家族会議術

 子どもが育つ“父親術”

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家族会議術

昨日に続けて、夏のお出かけに関連した内容でお届けします。

今日ご紹介するのは、家族会議にて、
異なる意見を集約・調整するための方法です。

それぞれが自分の意見を言い、コミュニケーションを取る方法なので、
ある程度以上大きい子(おおむね5~6歳以上)のいるご家庭向けの
内容になること、あらかじめご了承ください。

ただ、「意見・希望をすり合わせる」時にはいつでも使える方法なので、
夏のお出かけに限らず、応用範囲は広いです。


─今度のお休みに、どこへ行く?

─日曜の午後、何も予定がない。何をしようか?

─今日の夕飯は何を食べる?


など、さまざまな場面で活用できる方法です。



さて、その“方法”の具体的な中身ですが…


(1)まず、全員が自分の希望を言い、まとめ役が紙に書き出す。
   ※その時、他人の意見への口出しは禁止。

<例> 夏休みの旅行、どうしたい?

・海に行きたい(ケンタ)
・カニを捕まえたい(ケンタ)
・ママと裏山にピクニックに行きたい(リエ)
・シートを広げてサンドイッチを食べたい(リエ)
・景色のきれいなところに行きたい(ママ)
・おいしいものが食べたい(パパ)



(2)制約・制限事項(時間、お金、どうしても無理・嫌なこと)
   を別に書き出す。


<例>
△パパがまとめてお休みをとれるのは、8/13~17だけ
△その他の土曜・日曜もパパはお休み
△使える金額は5万円くらいまで
△ママは肌が弱いので、長時間日に当たる活動は無理



(3)制限・制約の中で、みんなの希望をできるだけ多く(なるべく全部!)
   かなえられる方法・プランを考える。



基本はこの3ステップだけです。


・・・ですが、そう簡単に話はまとまらないんですよね。

大抵の場合、全員の希望を出した時点で、あまりにバラバラすぎて、
それらの多くをかなえるプランなんて思いつかないものです。


そこで出てくるのが、“希望すること”の本質に迫るための、質問の技術。


相手が自分の思いを言語化するスキルのレベルに応じて3段階の質問を
使い分ければ、かなりの確率で話が前に進み出しますよ。


■不要な部分を削ぎ落とす

“希望すること”に含まれている要素のうち、
「実はあってもなくてもどちらでもよい」ものを見極めて整理します。

怪しい要素(例えば、前述の例で言えば『カニを』『裏山で』
『シートを広げて』あたりを疑うとします)について、
それを除いたプランを示して、賛同するかどうか尋ねます。

どこが怪しいかわからなければ、ひとまず全部チェックするでもOKです。

「海に行って、カニじゃなくて、ヤドカリとか貝とか捕るのは楽しそう?」
→これでOKなら、『カニを』の部分が『何かの生き物を』に広がります。

「シートは持たずに、公園のベンチに座ってサンドイッチを食べるのでもいい?」
→『シートを広げて』の指定がなくなり、単に『サンドイッチを食べる』
 という希望に広がります。


「裏山じゃなくて、池のある公園に行ってママとピクニックするのは賛成?」
→場所の指定がなくなり、単に『ピクニック』という希望に広がります。


■なぜ?

一つ一つの“希望すること”について、
「なぜ、それがいいの?」を尋ねる方法です。

「海に行きたい」に対して
「なぜ、それがいいの?」を尋ねることで、

例えば「だって、泳ぐのが楽しいから」が返ってくるなら、
プールなどの選択肢が広がりますし、

例えば「生き物を見たい・捕りたい」ならば、
川でザリガニ釣りなどの広がりが見えてきます


■どの部分が大事?

ただ、相手が子どもの場合(子どもに限らないかもしれませんが)、
単に「なぜ?」と尋ねるだけでは的確な返事ができないことも多いでしょう。

その時は、本人の“希望すること”に含まれる要素をバラして、
一つずつの重要度を尋ねます。

つまり、
「ママと裏山にピクニックに行きたい」に対して、

「ママとお出かけするのが大事?
 裏山に行くのが大事?
 それとも、ピクニックするのが大事?
 リエにとっていちばん大事なのはどれ?」
 と尋ねるのです。

これで明快な答えが返ってくればしめたもの。
「本当に重要なこと」がどんどん明確になります。


ですが、子どもは往々にして
「えー、ぜんぶ大事。」と答えることが多いのが、残念ながら実態でしょう。

こんな時、本当に両方とも優先度が高い場合もありますが、
単に優先順位付けができていないだけのことがほとんどです。

そんな時は、質問をちょっと変形して、優先順位を見つけさせてあげましょう。

「じゃあね、
 『ピクニックに行って、おにぎりを食べる』のと、
 『お家で、サンドイッチを食べる』のだと、
 どっちの方がリエはうれしいかな?」
(ピクニックとサンドイッチの比較)

『裏山に行って遊んで、家に帰ってからご飯にする』のと、
 『砂浜に行って、シートを広げて、お弁当を食べる』のだと、
 どっちの方がリエはうれしいかな?」
(裏山とピクニックの比較)

ここまで切り分けて質問すれば、さすがに子どもでも返事ができますよ。



こうしてそれぞれの希望することがより純化され、不要な指定がなくなれば、
『全部の希望を満たすプランを考える』ことがだいぶやりやすくなります。

仮にすべての希望が叶えられなかったとしても、お互いに充分に
コミュニケーションをとって決めた案は、一方的に決められた場合よりも
はるかに納得度が高いはず。

叶わなかった希望項目は、
「じゃあ次の旅行の時は、これを優先して決めようね」としてあげても
良いでしょう。

~~~~

この家族会議術の根底にあるのは、
「みんな等しく大事」「みんなで全員のハッピーを願う」気持ちです。


「誰かの希望を叶えるために、他の誰かの希望を切り捨てる」
「いつも自分ばかり我慢させられる」
「自分の希望を叶えるために、何とかして他の人の希望をあきらめさせなきゃ」

なんて気持ちで生きるのは、残念すぎる。

そう思うので、根柢の気持ちの部分も子どもたちに伝わったらいいなぁと
思いながら、私はこの家族会議術を実践し続けています。


皆さんの家庭の家族会議でも、この方法を取り入れてみていただければ嬉しいです。


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パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
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