言葉通りに、言葉を聞く

 子どもが育つ“父親術”

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言葉通りに、言葉を聞く

早速ですが、会話例を2つ。

(a)食事中に、子どもが椎茸をつまみあげて

「ねぇねぇ、これなあに?」

「イヤなら食べなくてもいいよ」


(b)子どもの要望に応えて外出しようとしたら

「寒い~~~」

「でも図書館に行きたいって言っていたじゃない」



いずれも普通の会話です。が、親の返事の前にけっこう多くの
ものが省略されているのがお分かりでしょうか。

ちょっとくどくなりますが、全て省略しないとこんな具合です。

(a-1)「ねぇねぇ、これなあに?」

(a-2)「椎茸だよ」

(a-3)「椎茸って、おいしくない」

(a-4)「そう、○○にはおいしくないんだね」

(a-5)「食べたくないから、残してもいい?」

(a-6))「イヤなら食べなくてもいいよ」



(b-1)「寒い~~~」

(b-2))「うん、寒いね!」

(b-3)「寒いから、お外はイヤ」

(b-4))「たしかにこれだけ寒いと、お外は辛いよね」

(b-5)「やっぱりおうちで遊びたい」

(b-6))「いいよ。でも図書館に行きたいって言っていたのはもういいの?」



(a)(b)いずれも、1行目の子どもの言葉を聞いた親が、
3行目・5行目を勝手に想像して、6行目の返事をしている構造です。


この“先読み”自体は、日常のコミュニケーションの中で頻繁に
行われている、ごく普通の技術です。

逆に先読みを全くしないと、

「ホチキス持ってる?」「はい、どうぞ」 が

「ホチキス持ってる?」「持ってるよ」 になり、

むしろ不自然になってしまうでしょう。


ただし『ごく普通』というのは、大人やある程度以上大きい
子どもたちの間でのこと。

小さい子どもの場合は事情が異なります。

むしろ、言葉通り受け取り、先読みをせず一言一言そのまま
返事をしてあげる方が望ましい
ことの方が、圧倒的に多いのです。


まず第一の理由が、『読みは当たらない』です。

子どもは大人に比べて、思ったままを言葉にしていることが
多いという特徴があります。

気を利かして先を読んでも、当の子どもはそこまで考えが進んでおらず、
親の“早合点”になりがち。
コミュニケーションが噛み合わなくなりやすいのです。


もうひとつの理由は、『子どもの言葉の習得』に関するもの。

子どもは日々「言葉」や「言葉の使い方」などの
コミュニケーション技術を学んでいます。

習得のプロセスは、

(1)新しい言葉・言葉の使い方を聞く

(2)意味を推測する

(3)自分でも使ってみる

(4)相手の反応を見て、相手に何が伝わったかを推測する

(5)言葉・言葉の使い方の持つ意味を、さらによく理解する


となっており、「聞く」「話す」の両輪で進んでいます。


親が子どもの話に対して先読みをした返事をしてしまうと、
このプロセスの4段階目をものすごく難しくしてしまうのです。

子どもがコミュニケーション力を発達させることを妨げないためにも、
子どもの話にはできるだけシンプルに受け取って返してあげることが
望ましいのです。


また、心情的・情緒的な面でも、望ましいのは言葉通りの受け答えの方。

先読みした返事をする時、親は、子どもの言いたいことが
(まだ言っていない部分まで)分かったつもりで返事します。

一方で子どもの側は、全く予期しない反応を見て自分の
伝えようとしたことが伝わっていないと理解します。

言いたいことがうまく伝わらない苛立ちも感じるでしょうし、
さらには自分の発言がどう受け取られるか予想ができない不安
――端的に言えば、何を言うにも「こんなこと言ったら怒られちゃうかな」
との不安を感じさせられてしまうのです。


だから、子どもの言葉は、そのままに理解して受け取ってあげる。

また、受け取ったメッセージは、内容に関わらず一旦すべて
受け容れてあげられれば理想的です。
(参考→とりあえず「いいよ!」と言おう


実践するのが難しそうだ、とお感じの方のために、
ひとつコツをお教えしますね。

それは“オウム返し”

相手の言ったことをほぼそのまま返す、というテクニックです。

「寒い~」
「おう、そうか。コウちゃんは寒いのか~」

「これなあに?」
「うんうん。あっちゃんはこれが何なのか、気になるんだね」

ちなみに“猿まね”ではないので、相手の言ったことを
そのまま真似したらダメですよ。

また、オプションとして上記の例のように“肯定の相槌”をつけると
もっと良い返事になります。

“否定の相槌”が口癖の方は、特に効果絶大ですよ!

意識しはじめた初日から子どもの変化が感じられるはずです。

具体的には、

「でも」「って言うか」「え~」「それって」 を止めて、

「うん」「そうか」「へぇ~」「なるほど」 に替える。

これだけです。


親子のコミュニケーションが良くなれば、子どもと一緒にいる時間、
お互いがもっといい気分で機嫌よく過ごせるようになります。

逆を言えば、親が勝手に思い込んだり決め付けたりすることが
原因で気分を損ねていた可能性がある、ということ。

そんなもったいない状態には1日も早くさよならして、
子どもとの楽しい時間を過ごしてくださいね!


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わかります!
夫がまさに先読みして返事するタイプ。
子どもはそれをイヤだとも言っていないのに、
勝手に先読みして「イヤなら食うな」とか言ってます。

私は、しらっと流して、
「ああ、それは椎茸だよ~」
みたいに言ってますが^^;
どうしても、大人は先を読んで返事してしまいがちですよね。

そんな中、「ああ、それは椎茸だよ~」と平然と答えるりのりのさんの対応、お見事です!











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パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
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