意思決定スキルを育てる

 子どもが育つ“父親術”

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意思決定スキルを育てる

私が時々見るウェブサイトの1つ「ベネッセ教育研究開発センター」
に、新しい調査レポートが掲載されていました。


今回私が見たレポートは、大学生の調査。目を通していて驚いたのが、

「保護者のアドバイスや意見に従うことが多い」

「なにごとも自分で決めることが多い」
のどちらに近いか、という設問。

なんと、49.5%の学生が、「保護者のアドバイスや意見に従うことが多い」
の方に近いと回答しているのです(@_@;)


「親から情報提供を受ける」「親に社会のことを教わる」
「親の意見を聞いて参考にする」
などは理解できますが、
「親の意見に従う」は、18歳を過ぎた大学生として、
おかしいと私は思います。

本来、その年齢であれば
「親をはじめとして幅広く情報収集して、自分で考えて、
必要に応じて他人に相談しながら、自分で決める」

との行動が身に付いていてほしいもの。


49.5%の親は、子どもから意見を求められたのかもしれませんが、
そこで簡単に“親の意見”を言ってしまうという接し方にも問題があります。

安易に答えを与えず、自分で決めるものだとの認識を先に返し、
その上で参考情報として伝えられることを伝える、そんな姿勢で接すること、
できることなら意識したいです。


とは言っても、子どもが大学生になってから/成人してから急に自立を
求めても、それは酷というもの。

子どもは自分で考えて決めた経験が乏しく自信が持てないのですから、
親を頼ってくるのは自然なことです。

仮に突き放して子どもに任せたとしても、経験不足が一気に解消して、
急にスキルがつくわけではありません。


できることなら、大学に入って、就職活動をして、社会人になって…
といった時期を迎える前に、子どもには多くの経験を積ませてあげて、
スキルを身に付けられるようサポートしてあげたいです。


なお、ここで注意が必要なのは、何かを『実行』するスキルと、
何かを『意思決定』するスキルは、別のものだということ。

何かを『実行』する経験を積ませるのと同様に、
『意思決定(調べて、考えて、決める)』の経験もできるよう、
気に留めておいてあげましょう。

意思決定スキルの具体的な中身としては、まずは以下の3点を少し
ずつ伝えていってあげればOKです。


(1)選択肢を書きだす

(2)調べる

(3)一覧表で比較する



最初の
(1)選択肢を書きだす
ですが、意外と子どもは持てる選択肢の全体像が見えていないがために、
いつまでも決めきれずにウジウジしていることが多いものです。

「有効な選択肢はこれだけ。この中からどれを選ぶか!」
とハッキリした状況になると、意思決定は格段に簡単になります。

例えば、休日に誰を遊びに誘えばよいか決めきれていない子どもに、
誘う相手をリストアップする方法を伝えます。

「そうか、誰を誘いたいのか、決められないで困っているんだね」

「パパだったら、そんな時はクラスの名簿を持ってくるかな。
 で、端から名前を見て『今日この人と遊べたら楽しいかもな』
 って思う人を、ぜーんぶ別のメモに書き出すんだ」

「それで、そのメモに書いた人に、片っ端から電話していくと思う。
 今日遊べるか聞いてみて、最初に『遊べる』って返事が来た
 相手と遊ぶかな。
 1人見つかった後も電話を続けて仲間を増やしてもいいしね」



次の、
(2)調べる
は、選択肢の中身についてハッキリわからないがゆえに、いつまで
たっても決められない状況をサポートします。

例えば、動物園と水族館のどちらがいいか訊いてもハッキリ返事が
できない時などは、このサポートが有効かもしれません。

一緒にウェブサイトを見て、
動物園に行けばこんな動物たちに会える、
水族館に行くとこんなショーもある、
と詳しく調べてみる――という接し方が可能です。

その際、
「写真を見ると、どんな場所かイメージしやすいね。」
と、調べることのメリットを、こっそり言い添えてもOKです(笑)


最後の
(3)一覧表で比較する
については、子どもだけで取り組むのは難しいかも。
当面は大人が一覧表を作ってあげるでOKです。

2×4くらいの表を描いて、2列に分けた方に、評価対象の
「動物園」「水族館」を書き入れます。

反対の4行の評価軸の方には、
「どんなところ」「ちかい?とおい?」「ねだん」「そのた」
書きます。

そして、
―動物に会える。ゾウさんもいる。モルモットをだっこできる
―お魚がたくさん。イルカのショーも見られる

―自転車で20分くらい
―電車に乗って40分くらい

―みんなで1,000円くらい
―みんなで6,000円くらい

などと書き込んでいきます。
それぞれの記入部分に、色の違うペンで◎/○/△/×を書き込む
のも良いですね。

~~~~~~

子どもに伝えたいのは、あくまでも
「こうすると見やすくなる」
「考えがまとめやすくなる工夫」
「こうやれば決めやすくなる」

との“方法”の部分。

「これが良いと思うよ」
「お前にはコレは無理だな」

などの“意見”“判断”については、子ども自身が考える時間と
余地を残しておいてあげたいものです。

子どもの判断を待って、子どもの判断を尊重してたために、
結果として1日を無駄にしてしまったり、判断を後悔することも
出てくるでしょう。
ですがそれこそが、子どもにスキルを身に付けさせてくれる貴重な
経験です。
そんな1日になったこと、大いに喜んでいいですよ!


「その日、その日を最適に過ごす」ことばかりに意識を向けていると、
子どもの経験を奪う接し方になりがちです。
そしてゆくゆくは、就活で「親の意見に従う」子どもに育ってしまう
恐れがあります。

ぜひ、このことを忘れずに、意識の片隅に置いておいてくださいね!


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