答えはキミの中に

 子どもが育つ“父親術”

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


答えはキミの中に

私が指導するサッカースクール低学年クラス、順調に受講生が増えてきました。

この年代は、1人ずつ個別に声をかけて伸ばしたいので、
そろそろ限界かなと感じています。

これからは、飛び級で高学年クラスに移る子が出る度に、
若干名の募集をしていくことになりそうです。

毎回楽しみに通ってくれる子どもたち、そしてそれを支えてくれている
保護者の皆様に感謝です。



さて、そのサッカースクールですが、初めて参加する子には

「水分を取ったり(※)、
 トイレに行ったり、
 具合が悪いとかどこか痛いとかで休憩したり、
 自分のコンディションを整えることは、
 自分で考えて自分で動いてくださいね」


と伝えています。

(※…こちらから時間を区切って給水の指示は出しますが、
 それ以外のタイミングでの水分補給のことです)


ですが、大抵の子は、トイレに行きたくなると必ず尋ねてきます。
「コーチ、トイレ行っていい?」と。


周辺の少年団チームなどを見ていても、こういうスタンスの子は
本当に多いと実感します。

(試合と試合の合間に)
「あっちで練習していていいですか?」

(他の子がコーチに断わってトイレに行くのを見た直後に)
「トイレ行っていい?」

(練習時の紅白戦のチーム分けをしたら)
「自分たちでポジション決めていいですか?」


これはサッカーに限ったことではありません。

何かにつけて、「どうしたらいい?」と大人に答えを求める子どもが、
多すぎる気がしています。


大人の側としては、そうして尋ねられれば、そのまま答えを返すのが
“自然な会話の流れ”ですよね。

実際に、答えを返している大人がほとんどでしょう。

「トイレ行っていい?」
―いいよ。トイレはあっちね。

「どうしたらいい?」
―こうするといいよ。


ですが、このコミュニケーションを通じて子どもが得るのは、

・疑問が湧いたら、大人に尋ねる

・大人に言われたとおりに動けば良い


という行動パターン。


この行動パターン、選択肢の1つとして持っていて悪いものではありません。

ですが、習慣として定着してしまうと『指示待ち』『言いなり』という性質になります

できることなら、それとは違う性質――たとえば『自主性』『主体性』――を
伸ばしたいところです。


子どもが『指示待ち』『言いなり』になるか、
『自主的』『主体的』になるかの境界線は、
子どもが「どうしたらいい?」と尋ねてきた瞬間にあります。

安易に答えを与えるのではなく、自分で考えるよう促すことができれば、
その先には『自主性』『主体性』への道が開きます。

とは言え、単純に「自分で考えて」と返すだけでは、
うまく行かない場合が多いでしょう。
(それがわからないから、訊きに来ているわけですし)

上手なコミュニケーションで、子ども自身から答えを引き出すことを意識して、
接してあげる必要があります。

具体的には、

・子どもの疑問をしっかり受け止めてあげる

・子どもが既に知っているはずのことを尋ねてみる


ことから始めてみればOK。


<例1:サッカー練習中のトイレ>

「トイレ行っていい?」

―トイレに行きたくなったんだね。

―練習中にトイレに行きたい時はどうすれば良いか、
 何か説明を聞いたことはある?


「行きたくなったら行っていいって聞いた」

―じゃあ、コーチは何て答えると思う?

「いいって言うと思う」

―そうだね。これからは自分で決めて動いていいよ。
 ただし、練習から離れる時はコーチに一言声をかけて行ってね。




<例2:手紙の相手住所を書き間違えて>

「あ、間違えちゃった・・・どうしたらいい?」

―住所を書き間違えて、困っているんだね。

―そんな時にどんな解決方法があるか、案は思い浮かぶ?


「うーんと、ぐちゃぐちゃってして書き直す」

―うんうん、なるほど。他には?

「新しい封筒をもらってやり直す」

―なるほど~、その手もあったね!あとは?

