泥んこを嫌がる子には

 子どもが育つ“父親術”

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泥んこを嫌がる子には

「子どもらしくない」という言葉を使って、我が子への心配・懸念を
表現される方がいます。

よその子が無邪気に泥んこ遊びや砂場遊びを楽しんでいるのに、
うちの子は一緒に楽しめていない

――そんな状況についてのご相談です。

体に砂がつくことを嫌がる、泥んこに汚れることを嫌がるという子ども、
確かに見かけることがあります。

今日は、こうした子への接し方についてお伝えしますね。

~~~~~~

他の子と一緒に泥んこ・砂まみれで遊ばない子どもの中の1つは、
『とにかく、生理的にイヤ』というタイプ

この場合、

「子どもが『嫌だ』『気持ち悪い』と感じるのはその子の個性と心得て、
 否定しない・変えようとしない」


というのが、大原則・鉄則です。


つまり、

「やだー」「だって、きもちわるいもん」と言う子どもに対して、

「大丈夫よ」
「気持ち悪くなんかないから」
「やってみたら楽しいよ」
「いいから試してごらん」

などと声をかけるのは、すべて不適切だということ。


まずは、

「そっか、砂がつくのが嫌なんだね」
「ダイスケ、泥だらけは気持ち悪いか」


と、子どもの気持ちを認めて、受け止めてあげることが大切です。


そうして気持ちを受容してあげた後で、「面白そう」「やってみたら
楽しいかも」と感じさせてあげる、という順序で接してあげましょう。

「面白そう」「楽しいかも」と感じさせてあげるための具体的な方法は、
「他の人が楽しんでいるところを見せる」が基本です。

この時、子ども本人に向かって直接働きかけるのは注意が必要です。
場合によっては「だからおまえもやってみなさい」というメッセージが
強く伝わってしまい、『自分の気持ちを受け止めてもらえている』という
安心感が損なわれる恐れがあります。

なので、泥遊びを尻込みする子に対して
「ほらダイスケ見てごらん、アユムが泥団子作ってるよ」
と言うよりも、

泥遊びをしている子に
「アユム、泥団子作ってるの?見せて見せてー!
 わぁ、ツルツルでピカピカだ!!」

と声をかける方が良いということ、頭に入れておいてください。


そして、最も効果的なのは、親自らが楽しんでいる姿を見せること。
「よし、おれもやってみるか。アユム、最初はどうやるの?」
「ぎゅーってして、固いの作るぞ~」
「あぁ~、崩れた!ショック…」
「今度は丁寧に、壊さないように」



念のためお伝えしますが、親がトライしたその日から子どもがやり始める!
なんて都合のいい話ではありませんよ。

子どもの中に「面白そう」「楽しそう」がどんどん蓄積されて、
従来からあった「やだ」「気持ち悪い」の総量を超えた時に、
子どもは「ちょっとやってみようかな」と思えるようになるもの。


その瞬間が訪れることを楽しみにしながら、楽しむ姿を見せて
あげていただけたら、私もうれしいです。



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