お絵描き、大好き!(067・068号)

 子どもが育つ“父親術”

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お絵描き、大好き!(067・068号)

子どもが、集中して絵を描いています。

そして完成した絵を持ってきて、「パパ、見て!」



今日は、こんな場面でどのように子どもに接するかについてお話しします。

もちろん、子どもとの接し方に明確な「正解」「不正解」があるわけではありません。

しかし、「親がどう反応するか/何と言うか」によって、
「子どもが何を感じるか/どんなメッセージを受け取るか」が決まることは、
紛れもない事実です。


親として子どもに何を伝えたいかは人それぞれで良いと思います。

ですが、
「その『伝えたいこと』を確実に伝えるためにどう反応すれば/何と言えば良いか」
について理解を深めることは、どんな価値観を持つかに関係なく意味あること
だとも思います。

ここでひとつ気に留めておいておきたいのは、この「絵を見る」コミュニケーションでは、
必ず同時に2つのメッセージが伝わる点です。

つまり「自分の絵をどう見てもらえたか」の返事メッセージだけでなく、
「他人の作品を見た時に、どのように鑑賞するか」の見本メッセージも、
必然的に伝わるということです。

可能な限り、この両方の側面でどのようなメッセージを伝えることになるかを
考慮したうえで、振る舞いを決めたいところです。

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(1)批判する

「批判する」と書いてあるのを読めば、誰しも「自分は批判なんかしてない」と思うでしょう。
実際に、親が批判することで子どもに伝わるメッセージは、

―大好きなお絵描きをすると、親から自分の下手な点を指摘される。

加えて、

―作品を見たら、欠点を見つけて批判する

との“鑑賞姿勢”もメッセージとして伝わります。
こうしたメッセージを子どもに伝えたいと考えている方は、多くはないですよね。


(2)褒める

以前にどこかで「まずは褒めて、そのうえで改善点をアドバイスしましょう」
といった趣旨のものを読んだことがあります。

ですが、この考え方、私は個人的には賛同していません。

褒めることで伝わるのは、

―大好きな絵を描くと、親に褒めてもらえる。

というメッセージ。褒めてもらえることは子どもにとってうれしいことなので、
『絵を描く』→『うれしい』となっていて一見良いリンクに思えます。

ですが、『うれしい』の中身に微妙なズレがあることに、問題が潜んでいます。

どういうことかと言うと、このスタイルが習慣化すると、もともと
『絵を描くのが大好き』だったものを『絵を描いて褒めてもらうのが大好き』へと、
子どもの動機を塗り替えてしまう恐れがある、ということです。

鑑賞姿勢の面としては、

―作品の良い点を見つけて褒める

というのは特に悪くないかも知れません。

ですが、私は子どもの内発的な動機・意欲・好奇心を特に大切に考えているので、
積極的に褒めることはしていませんし、お勧めもしません。


(3)共感する

「絵に共感する」って、具体的にどうするか見当つきますか?

そんなに難しいことではないのでご安心を。

子どもの話に共感するのと同じで、子どもが発したままを受け取って、
「受け取ったよ。」と言ってあげればOKです。

「へぇ~、お花がいっぱい並んでいるところを描いたんだね。あ、蝶々も飛んできたんだ!」

「消防車を描いたんだね。パトカーも応援に来てるのがわかるよ!」


親に共感してもらうことで、子どもは

―大好きな絵を描くと、親に絵を描く楽しさを認めてもらえる

とのメッセージを受け取ります。そして、内から湧き出る「絵を描きたい」という
動機を安心して肯定的に受け止め、その後も絵を描く楽しさを満喫できるようになります。

それに加えて、シンプルに共感してあげるだけでも

―自分の表現したものが伝わった

という自信も少しずつ養われることも、うれしい点です。


鑑賞姿勢の面でも、

―作品をあるがまま見て、感じる

というメッセージが伝わるのは、悪くないですよね。

できる方は、さらに踏み込んだ“共感”をするのも良いでしょう。
描かれたものを受け止めるだけでなく、描いた子の思いまで察して、受け止めて、
受け止めたことを言葉で返してあげるのは、子どもにとって大きな励みになります。

―絵を描くことで、自分の思いを表現して、人に伝えることができる!

との体験を、子どもは受け取ることができるからです。
同時に、

―作品をあるがまま見て、感じて、作者が感じていたことに思いを馳せる

との鑑賞姿勢も、とても素敵です。


(4)よろこぶ・楽しむ

これまでの接し方とは大きく異なり、
「親として子どもに接する」のではなく、
「鑑賞者として、作品を見る」スタンスでの接し方です。


「うわぁ~、お花がいっぱいできれいだなぁ…。チューリップが咲いているから、
 今は春かな?夏になったらヒマワリが咲くのかな。何だか楽しみになっちゃうよ。
 それに、この絵を見ているといい匂いがしてきそうだよ!」

「大変大変、火事だ!それにしても騒がしいね…消防車の『ウ~カンカン』
 だけじゃなくて、救急車の『ピーポーパーポー』も聞こえる…きっと
 ケガをした人を病院に運んでいるんだ!大丈夫かな、みんな助かるといいな。
 消防士さん、がんばって!」


作者である子どもが考えていたことと一致しているかどうかは、ここでは
関係ありません。一旦『共感』したうえで、あとは自分が絵に触発されて
想像したことを満喫してしまえば良いのです。

子どもは、自分の絵に没頭している鑑賞者を見ることで、

―絵を描いたら、見た人がワクワクしたり、ドキドキしたりする
→自分の絵には、見る人にワクワク・ドキドキを与える力がある!

とのメッセージを受け取ります。そんなメッセージを受け取って、
どんな気持ちになるかは、もう解説不要ですよね。

鑑賞姿勢としても、

―作品を見て、描かれた情景を想像し、自分がその場にいる気分で楽しむ

という感覚が持てたら、絵画鑑賞はとても楽しいものになるはずです。

細かいことを言えば、「親として子どもの絵を見てあげる」比率を下げて
「鑑賞者として作品を鑑賞する」比率を上げていくのは、子どもが大きくなる
ペースに合わせて徐々に進めていけると良いでしょう。
(ちなみに我が家では、娘が5歳になる前後から比率を変え始めました)


今回は絵を題材にお話ししましたが、粘土細工でも、歌でも、踊りでも、でんぐり返りでも、
同じことが言えます。

子どもたちが自分の表現したいことを好きな方法で表現することを、励ましてあげましょう!

(第067号 2008/08/08,第068号 2008/08/15配信分)


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来年、長男が小学校に入るのですが、学習机を買ったほうがいいのか、迷っています。私は、子供はリビングので宿題等をするだろうからいらないと考えているのですが、家内は子供部屋に勉強机があったほうが、集中して勉強ができるといいます。くろさわさんのお宅では、どうしていますか?
やまね父さん、コメントありがとうございます。

リビング派、子ども部屋派、いずれも正しいご意見と思います。
私個人の考えとしては、リビングです。

小学校に入学したての頃は、子どもも不慣れなことが多いはずなので、親がそばで見守っていて、困ったらいつでも相談しやすい状況が助けになります。

子どもが、その日の学校での出来事などを話しながら、自然とランドセルから宿題プリントを引っ張り出して取り組めるような環境を作ってあげられたら良いですね。


ちなみに我が家は小4長男・小1長女ともにリビングです。











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パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
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