親の人生は親のもの

 子どもが育つ“父親術”

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親の人生は親のもの

このブログでは、折に触れて
「子どもの人生は、子どものもの」
「過度に干渉して、子どもの経験を奪わないように」

とお伝えしています。


そして、それと同じように、大切なのが『親の人生は、親のもの』という原則。


一見、当たり前のことのように思いますが、実はこの原則には、
大きな例外があります。

親─特に母親─は、人生の一部に『親の人生は、子どものもの』となる
時期があるからです。


子どもが乳児の頃は、おむつ替え、授乳、添い寝を繰り返す日々が続きます。
自分のための睡眠さえまともに取れない、文字通り“子どものもの”の時期。

少し大きくなっても幼いうちは目を離すことができず、
子どもからも後追いしてきたりで、トイレにも1人で入れない
時期がつづきます。


このこと自体は、子どもが小さいうちは自然なことですし、
その労苦を担うお母さんたちには感謝と敬意を感じるばかりです。


ですが、子どもが大きくなってきた時に、親の人生を適度なペースで
“親のもの”に戻せないケースも、少なくありません。

よく見るのは、子どもの生活・勉強・習い事に、熱心になりすぎて
しまっているケース。


『子どものために、自分の人生を捧げてしまう』
という誤り
が起きてしまうのです。


親が自分の人生を生きることを忘れて、子どもの人生にのめりこんでしまう。

その結果として、子ども自身が生きるべき“子どもの人生”を横取りして
しまっている。


子どもに全く関わらないことを目指すべきだと言うつもりはありません。

見守り、サポートして、一緒に楽しい時間を過ごすことは、もちろんOKです。


ですが、子ども本人が担うべき領域─子ども自身がやるべきことに
対しての意欲・情熱の部分─まで、親が持ってしまっているのなら、
それは間違いなく要注意の状況です。


「サッカーがうまくなりたい」という意欲は、子ども自身が持つもの。

親が意欲満々に
「もっと集中して!」
「今日はリフティングやったの?」

と声をかけるべき領域ではありません。


「ピアノを習いたい」という情熱は、子ども自身が持つもの。

親が
「休まず続けたほうが上達する」
「始めた以上、できるだけがんばらなきゃ」

と情熱を燃やす領域ではありません。


分かりやすいサインは、子どもが何かを「やりたくない」と
言い出した時の親の反応です。

「何とかして、やる気にさせなきゃ」
「いやいや、今日休むのは良くない」

などと反応してしまう場合は、子どもの人生に意識が向きすぎている
シグナルと思って良いでしょう。


「そう、今はやりたくないんだね」
「今日は休めばいいよ」

と受け止めてあげて、子ども自身の中から再び意欲が湧き上がって
くるようサポートしてあげられていれば、問題ないでしょう。


親が子どもの人生に過度に干渉しないようにするためには、
実は親自身の人生が充実していることがいちばん重要です。

どうすれば親自身の人生が充実するかは私がお伝えできることでは
ありませんが、世の中のすべてのお母さんたちが、充実した
“自分の”人生を送って、子どもとも良い時間が過ごせることを、
祈ってやみません!


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