クイズ活用法

 子どもが育つ“父親術”

クイズ活用法

今日は、クイズ活用法──“クイズ”の形式を活かした、子どもへの声の掛け方――について。


―子どもに何かアドバイスしたいことがある時、

―子どもに何か気付いてほしいことがある時、


基本的には(答えを先に言ってしまうよりも、)
問いかけて、子ども自身に考えさせることが望ましいと言われています。


ですが、単に

「何をしたら良いだろう?」

「どうやったら、うまく行くと思う?」


という問いかけでは、無数の選択肢から答えを探さなくてはならないので、
難易度はどうしても高くなります。

『問いかけてみたけれど、的確な答えが出なかった/固まってしまった』
となることも、しばしば。


そうなりそうな時に(そうなってしまった時も)、“クイズ”は絶大な効果を発揮します。


<例1・サッカーで>

子どもがドリブルするも、すぐ相手にぶつかって止まってしまう…

「さて問題です。ドリブルしていて、目の前に相手が来たら、どうしたら良いでしょうか?!
 1番。そのまま進んで、ぶつかる。
 2番。横によけて、さらに前に進んで、ゴールへ向かう。
 3番。ジャッジスルー(※)を使う。」


(※人気サッカーアニメの中に出てくる“技”のひとつです)


<例2・夕食後に>

歯磨きもお風呂も済んでいないのに、ビデオを観たいと言い出した…

「さて問題です。次の3つのうち、どれが一番幸せな時間を過ごせるでしょうか?!
 1番。ビデオを観て、夜遅くなって眠くなってから、パパに言われて
    イヤイヤ歯磨きして、渋々お風呂に入る。
 2番。先に歯磨き・お風呂をパッパと済ませて、残った時間でせいせいとビデオを観る。
 3番。ビデオを枕の下に置いて、夢の中で観る。」



<例3・食卓で>

子どもが唐揚げを取るために手を伸ばそうとするが、コップが近くにあって倒れそう…

「さて問題です。唐揚げを取りたい時には、どの方法が一番良いでしょうか?!
 1番。コップが危ないけど、そのまま唐揚げを取る。
 2番。手のぶつからない場所にコップを動かしてから、唐揚げを取る。
 3番。唐揚げに自分で歩いてきてもらえるよう、お願いしてみる。」




例にも出ている通り、私がこのクイズを出す時はいつも3択です。
『必ずそうしなければ』ということではありませんが、

選択肢1:ありがちなミス
選択肢2:お勧めプラン
選択肢3:ウケ狙い

にすると、子どもたちも楽しく参加でき、うまく行くことがとても多い実感があります。


クイズに対して、子どもが「2番!」と答えたらなら、「正解!」などとは言わず、
ニコニコしながら「そうか、じゃあやってみよう」と返してあげましょう。


しかし、もし子どもが「1番」と答えたら、どう対応したら良いでしょうか?

「違うよ、そうじゃなくて・・・するといいんだよ」と教えてあげたくなるかも
知れません。

ですがここは敢えて、「そうか、じゃあやってみよう」と返してあげたいところ。

子どもが本気で「1番」と答えているなら、その選択肢に潜むデメリット・
リスクをまだ実感できていない可能性があります。

だとしたらこの場合は、子どもの“失敗する権利”を尊重して、チャレンジの
機会を奪わないようにしてあげるべきでしょう。

(とは言え、明らかにおふざけで「1番!」と答えるケースもありますよね。
 その時は、次の「3番」と答える子と同じ対応でOKですよ)



そして、「3番」と答える場合ですが、
きっとその子は「楽しいこと、オモシロイことを話すのが大好き」な子。

せっかくなので、一緒に盛り上がってしまいましょう。

「お、そうか!よーし、パパもやってみよう。
 唐揚げさーん!こっちにきてくださいな。
 右から2番目の大きい唐揚げさん、あなたですよ。
 さ、どうぞ、こちらのお皿へ。おーい、早く来てくださ〜い」



もし仮に、おふざけでなく本気で「3番」と答える場合は・・・


その子は、私たち大人の常識の枠を超えた大物である可能性が高いです(笑)
世間の風当たりから守ってあげて、伸び伸びと育ててあげてくださいね!


クイズ形式のもうひとつのメリットは、子どもの意欲を阻害しないところ。

大人に指図されると「イヤだ」「従いたくない」という気持ちが起きて
行動に移しにくい子どもや、そうなりやすい状況でも、クイズ形式なら
「自分で答えを選んだ」という意識があり、すんなり行動できることが
多くなります。

ぜひ、試してみてくださいね!


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