一人っ子だけど…

 子どもが育つ“父親術”

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一人っ子だけど…

読者の方からのご相談メールや、講演でお会いした方との話の中で、

「うちは一人っ子なのですが・・・」

と心配する声をお聞きすることがあります。

(どういうわけか、必ずお母さんです。ただ単にメールいただく方・講演で
 お会いする方にお母さんが多いからかも知れませんが)


きょうだい間での経験がない、親に甘やかされやすい、などを理由として
『一人っ子はちゃんと育たない』との通説を気にしているケースが多いようです。

中には、
「ある子育て関連の“先生”から、『一人っ子というだけで病気だ』と言われて…」
との体験をされたお母さんも。


病気呼ばわりするなんて、トンデモナイ話です。


はっきりお伝えします。

一人っ子であることは、何も問題ありません
2人っ子も問題ありませんし、3人っ子でも5人っ子でも、
男ばかり兄弟でも女ばかり姉妹でも、
そのことに問題なんてある訳がない。

きょうだいの有無・人数は、その子の本質には関係ありません。

その子を取り巻く環境の一部でしかないと、正しく理解しておきましょう。



そのことを理解したうえで、積極的に他の子と遊ぶ機会を作るなどの配慮をするのは、
それはそれでOKです。

ただ間違っても、
「うちは一人っ子だからお友だちと遊ぶ時間を確保せねば」
との強迫的な意識だけは持たないようにしてくださいね。

一人っ子であることからは何も問題は起きませんが、
強迫観念からは多くの問題が発生してしまいます。


私の個人的な考えですが、理屈を越えたところの信念として、
『子どもは必要なモノ・経験を、必要な時に、ちゃーんと手に入れるものだ』
と思っています。
(実は子どもに限らず、人生全般にそうだと思っているのですが)

その点からも、一人っ子の「きょうだい経験不足」について心配する必要は
ないと思っています。


実際に、周囲の一人っ子たちを観察すると、実にうまい具合に他の子との関係の中で、
そして親や周囲の大人との関係の中で、しっかり必要な経験を積んでいるのが
分かります。


気にかけても良いのは、
・大人からの手出し・口出しが多く受ける可能性があること
・“スキ”が少なくなりすぎる可能性があること

の2つくらい。

→参考:「子どもの領分」─(4)スキ


きょうだいがいてもいなくても同じことですが、
子どもが子ども自身で何かを経験する時には、基本は「見守る」だけを心がけましょう。
さらに、子どもの成長に応じて“スキ”を作ってあげられたら、言うことなしです。



今回は一人っ子について書きましたが、

「きょうだいが多く、1人1人に充分に愛情を注げているか心配」

「家庭の事情で父親と一緒に過ごす経験がない/ほとんどないが、
 ちゃんと育つだろうか」


などのご相談にも、私の答えは同じです。


動かせない環境に対する心配は、すべて「心配する必要はない」
そして、「自分ができることにベストを尽くしていれば、大丈夫」と。


あなたの子どもは、あなたを選んで生まれてきています
そしてあなたの所に生まれてきて良かったと思っています。
だから、あなたも「この子が生まれてきてくれたこと」を喜んで、
一緒に過ごす時間を大切にすれば、それでいい。

あなたに、素晴らしい日々が訪れますように!


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改めて読ませて頂きました♪
このエントリ、母子手帳に採用してもらえないでしょうか?
いわゆる標準モデル家庭から外れたために、外野の雑音で傷付く子供らを減らせると確信します!!

ご指摘通り、私自身独りっ子で、親の干渉はそうとう受けました。
独りっ子だから甘えん坊と言われないように育てられ、甘えた記憶も乏しいです。
周りの雑音を聞き流すこと、雑音を出させないような啓蒙の必要性もさることながら、親が子供の力を信じて、自分もふらふらしないことが大切かなあと思いました♪
コメントありがとうございます。

親が強迫観念を持つことが問題ではありますが、もっと掘り下げると、本当の問題は
「親が、強迫観念を持たされてしまうような情報に囲まれている」
ことかもしれません。

統計的に便利な参考値だった「標準モデル」が、役所の仕事の倫理・インセンティブ構造(←これらが一概に悪いとは言えません、サービスの公平性・安定性を守ってくれていますし)の中に入ったことで、一部の親子を追い込むような響き方に変わってしまっていることを、親が理解して付き合えれば良いと思っています。

そのために少しでも役に立つ情報提供を・・・とは思っていますが、最も重要な「これから親になる人」とは接点が持ちにくいことが、いまのところの悩みです。
くろさわ











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パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
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