うまく言えないキモチ

 子どもが育つ“父親術”

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うまく言えないキモチ

子どもには、思ったこと・感じたことを
うまく言葉に表すことができないことがよくあります。

小さい子ほどその傾向は強く、言語・表現を学んでいる
途上であることを考えれば、それは当然のことでもあります。


そのため、他者との関わり合いの中でうまく思いを伝えられない
フラストレーションから泣いたり、怒ったりすることも、
少なくありません。

時には、『言葉が出る前に、手が出てしまう』ということも
あるでしょう。

こんな時、親として適切な支えかたは、

・子どもの思いを感じ取って、

・それを受け止め・認めてあげて、

・「受け止め・認めた」ことを言葉で返してあげる


の3点セットです。


こう書くとナルホドと思っていただけると思いますが、
実際の生活の場面では、意外と私たちは違った対応を
取ってしまいやすいことも、気に留めておく必要があるでしょう。

例えば、
子どもが他の子の使っているオモチャを突然ひったくった時、

あるいは
並べていたミニカーの中の1台を勝手に持って行った子を叩いた時。


ついつい、こう言ってしまいがちではないでしょうか。

「こらこら、ちゃんと『貸して』って言わなきゃダメじゃないか」
「人が使っているものを取っちゃいけないよ」
「ケンだって、自分が使っているものを取られたらイヤだろう」

「こら!お友達を叩いちゃいけません!」
「叩くんじゃなくて、『返して』って言えば良いのに」


 話が脇道に逸れますが、このような場面で、まれに相手の
 子の親にばかり謝る人や、親が叩いて叱る場面を見かける
 ことがあり、私はとても悲しくなります。

 子どもが受け取るメッセージを考えると、
 前者は「パパは子どものことよりも、大人の間の世間体の方が大事」と
 なりますし、
 後者は「間違ったことをした相手には、叩いて懲罰する」が
 伝わってしまうからです。
 
 しかも皮肉なことに、さっきの子どもの行動はこの親の
 教えどおり―間違ったこと(人のミニカーを勝手に取る)を
 した相手を叩く―なのです。



本題に戻って、上記のような状況でも“お説教”“指導”を
言いたくなる気持ちをぐっと抑え、こう言ってあげたいところです。

「そうか。ケンは、タッちゃんが持ってた積み木を
 使いたかったんだね」

「せっかく並べたミニカーを勝手に取られて、イヤだったんだね」


こうして子どもが『言葉にできなかった思い』を、親が
受け止めて返してあげると、2つの大きな効果が生まれます。

ひとつは、子どもが『思いをわかってもらえた・
受け止めてもらえた』感覚を持つことができる
こと。

親に理解され、認められているという安心感で、子どもは
すぐに落ち着きを取り戻します。
落ち着きを取り戻した子どもは「この問題にどう向き合うか」
について、前向きに進む力を発揮できる
ようになるのです。

もう一つの効果は、表現・語彙の習得です。

言葉にできなかったムシャクシャした“思い”に、
「一生懸命作ったものを壊されて腹が立った」という
“呼び名”があることを学ぶことができた子どもは、
徐々に表現の幅を広げて行きます。


なお、頭ごなしに「『貸して』って言わなきゃだめだろう」
と説教するのは、一見すると表現・語彙を教えているように
錯覚しますが、実際には子どもを『新しい表現の習得
どころではない精神状態』に追い詰めているだけ。

このやり方は、子どもが前に進むことをむしろ妨げてしまうので、
注意が必要です。



また、時には
「子どもが自分の思いを言葉にしてはいるものの、
 表現がヘン(あるいは意味不明)」
ということもあるかも知れません。

そんな時も、対応方法は同じです。
決して否定的な反応
「何言ってるかわからないよ」
「そんな言い方じゃ伝わらないよ」
「そうじゃなくて、『・・・』って言うんでしょ」
などはしないでくださいね。


周囲の状況や、その瞬間までの流れ、子どもが発したヘンな
表現などを手がかりに子どもの気持ちを察してあげて、

「そうか、このブロックとこのブロックがうまく
 くっつかなくて困っていたんだね」
「アイちゃんがオモチャをひとりでぜんぶ使っているから、
 レンくんの遊ぶものがなくてつまらないんだね」


など、受け止めてあげる対応をしてあげましょう。

うまく言えなかった思いも親には分かってもらえて、
子どもはずいぶん落ち着くはずです。

こうした対応を続けていれば、受け止めて、そのまましばらく
待っていてあげるだけで、自分で対処を考えられる場面も
徐々に増えてくると思いますよ。



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