子どもの恐怖・不安を和らげる

 子どもが育つ“父親術”

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


子どもの恐怖・不安を和らげる

3月11日の大地震、本当に驚き、そして怖い思いをしました。

被害に遭われたすべての方々、そして身近な人の安否を気遣う皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。

幸い、私と家族は無事で、家も損傷ありませんでした。
(お気遣いいただいた皆様、ありがとうございました)

周囲のスーパーでは度を越した買い溜めに走る人が多いですが、
我が家では冷静さと節度を持つことを心がけて過ごしています。


今回の地震で、多くの子どもたちが怖い思いをしたことと思います。
また、少なからず、今でも怯えを残して過ごしている子どももいるはずです。

今私にできることとして、少しでも子どもたちの不安を和らげるために
役に立つ方法をお伝えしようと思います。



子どもが恐怖・不安を感じる対象はいろいろあります。
今回のような地震もそうですし、嵐・台風・雷などに対して
強い恐怖を抱く子どももいます。

ですが、すべての子どもにとっていちばん怖いのは、
「恐怖の対象の正体がわからない時の恐怖感」です。


逆に言えば、対象の正体がわからず大きな恐怖に怯えている子どもも、
対象が理解できれば自分で受け止めて、扱える程度の恐怖感にできる、
ということ。


子どもが、対象を理解するために助けになる方法2つを、今日はご説明します。


(1)話を聞く

とにかくたくさん、子どもの話を聞いてあげます。
地震の時どこで何をしていたか、周りはどんな様子だったか、
どんな気持ちだったか、その後どうしたか、etc...

最初はまとまりのない話かも知れませんが、話しているうちに付け足したり、
言い直したり、子ども自身の中で言いたいことが整理されてきます。

ここでの“聞く”ことの目的は、子どもが「話す」あるいは「話そうとする」
「話す内容を考える」ことで、子ども自身の頭の中を整理させること。

自分から話し始める子ならただ聞き、

自分から話し始めない子なら、きっかけ作りに最初に簡単な問いかけをしてあげて、

後は子どもの話すままにしてあげましょう。

話す前は心の中で『モヤモヤ』していて正体のわからなかった不安が、
話しているうちに頭の中で『ハッキリ』して不安感が軽減する効果があります。


(2)知識を提供する

多くの子どもは、自分の地震体験に加えて、テレビやラジオ、新聞などの
報道に触れて地震被害の大きさをうすうす感じているはずです。

ですが、この『うすうす』が問題です。

いつもとは明らかに違う番組構成、テレビ画面や新聞紙面で見る倒壊家屋、
普段とは全く違う態度・行動を取る大人たち。

こうしたものに触れて、子どもは
「なんだかわからないけど、ものすごく大変なことになっているみたい」
と察知します。

これが“正体がわからない不安”となり、子どもを怯えさせている面があるのです。

この不安に対しては、ちょっと面倒でも、子どもにわかる説明をしてあげることが
効果的です。

『うすうす感じる、正体不明の、限りない恐怖感』から、

『自分なりに理解できている、自分で扱える程度の恐怖感』に、

軽減させてあげましょう。


我が家の例では、1年生の娘にこの“知識の提供”をしてあげました。

下校途中、家の直前で地震に遭った娘は、帰宅してから自転車用ヘルメットをかぶり
机の下に入ったままでした。

態度は普通でしたが、机の下から出てこないのだから、相当の不安感があったはずです。

一緒に机の下にもぐって話を聞く(←(1)の対応です)と、
「震度5」とか「震度7」とか、「シンド」という言葉の意味がわからず、
何かのバケモノのように感じているのがわかりました。

そこで、PCから気象庁の「震度」を説明するイラスト入り資料をプリントして、娘に解説。

加えて、日本地図を持ち出して、

「ここがお家。学校はこの辺。
 で、おばあちゃんちがこの辺り。
 今日の地震が起きた場所は、ここらへんなんだよ。
 それでね、“シンド7”になったのは、この辺りらしい。
 うちの辺りも、おばあちゃんちも、地震の場所から遠いから、
 シンド5だったみたいだ」

と説明してあげました。

一通り話を聞くと娘は、
「ふうん。
 もういいや。出ようっと」
と言って机の下から出てきました。


電車が止まって妻の帰宅が遅れると分かった時も、はじめは
「寝る時にお母さんがいない…」との不安そうな様子に。

この時も、同じ対応をしました。
まず、娘の話を一通り聞く。

そして、『電車が止まっている』という事態に漠然とした不安が
あるようだったので、再度知識の提供を。

「大きな地震があった時はね、線路が曲がったりしてしまうことが、
 たまーにあるんだ。
 で、線路が曲がったまま電車が走ると、そこで止まっちゃったり
 ひっくり返っちゃったりして危ないから、地震の後はすぐには
 電車は走らせないことにしているんだよ。
 係りの人が、線路を端から端まで歩いて調べて、どこも曲がってない
 ことを確かめてから電車は出発するんだ。
 ただ、線路は長いから、今日中には調べ終わらない。だから今日は
 電車も走らない、ってことなんだよ。
 それで仕方なく、お母さんは歩いて帰って来ることになったんだ。
 どれぐらい時間がかかりそうか、一緒に地図で見てみようか」

一緒に地図を見て、4時間かかると判明。
─4時間ってどれくらい?
「4時間は、朝レンナが学校に行ってから、給食になるまでくらい
 だよ。長いよね~」

これでだいぶ理解できたようでした。
何とか通じた電話でも、母親に向かって「ちょうどいいダイエットに
なるんだから、休まないでしっかり歩くんだぞ~」と言うくらいの
余裕は取り戻していました。


程度の差こそあれ、子どもたちはきっと相応のショックを受けていると思います。

大人は大人で大変ですが、子どもと接する時間─特に、夜、寝付く前のひととき
はゆったり穏やかな時間にして、子どもの傍にいてあげていただけたら、
私も嬉しいです。


FC2ノウハウ

スポンサーサイト













管理者宛の投稿

プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

■自己紹介はこちら■

著書のご案内

このブログでご紹介してきた内容のうち、2~3歳から小学校低学年までの子ども向けの内容を厳選して、1冊の本にまとめました。
基本的な生活習慣を確立しながら、子どもがのびのびと育つコツが満載です。

著者へ直接注文(特典あり)のご案内

Amazonでご購入は、こちら
 ↓ ↓ ↓

最新記事
最新コメント
検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
QRコード

QRコード


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。