子どものウソ(077号・078号)

 子どもが育つ“父親術”

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子どものウソ(077号・078号)

前回の記事「フィクション」対して、複数の方から

「子どもが意図的に“ウソ”をついている(と思われる)時はどうすれば?」

とのご質問・ご相談をいただきました。

皆さんのご関心が高い内容だと思いますので、今号は
「子どもの『ウソ』」についてお話しします。

メルマガ2本分の内容なので、長文ご容赦くださいね。


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子どもがウソをついている、あるいはほぼ確実にウソとわかることを言っている時、
まず気をつけていただきたいことは、すぐに叱ったり正したりしない、という点。

「それはウソだろう」
「ウソはいけないぞ」
「本当のことを言ってごらん」


などと言い返したくなる気持ちは、ひとまずぐっと抑えてあげてください。

実際のところ、意図してウソを言うだけの知恵がある子どもは
「ウソはいけない」くらいのことは充分に承知しています。

ただ“承知”しているだけではありません。いけないことをしている
罪悪感やバレたら叱られるかもという恐怖心さえ、感じているものです。

別な見方をすれば、その時子どもには、罪悪感や恐怖心を背負ってまで
ウソをつかなくてはならない事情が必ずある、ということ。

子どもがウソをついていると感じた時、まずやるべきは
「背後にどんな事情があるのか、子どもの立場・視点で察してあげる」
ことなのです。


よくある“事情”の例を挙げると…


(1)本人にとっては真実

一見ウソに聞こえても、本人にとっては心から真実を訴えている場合があります。

オモチャの取り合いをする2人の子どもが、

「ボクが使ってたんだから返してよ!」

「その前はワタシが使ってたのよ!」

と言う時、2人とも自分に優先権があると本気で信じていたりします。

また、故意でなくはずみでカバンがぶつかってしまった時に

「何もしてないのに、いきなり叩かれた!」

「カバンがぶつかったのはわざとじゃない、最初に叩いてきたのはアイツ」

と言い合う時も、両人とも「先に手を出したのは相手方」と心から本気で
思っています。

こういう出来事があった時、先に誰かからケンカのことを聞いていたりすると、
我が子の主張がウソに聞こえてしまう―ということが起こり得ます。

こんな時に一方的に子どもを責めるのは、効果がないだけでなく、
悪影響さえ心配です。

「ウソはいけないぞ」
「おまえが先に叩いたんだろう」
「そうやって人のせいにするのは良くない」


などと言われてしまうと、子どもは
「パパは他人の言うことを信用して、自分の言うことは信用しない」
とのメッセージを受け取ってしまいます。

よーく話を聞いてみて、子どもの小競り合い程度だと思えるようであれば、
そのまま放置で構いません。
ケンカした相手とどう折り合いをつけるか、仲直りをしていくか、
などを自分自身で経験することは、むしろ必要なことといえます。

強いて親にできることを挙げるとすれば、子どもの言い分を聞いてあげる
ことくらいでしょうか。

言いたいことを思う存分言い切って聞いてもらえた子は、問題に前向きに
向き合う勇気を持ちやすくなるものです。

なおここで「相手の立場も考えてみるよう促す」なんて欲が出てしまう
こともあると思いますが、そこまでは控えた方が良さそうです。

「相手の立場」といった概念や「想像する」といった思考は、小さい子には
難しいもの。
ほとんどの場合で期待するような反応は得られないのがオチですから。



(2)本当のことを言うと叱られる

「本当のことを言ってしまうと、きっと叱られる…」との思いから、
子どもがウソをついている可能性があります。

すでにウソと見抜いているのであれば、

→では本当のところはどうなのだろう?

→そのことを言うと叱られると、この子に思わせてしまっていないか?

→あるいは、私はその事実を叱るべきと思っているか/過去に同様の
 出来事を叱ったことがあるか?


との再確認を、頭の中で行ってみてください。

もし該当するようなら、目の前の1つのウソにどう対応するか考えるより、

「ウソをつかざるを得ない」と感じさせるほど子どもを追い込んでしまっている
自身の接し方を考え直すべき
かも知れません。

「ダメなものはダメと教えるべき」との考えには反対しません。

ですが、その代償に「親は何でも相談できる相手、家庭は安心できる場所」
という子どもの中の安心感が失われてしまっていることは大いに憂慮すべきです。
(この「躾・教育」と「安心感」の2つは、可能な限り両方の実現を目指すべき
 と思いますが、どうしても両立が無理なら後者の「安心感」を優先すべきとも
 思います。躾や教育は、家庭の外にも多くの機会がある一方で、安心できる
 場所・相手は欠かすことができない反面、出会う機会はそう多くありません)



(3)親の気に入るように演じている

子どもがどのように振舞うことを親が望んでいるか、子どもは思いのほか
察知しているものです。

おそらく、日常の親の言動や態度の積み重ねから、子どもはどんな“子”
であることが期待されているのか(仮に頭では分かっていなくても)
体で感じ取っているのでしょう。

加えて、期待の“内容”だけでなく期待の“強さ”も、子どもは充分すぎる
くらい理解しているものです。
(期待に沿えた時/期待を外れた時の親の反応などを見れば、他人だって
 分かるくらいかも知れません)

その期待と子どもの感度の強さゆえに、子どもが、親が望む“子”を
『演じる』
というケースは、少なくありません。
(はっきりとは分かりませんが、早ければ3歳前後から起こり得るのでは
 という気がします)


そうして子どもが『演じる』ことになった時、その演技の一部が
「ウソ」として見えることもあり得るでしょう。

この状況でウソを咎めるのは、とても危険です。
子どもを非常に辛い状況に追い込んでしまいます。

―本当のことを言えば、期待にそぐわず親はガッカリする/怒る

―ウソを言えば、ウソはいけないと叱られる

―どうがんばっても、親に認めてもらうことはできないんだ…


やはりこの場合も、目の前の1つのウソへの対応を考えることは捨てて、
そこまでのプレッシャーを子どもにかけてしまった自分の接し方を見直す
ことに専念すべき
です。
(この問題は大きなテーマなので、別に機会を設けてお話しようと思います)


(4)信念あるウソ

小さい子(小学校低学年くらいまで)にはほとんど見られないとは思いますが、
信念があって意図してウソをついているというケースもあるかも知れません。

―本当のことを言うと困る人がいるから

―『絶対ナイショね!』の約束を守りたいから


などなど“信念”の内容はいろいろなものがありそうです。

個人的には、こういったウソに対しては『気付かずにだまされた』フリを
してあげても良いと思っています。
もしそのウソにだまされることで別の支障があるなら、それはそれで個別に
「困ったなぁ」と困ってみれば良いこと。

子どもは信念を通しつつ他者を困らせないようにする方法を必死に考えたり、
あるいは信念を通すために迷惑をかけてしまったことを内心で「ごめん!!」
と思ったり、いずれにしても子ども時代に通過する経験としては悪くない
感じがします。

----

いろいろと書いてきましたが、大切なのは次の2点。
これらを心の隅に留めておいていただければうれしいです。

―いきなり叱らない

―なぜウソをついたのか?の事情を思いやってあげて、子どもの本心に
 寄り添うスタンスで接してあげる


この内容が、読者の皆さん、特にご質問をお寄せくださった方々のお役に立つ
ものであればうれしいです。

まだ疑問が残る、別の疑問が出てきた、我が家のケースはどうだろう?など
あれば、ぜひメールorコメントくださいね。

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 入れていただければ、公開されず私だけに届きます)


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