“共謀”のメカニズムと予防』についてお伝えしたので、
今号では上記のご質問にお答えする内容として

『“共謀”状態に突入しそうになった時・突入してしまった時にはどうすれば?』

をお届けします。

→参考:060号「共謀」


(1)自身が「冷静さを取り戻す」のが先決

お互いに相手を困らせるような状況に気がついたら、何より先に取り組むべきは
「自分自身が冷静さを取り戻す」こと。

子どもに対してイライラしながら、その状況を解きほぐすのは無理な話ですから。

とは言え、それが難しいから苦労するのも事実ですよね。

そこで、「冷静さを取り戻す」ために役立つ方法として私がお薦めするのは、
『愛情いっぱい・幸せいっぱいの場面を思い出す』という方法です。

その“場面”は、人によってそれぞれでしょう。具体的には、

・この子の寝顔を見て、幸せな気分に満たされたあの瞬間
・抱っこしていたら、いつの間にかスースー眠ってしまったあの日の思い出
・公園で一緒に遊んだ時に見た、イキイキして楽しそうな表情


などがあると思います。

ちなみに私が思い出すのは、

・私が面と向かって「生まれてきてくれてありがとう」と言ったら、
 子どもが照れて「むひひ」と言いながら抱きついてきた場面


です。(原稿に書いているだけで幸せな気分になります~)


こうした“場面”の記憶を通じて、

■この子と過ごす時間は、必ずしもイライラしたものでなくても良い
■自分とこの子の関係は、本来、こんなに素敵なものだった!

ということを思い出せれば、もう大丈夫。

その頃には「冷静さを取り戻す」必要などなくなっているはずです。


(2)子どもの状況を理解する

その次に、子どもの気持ち・置かれている状況を理解してあげましょう。
基本は前号で触れた「子どもの『欲求』を見つける」とほぼ同じです。

加えて、慣れてくるにしたがって、子どもの欲求だけでなく自分の行動が
子どもをどんな気分にしたか(前号で紹介した“共謀”メカニズムの
【子ども・印象】の部分)も察してあげられるようになってきます。

・体力があり余っていて、体を動かしたいんだろうな。
(それなのに「少しは落ち着きなさい」なんて言われたら、ますます
 体を動かしたい気持ちがウズウズしちゃうよねぇ)


・普段ゆっくり話を聞いてあげられていないから、私が家に居る時くらいは
 いっぱい構ってもらいたいんだろうな。

(そんな時に「向こうの部屋に行ってて」なんて言っちゃったから、
 「家に居るときも構ってもらえなくなったらどうしよう」って不安にさせちゃったな~)



(3)子どもに何をしてあげられるかを考える

子どもに対して何をするか・言うかを考えるのは、実は一番最後です。

―夕飯まであと1時間。…でも待てよ、夕飯が少しくらい遅れたっていいじゃない。
 よし!今から30分はこの子としっかり向き合って、それから食事の支度にしよう。
 久しぶりに、膝に座らせて本でも読んであげようかな。

―早く保育園に連れて行かなきゃ会社に遅刻しそうだ。
 けど、毎日同じように出発を急ぐことの繰り返しだな…。
 今日は午前中に会議は入ってなかったから、保育園に行く前に、少し一緒に散歩でもしよう。


実際問題としていろいろと制約もあるとは思いますが、その制約さえも疑いつつ、
どんな対応がベストかを考えたいところです。

※「制約を疑う」というのは、
「xx時までに食事の用意をしなければならない」
「会社には必ず8:50までに着く」
「いい歳した大人が池に入る/木に登る/鬼ごっこに興じるのはおかしい」
「買ったばかりの服・お気に入りの服は汚してはいけない」

などなど、私たちの行動を“制約”している考えを疑って「べつに良いじゃない!」
と考えてみる、ということです。

(余談ですが、子どもと過ごす時間は、数々の“制約”から自由になれるチャンスを
 いっぱいもらえる時間でもあります!)


(1)→(2)のステップを経たうえで考えた案ならば、
状況をこじらせたり逆効果になる心配も少ないですし、子どもも納得しやすいはず。

そして『“共謀”状態に突入しそうになった/突入してしまった場面』を切り抜けられたら、
再び「事前に満たしてあげる」ことを思い出して心の片隅に置いておいてくださいね。


今号も前号と同じく、大きな流れについては本に書かれている内容を軸に、
詳細部分や具体的な例については私の考え・体験などをもとに執筆しました。

関心をお持ちになった方は、ぜひ書籍
「自分の小さな「箱」から脱出する方法」
を読んでみてくださいね。
(私は著者・出版社などとは一切関係ありません。ただの一読者としてのお薦めです、念のため^^;)

(第061号 2008/06/27配信分)




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