「パパが使っている白いやつ(←修正テープのこと)を借りて消す」

「間違えたところに紙を貼って書き直す」


―おお!たくさん案が浮かんだね。思いつく中で一番いいと思う方法で
 解決できるといいね!




ただ、これらの例のように子どもから答えが出せない場合もあります。
その場合も、安易に『答えを与える』に流れずに対応しましょう。

そういった場面での返事のコツは、

・第三者(答えや許可を与える者としてではなく)として案を出す

・自身の体験談の形で話す


です。


先ほどの手紙の例で言えば、

「あ、間違えちゃった・・・どうしたらいい?」

―お手紙の住所を間違えて、困っているんだね。

―そんな時、どんな解決方法があるか、案は思い浮かぶ?


「えー、わかんない・・・」

―そうか、案が浮かばなくて困っているんだね。

―そうだなぁ、パパだったら、修正テープで直すとか、
 新しい封筒に書き直すとかを考えるかなぁ

―パパが小学生のころは、白い紙を上に貼って書き直したこともあったなぁ


「あ、じゃあ、修正テープで消す!修正テープ貸して!」


ここでの“修正テープを使う”という意思決定が、大人の指示ではなく、
子ども自身の意思で行われていることが、とてもとても大切です。

大人の側の「かなぁ」「あったなぁ」という呑気な語尾にも、重要な意味があるんですよ。
子どもが「パパに言われたからそうしよう」と思ってしまわないための、
大切な仕掛けなのです。


こうした接し方を続けていると、子どもは驚くほど早く『自分で考える』ことを
身に付けていきますよ。

慣れてくれば、大人の返事は「コウヘイはどうしたらいいと思う?」だけで大丈夫。


人生経験の浅い幼児期には難しくても、小学生になれば子どもに考えさせて良い
場面は飛躍的に多くなります。

ちなみに、自主性の育った子どもは
「どうしたらいい?」
「○○していい?」
と訊く代わりに、こんな言い方をするようになります。


「トイレ行ってくる~」

「やりたいポジションがあるから、自分たちでポジションを
 決めようと思います。問題ないですか?」

「ねぇ、ここ間違えちゃったところ、修正テープで直そうと思うんだけど、
 パパは他に案は思いつく?」



大人の側も、慣れるまでは“自然な会話の流れ”に逆らうことが難しいかもしれません。

しばらくの間、強く意識して、試してみていただけたらうれしいです!


にほんブログ村 子育てブログへ
ブログランキングに参加しています。
クリックお願いします~♪


スポンサーサイト


幼い子供のころ、母に「トイレに行って良い?」と聞いて「ダメって言われたらどうするの?行くのやめるの?」と問い返されたのを思い出しました。
曰く「トイレにいきたいということは、ダメと言われては困る、生理的欲求なんだから、聞くんじゃなくてトイレに行ってきます、と言いなさい」と言われたのでした。

確かに…

cocue-cocueさん、

コメントありがとうございます。
お母様の問い返し、(ちょっと厳しい語調のような気もしますが)ごもっともな内容ですね。

私の場合は、何度も尋ねてくる子には冗談っぽく
「えー、トイレに行くかどうか、コーチに決めてもらいたいんだ~
 じゃあねぇ、どうしよっかなぁ」
とからかったりします(笑)
すぐに「この人に訊いてもムダだ」と気付いてもらえて、「コーチ、トイレ行ってきます」と言い残して立ち去ってくれますよ。











管理者宛の投稿

プロフィール

パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
子育てアドバイザー

■自己紹介はこちら■

著書のご案内

このブログでご紹介してきた内容のうち、2~3歳から小学校低学年までの子ども向けの内容を厳選して、1冊の本にまとめました。
基本的な生活習慣を確立しながら、子どもがのびのびと育つコツが満載です。

著者へ直接注文(特典あり)のご案内

Amazonでご購入は、こちら
 ↓ ↓ ↓

最新記事
最新コメント
検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
QRコード

QRコード


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。