ピグマリオン効果

 子どもが育つ“父親術”

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ピグマリオン効果

『ピグマリオン効果』という言葉、お聞きになったことはありますか?

心理学に詳しい方ならご存知ですよね。
教育に関わる方も、一度は耳にしたことがあるのでは。

簡単に説明すると、こんな具合です;

(1)有名大学の教授からの依頼で、小学生に独自の知能テストを実施する
   →ただし、このテストは何の意味もないダミー。

(2)教授から担任の先生に、テストの分析結果として
   「今後、成績が大きく伸びる子どもたち」を知らせる
   →テストに意味はなく、当然ながら「分析結果」もウソ。
    ランダムに選んだ子どもの名前を挙げただけ。


(3)その後を追跡調査すると、名前を挙げられた子どもたちの
   成績が実際に伸びていた!


という実験結果を示すもの。

この実験をした学者は「担任が特別に期待して、子ども自身も期待を
感じるため、成績が伸びた」
と結論づけています。


いろいろな批判・議論はありますが、私はこの実験結果について
「あり得るだろうなぁ」と思います。

ただその解釈は、オリジナルの「特別な期待(←接し方)をしたから、
子どもが(本来の学力より)伸びた」とは異なります。


私は、

・どの子も大きな可能性・伸びる力を秘めている。

・それを信じ、適切に接していれば、自然と伸びるもの。

(信じずに接すれば、伸びるものも伸びない、ということも)


と解釈しています。

つまり「特別に伸ばすことができた」のではなく、
「もともと伸びるはずの子が自然と伸びた」だということ。

さらにつけ加えると、

・伸びる分野・伸びる方向・伸びる時期は、1人1人まちまち。

とも考えています。


実際に、前述の実験でも、名前の挙げられた子ども全員が成績向上した
わけではありません。

名前が挙がった中で向上しなかった子は、おそらく「学校の勉強」ではない
別の分野に可能性を持っていた子、あるいは実験の時期ではないタイミングで
伸びる可能性を持っていた子なのでしょう。

それでも、この実験が一定の効果を出したということは、子どもの可能性を
信じて成長を引き出してあげる余地がまだまだあることを示していると思います。


誰が、いつ、どのように伸びるのかが事前にわからないのは、
教える側・育てる側にとっては不便かもしれません。


ですが、それを嘆いていても仕方がありません。

大人として持つべきは、

―いつ、どこで、誰が、どんな風に伸びるのかはわからないけど、

―「すべての子は何か大きく伸びるものを必ず持っている」と信じ、

―日々、発芽のチャンスを提供する。


そして、

―いつ芽が出ても見逃すことがないよう丁寧に子どもを観察し、

―「これは芽かな?」と思うものがあれば、その成長を支えてあげる。


との姿勢だと思います。


また、

―自分の期待・予想にだけ焦点を絞らず、広く子どもの可能性を信じる

―(自分の子だけでなく)関わることのできるすべての子どもに対して
 この姿勢を持って接する


ことまでできたら、理想的です!


それは決して『効率的な育て方』ではありませんが、
育てる側も育つ本人も気づかなかった可能性が開花することを楽しみに、
この姿勢を貫いていただけたら、私もうれしいです!


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