葛藤に加勢するなら

 子どもが育つ“父親術”

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葛藤に加勢するなら

『葛藤』というと少し重い感じもしますが、今号で取り上げるのは
「子どもの心の中で起きる、日常的な葛藤」について。

―歯みがきしなきゃ。でも眠い…

―ダメだとは分かっているけど、イタズラしてみたい…


こんな具合の“葛藤”なら、日々頻繁に起きていますよね。


基本的には、この葛藤に介入する必要はありません。

子どもが話したがるなら、ただ話を聞いてあげて、
アドバイスを求められたら、
「パパはこう思う」「ママだったらこうするかな」
「△△って方法もあるらしいよ」
と、
淡々とヒント提供だけしてあげればOKです。

そのことを理解した上で、ちょっと介入するという方法を取る
ことも、時と場合によっては可能です。


ただし、その時は注意が必要です。
勝たせたい方の意見に単純に正論で加勢すると、逆効果になって
しまうことがあるのです。

―あ、歯みがきしなきゃ~。でも眠いなぁ…

「でも、虫歯になったら嫌でしょ。始めちゃえばすぐ済むんだから、
 歯みがいて来ちゃえば」


―わかってるよぅ。でも眠いんだってば(>_<)

こんな会話、したことはありませんか(苦笑)


ここでお勧めしたいのが、反対側の意見に加勢すること。
この例で言えば『眠い・寝てしまいたい』を応援してしまうのです。

―あ、歯みがきしなきゃ~。でも眠いなぁ…

「そっかぁ。歯は気がかりだけど、寝ちゃいなよ!眠いんでしょ。
 大丈夫大丈夫、歯は何とかなるよ」


―うん、でも虫歯になったら嫌だから。やっぱり歯、みがいとく。


いつでも必ず、ではありませんが、こんなふうな展開になることが
よくあります。

この仕組みを解説しますね。


子どもの心の中には、2人の自分がいます。
「がんばらなきゃ」と思っているガンちゃんと
「サボりたいなぁ」と思っているサボちゃんです。(笑)

どちらも子どもの本心で、親に認めてもらいたい、受け止めて
もらいたいと思っています。

そこで親がサボちゃんに加勢するようなことを言うと、
サボちゃんとしては大変うれしいものです。

自分の思いを認めてもらって、受け止めてもらって、
応援までしてもらって、大満足。

気持ちが一旦収まって、おとなしくなります。


一方で、ガンちゃんは気持ちが収まりません。

負けるものかと声をさらに大きくして、自分の思いを主張します。


ところで、子どもの実際の行動は、子どもの心の中の声で決まります。

一旦落ち着いておとなしくなってしまったサボちゃんと、
ムキになって主張を続けるガンちゃんでは、優劣は明らかです。

子どもは(親に加勢してもらえなかった)ガンちゃんの声に従って動く――
というメカニズムです。

このメカニズムは、『ガンちゃんvsサボちゃん』だけでなく、
悪さをしたいワルサー氏vs正義感あふれるタダシさん
みんなのためを思うミナちゃんvs自分の欲求を訴えるブンさん
などの葛藤でも同様に効果を発揮します。


ただし、子どもが小さいうちは親の言葉がそのまま自分の意見に
なってしまうことが多いので、この接し方はある程度自立心が
芽生えた子ども向きでしょう。

小学校に入ってしばらくして「自分のことは自分で決める!」との
気持ちが出てきた頃からが効果的です。


この方法のメリットは、他にも2つあります。

1つは、子どもの「わかっていることを言われたくない」という
反発を招かないで済むこと。
ガンちゃん・タダシさん・ミナちゃんに正論で加勢すると、
「そんなことはわかってるよ、でもそうじゃない自分もいるから
 困っているんじゃないか」

という反発を起こす恐れが大きいのです。

もう1つは、子どもの「怠けたい気持ち」「悪いことをしたい衝動」
「ワガママな思い」などを受け止めて認めてあげられること。
こうした『自分の中のダメな一面』を家庭で受け入れてもらえる
ことで、子どもの自己肯定感が高まり、学校などの“外の社会”で
がんばってくることができるのです。


介入のしすぎには要注意ですが、こうした接し方があることも
頭の片隅に置いておいていただけたら、うれしいです!


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