道理か?人情か?

 子どもが育つ“父親術”

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道理か?人情か?

これまで当ブログや私のメルマガをお読みいいただいている方は、
子どもに対して何かを言う時のスタイルとして、私が
「(命令や、評価ではなく)淡々と事実を伝える」
ことを何度もお勧めしてきたことをご存知かと思います。

さてその“事実”ですが、子どもによって理解・共感しやすい種類の
“事実”と、そうでないものがあります。

その“種類”は大きく2つに分けられます。
それぞれを仮に『理論タイプ』『感情タイプ』と呼ぶことにしましょう。


各タイプの違いを示す事例として、子どもが家の中で
ボール投げを始めて、親は「危ないからやめて」と
言いたい状況を考えます。

理論タイプの子どもが理解しやすい言い方は
「家の中でボールを投げると、窓ガラスに当たることが
 あるんだ。ボールが当たると、ガラスはとても割れ
 やすいんだよ」

といった具合の“物理的な事実”の説明。

一方、感情タイプの子どもが受け止めやすいのは
「家の中でボールを投げているのを見ると、ガラスが
 割れるんじゃないかとパパは心配だなあ」

といった“人の感情についての事実”です。


他にも、
・電車の中で騒ぐとき
→[理]「電車の中で騒ぐと、周りのお客さんがビックリ
     してしまうんだよ」

→[感]「電車の中で騒ぐと、周りのお客さんをビックリ
     させてしまってパパは申し訳ない気持ちになるよ」


・食事の後、食器を下げるのを忘れているとき
→[理]「テーブルにお皿とお箸が残っているよ」
→[感]「テーブルが片付かなくて残念。お皿がなくなって
     キレイになったら嬉しいな♪」


・固いオモチャなどを持って、友だち/きょうだい/親を
 叩こうとしたとき
→[理]「固いもので人を叩くと、思ったより大きな
     ケガをすることがあるよ」

→[感]「固いもので叩かれそうになるとすごく怖いなぁ。
     叩かれたらものすごく痛いと思うよ」


どれも似たようなパターンなので、コツを掴むのは簡単だと思います。


なお、ひとりひとりの子どもがどちらの言い方を理解しやすいかに
ついては、どちらのタイプに属するか瞬時に判別できるような
ものではなく、そもそも必ずどちらかの『タイプ』に属するという
ものでもありません。

その子どもと接する経験を通じて、「こちらの『タイプ』の言い方のほうが、
この子は通じやすいみたいだ」との傾向として見えてくるもの。

手始めに、皆さんの身近な子どもから、どちらの言い方が
響きやすいか意識して見てみてください。
(ちなみに私のところは上の息子が理論タイプ、下の娘が感情タイプのようです。
 はっきり両極端に分かれているので、違いを見ていて興味深いです)


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