椅子には全部座ってみたい

 子どもが育つ“父親術”

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椅子には全部座ってみたい

何が大切か、何が重要かの尺度は、人によって大きく異なるもの。

仕事最優先の方もいれば、趣味に邁進する方もいるし、
『2歳の娘にメロメロ』なんてパパもいますよね(笑)


子どもは子どもで、大人とはだいぶ違った“尺度”を持っています。

また、子どもの尺度も、人によってずいぶん違っています。


我が家の子どもを見るだけでも、

―「遅刻したくないから」と言って、15分以上も余裕があるのに
 寝ぐせのまま家を飛び出す息子と、


―時間ギリギリでも、髪型が決まるまでセットをやり直す娘と。


子どもによって違いはあれど、いずれの場合も共通して言えるのは、
「大人から見れば、どうでも良いことにこだわっている」
ことでしょうか(苦笑)


ただ、大人には『くだらない』『どうでも良い』と思えることでも、
子どもにとっては本気で『重要』『重大』なこともある、
ということは心に留めておいてください。


子どもは、“今、この瞬間”を全力で生きる存在です。

どんなにくだらないことに思えても、本人にとって重要なことであれば、
その思いを大切に、尊重してあげたいところです。



我が家でも新年度が始まったばかりの頃、こんな事がありました…

学校からもらってきた新しい教科書をテーブルに広げ、全冊・
全ページめくって中身を確かめる娘。

夕食の時間になっても、まだまだ終わる気配がありません。

「もうすぐご飯の時間だよ。」

―うん。(引き続きパラパラとページを繰り続ける娘)


ここで
「もうご飯だから、早く片付けて。教科書は後でも見られるだろう」
と言うのは簡単です。

ですが、真剣に教科書を見る姿に娘の思いの強さを感じ、
そのままにしておいてあげました。


他にも、いろいろなケースが考えられますよね。

―着替えの服を選ぶのに、やたらと迷って時間をかける

―ドアを「開けて、閉める」に人並みならぬ情熱を見せる

―オモチャを片付ける際に、仕舞う順番にこだわる

―椅子を見ると、全て座ってみたくなる(家具店に行こうものなら大変!)


このように“子どもが、どうでも良いことにこだわっている”時に、
今日の話を思い出して
「まぁ、今のこの子にとっては重要なことなんだろうな」
と思って見守ってあげていただけたら、私も嬉しいです。


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