躾 vs 個性尊重

 子どもが育つ“父親術”

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躾 vs 個性尊重

一昨日のブログで、私自身の子育ての目的は
「子どもが、その人自身として生きることを支援する」
と考えているとお伝えました。


今回はもう少しブレークダウンして、日常生活で子どもと関わる上での
“心がけ”についてお話します。


「子どもがその人自身として生きる」
≒「私(親)は、子どもの個性を尊重する」と考えた時に、
真っ先に悩まされることがあります。

「そうは言っても、尊重ばかりはしていられない」場面の数々です。

―歩道でぴょんぴょん跳ねながら左右に蛇行する子ども。
 どうやら白いタイルだけを踏んで進んでいるようだ。
 だが、他の通行人・自転車も多く、明らかに迷惑・・・

―電車の中で、様々な“発見”を嬉々として話す子ども。
 「あ、あれパパのと同じケータイだ!」
 「わ~。特急列車だよー!あの特急はね、スーパーあずさなんだよ」
 しかし、声が大きい(ほとんど叫んでいる)・・・



この悩みが現れるときの多くは、
「子どもの個性の尊重」vs「周囲への気遣い・マナー・しつけ」
の構図を取ります。


こんな時、皆さんはどうしていますか??

個性を大切にして、蛇行を黙認したり「お、特急が見えたんだね」
と好奇心を認める返事をするか。

マナーを優先して、「まっすぐ歩きなさい」「しー。静かに話しなさい」
と言うか。


あるいは、両方とも大切にしたいと考えるか。
(でも、その時の言い方は?)





私が考える最善の対応は、

方針は「両方とも大切にする」で、

まず「好奇心を認める」返事をして、

次に「マナーを身につけさせる」です。




(1)「両方とも大切にする」


これは文字通り両方とも大切だと思うから。

公共の場でのマナーは、子どもがその人自身として
『この世界で』生きてゆくためにも大いに有用な知識・スキルです。

ただ、個性や好奇心とは違って、マナーに関する知識は生まれながらには
持っていません。

いろいろな事例を通じて教わりながら、他人を気遣う気持ち
(これは本来持っているもの。)と掛け合わせて、応用を利かせていければ
良いのだと思います。


(2)「好奇心を認める」

私の心の中の優先順位では、こちらが上位です。

ちょっと大げさですが『どんな理由があっても、子どもの個としての
人格を認めないことはない!』
とでもいうような気持ちです。

ただし、無闇に褒めれば良いわけではないので注意も必要です。
→参考:パパ、見てー


(3)「マナーを身につけさせる」


ここで単に「静かに」と言ってしまうと、

「見てー、特急列車だよ」
「おお、そうか特急か。静かにしなさい。」

となってしまい、明らかにヘンですよね。

ここでのコツが、「周囲の状況をただ伝える」という言い方。

「見てー、特急列車だよ」
「おお、そうか特急か。でもね、電車の中で大きな声を出すと、
 他のお客さんがビックリしてしまうんだよ」

子どもも他人を気遣う気持ちは持っています。ただ、周囲の状況を
見落としてしまっただけ。思い出しさえすれば、どうすれば
迷惑をかけるか・かけないで済むか、子どもなりに考え、
振る舞いを改めることができるのです。



いかがでしょうか。

今号では、

・個性の尊重とマナー教育・しつけは両立する(どちらかを
 犠牲にしたり、バランスをとったりする必要はない)

・マナーについては、行為の他者への影響をただ伝えるだけで、
 ほとんどの場合は大丈夫


の2点に共感いただければ嬉しいです。


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