歯車が狂い始めるとき

 子どもが育つ“父親術”

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歯車が狂い始めるとき

―子どもを大切に思っているのに、何かの拍子にガミガミ言い始めてしまうと、
 『おまえはどれだけダメな子か』みたいな内容で熱弁をふるってしまっている…

―はじめは特に感じていなかったのに、説教しているうちに子どもが
 すごく嫌な子のように思えてしまう…


にわかには信じにくいかも知れませんが、こういう事態は少なからず発生しています。
そして恐らく、私たちの中にも、この事態を引き起こしてしまう可能性があることは
知っておいた方が良いでしょう。


さて、『大切に思っている』はずなのに『ダメな子だと熱弁』という矛盾した
行動を取ってしまったのは、いつ・どこで歯車が狂い始めたのでしょうか。

なるべく早めに気がついて芽を摘みたいですし、できることなら
“最初の1歩”を踏み出す前に思いとどまれれば、なお良いですよね。


歯車が狂い始めるきっかけとしていちばん危険なのは、
「自分についての思い・考え(自己イメージ)」や「自分が正しい・望ましいと思うあり方」と、
「現実のできごと」との間にズレが生じてしまった時
です。


例えば、
「子どもには寛容でありたい」「自分は心の広い寛容な親だ」
との思いを持つ一方で、

現実には
「細かいことに腹が立ってしまっている」
というズレが生じた時。


あるいは、
「家事もしっかり分担すべき」「自分は家事もできている」
との思いをもっているところに、

家事の不備や非協力的な態度
を指摘されてしまった時。


こうした“ズレ”への対処法として、いちばんシンプルなのは『素直に認める』という方法。

「自分は細かいことも気になって、イチイチ腹を立ててしまうんだなぁ。
 思っていたほど心が広いわけじゃなかったかも」

「家事もちゃんとやっていると言いながら、実際には面倒でサボってしまっていたなぁ」



しかしながら、普通の人間であれば、
「自分が間違っていた」「自分はできていない」
とは、まあ認めにくいものです。

そして、素直に認めないことを決めたその瞬間に、歯車は狂い始めます


認めないとなると、“不都合な現実”に対して言い訳をする必要が出てきます。

そして言い訳は往々にして「人のせい」というストーリーが選ばれるのです。


「もう何回も注意しているのに、同じことをまだ繰り返しているじゃないか」

これはつまり、
「自分は本来、充分に寛容だ。そんな私を怒らせるほど、この子のやっている事がひどい」
という意味。


「1日中子どもの面倒を見ていたのに、そのことは当たり前に思って洗い物が
 残っていることばかり言うなんて、ひどいなぁ」


これはつまり、
「自分は子守りという役割をきちんと果たした。悪いのは、狭量な妻の方」
という意味。


場合によっては、言い訳は「状況・環境のせい」という形を取ることもあります。
また、言い訳を作り出すのが難しい時は、話題をスリ替えたりその話を無視したりして、
触れないようにするという反応になる時もあります。

ですが、ほとんどの場合は、「人のせい―誰かを悪く言う」方向に行ってしまうのです。
その人のことを本当は悪く思っていなくても。


さらに困ったことが2つ。


ひとつは、“ズレ”が再生産されてしまうこと。

一度子どものせい・人のせいにしてしまうと、
「自分は問題を起こした時にすぐ人のせいにして逃げるような人間じゃない」
「安易に人のせいにはせず、建設的に向き合うべき」

という思いとの間に、またズレが発生してしまいます。

そうしてまたもや言い訳が必要になり、誰かを悪く言ってしまう・・・との
悪循環に入ってしまいがち。


もうひとつは、悪く言われた相手方にも同じ問題が起きてしまうこと。

「自分はそんなに悪い子じゃない」
との思いと、

「どんなに悪い子か」について熱弁をふるう親の言葉
の間に大きなズレが生じ、

言い訳―たぶん「パパはうるさすぎる」―が作られてしまう。

そして、それを受けた親がさらに
「うるさすぎるんじゃない、おまえが悪いんだ」との悪循環へ…



こうした悪循環は、加速してから断ち切るのはきわめて難しい…と言うより、
事実上不可能です。

ですからやはり、“最初の1歩”を食い止めることが非常に大切。

―高い自己イメージは持ちすぎない、理想を求めすぎない。

―デキが悪くても、そんなものさと気楽に流す。

―カチンと来たら、「もしかしたら知らないうちに高い自己イメージ・理想に
 囚われていたかも」と気付くチャンスに変えてしまう。


言うは易し、行うは難しですが、ここで変えなければ行き先は『悪循環コース』。
少しずつでも変えていけたらいいですね。

今日はだいぶ堅い話になってしまいましたが、ちょっと心に留めておいて
いただけたらうれしいです。


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