お返事イロイロ

 子どもが育つ“父親術”

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お返事イロイロ

「子どもの話を聞く」を細かく分解すると、
聞いて→理解・解釈して→返事をするわけですが、
その時の“聞き方”“解釈の仕方”“返事の仕方”は、
それぞれイロイロあります。

今日は“返事の仕方”をいくつかのパターンに分類して、
それぞれについて解説しますね。

だいたい、誰しも「よく言っている言い方」というのが決まっているもの。

『長男にはこの言い方、次男にはあの言い方』
といった具合に相手によって違うこともありますが、
同じ相手には同じパターンで返すことが多くなっているのでは。

自分はどれを言っていることが多いかなぁ?と考えながら、
お読みくださいね。


例として、子どもが
「今日、ハナちゃんにイヤなこと言われた…」
と言ってきた場面を考えます。



(1)どうせ、ミクが意地悪なこと言ったんでしょ。
   それでハナちゃんも怒ったのよ


親としては、子どものやることが想像できて、コトの経緯が読める場合に、
こんな返事をしたりします。

問題の構図を教えてあげて、解決を助けてあげようという意図があって、
こんな具合に返事しているのですが…

子どもにも、もちろん、最終的には問題を解決したいという思いはあります。

ですが、最初は「話したいことを話して、自分の言い分を聞いてほしい」という
思いの方が強い
もの。

この返事だと、子どもにとっては
『話を最後まで聞かずに、決めつけられた』
という印象しかありません。

子どもは決めつけられるのが大嫌いです。
その内容が正しくても、間違っていても、すぐに不機嫌になります。

言い分は聞いてもらえない、そのうえ決めつけられる…では、
解決しようというところまで気持ちが進んでいけません。

なので、この返事―勝手に解釈―は、お勧めしません。



(2)仲良くしなきゃダメじゃないの

子どもには友達と仲良くしてほしい、そして楽しく毎日を過ごしてほしい、
そう願うからこそ出てくる、こんなお返事。

ですが、子どもとしては、ウンザリしてしまう一言でもあります。

仲良くしなきゃ、なんて充分承知しているし、
自分だって好きでケンカしているわけではないし、
仲良くできてなくて残念に思っているのに、
そこに追い打ちをかけるように、ダメ出しされた(+_+)
と、感じさせてしまうのです。

問題の解決にもつながらないし、子どもの励みにもならないので、
こうした返事―一方的に評価―は、止めておきましょう。



(3)いつ? 何て言われたの? 前にも言われたことは?

状況をしっかり把握して、適切なサポートをしてあげたいと思って、
いろいろと質問するパターンです。
子どものことを真剣に思えばこそ、ですよね。

ですが、それは『親の聞きたいことを話させる』であって、
『子どもが自分の話したいことを話す』『自分の言い分を聞いてもらう』
ではありません。

子どもの気持ちは、これでは満たされません。

逆に「ちょっと話すと、あれこれ訊かれて大変」との印象を
持たせてしまって、子どもが話をしづらくなってしまう恐れもあります。

それに、そもそも、このパターンには大きな勘違いが潜んでいる
可能性があります。

友達との関係がこじれたという問題が発生しているわけですが、
その当事者は親ではなくて、子どもです。

その問題に向き合って、解決していくのも、当然ですが子ども本人。
親の役目は、その子どもの気持ちを支えてあげること。

このように質問を次々に投げかける時は、もしかすると子どもの
代わりに問題を解決しようという不適切な意図が出てきて
しまっている恐れがあります。

こうした返事―詮索―をしている方は、ちょっと気をつけてみてくださいね。



(4)じゃ、明日学校で「イヤだった」って言いなさい
   それから「私も何かイヤなこと言った?」って訊くのよ


アドバイスを通り越して、どう対処すればいいかを即座に言って
しまっていますね。

―わが子が抱えている問題をなんとか解決してあげたい、

―そのためにはこうするのがいちばん手っ取り早い、


そんな、あり余る親心からの言葉なのでしょう…

ですが、そう思惑通りには事は進みません。


・子どもは、人から言われた通りに行動するのが嫌い

・仮に指示に従おうとしても、自分の身に付いた言葉ではないので、
 説明された通りには言えず、異なるニュアンスで伝わってしまう

・仮に説明された通りに言えたとしても、自分で考えていないので、
 相手の返事に対してその先の会話ができない

・仮に親の言葉に従って問題が解決できたとしても、解決の経験を
 積めたのは親。
 子どもの能力・スキル・自信は育たない


こうして考えると、こういった返事―指示・命令―も、お勧めしません。



(5)大丈夫だよ、すぐに仲良くできるよ
   ハナちゃんも悪気があったわけじゃないだろうし


ネガティブな気分になってしまっている子どもに対して、
前向きな視点を示して励まそうという、優しい心遣いですよね。
子どもを元気づけようという温かい親心の表れと思います。

ですが、既に何度もお伝えしている通り、子どもはまず、
今の気持ちを話したい、受け止めてもらいたいと思っています。
この返事は、その思いには応えられていません。

また、こうした前向きな返事を繰り返してしまうと、子どもは
「ネガティブな発言はしてはいけないんだ」
「ネガティブな気持ちを持ってはいけないんだ」

との印象を受けるようになり、

やがては
「前向きな時しか、親は認めてくれない・愛してくれない」
との思いを抱く恐れがあります。

こういった一見前向きな返事―応援―も、実は望ましくない一面があるのです。



(6)そう、イヤなことを言われて、悲しかったんだね

シンプルに子どもの話を聞いて、子どもの言ったこと、
子どもの今の気持ちをなぞった返事です。

親の側からは、役に立つこと・力になることを何も言っていないように
思えるかもしれません。

ですが、子どもから見ると、
「しっかり、話を聞いてくれた」
「自分の気持ちをわかってくれた」

と実感できる、そんな返事なのです。


子どもに起きる変化は、

・話を聞いてもらえた“満足感”と、気持ちを受け止めてもらえた
 “安心感”から、自己肯定感・自尊感情が高まる

・“元気”と“勇気”が出て、自分で解決に向かうことができる
 その結果、能力・スキル・自信がつく

・こうしたやりとりを重ねる中で、親への“信頼”と“愛情”が深まる



だから、私が強くお勧めするのが、この返事―理解・受容―です。



最後にもう一度、おさらいを。

(1)勝手に解釈
「どうせ、ミクが意地悪なこと言ったんでしょ。それでハナちゃんも怒ったのよ」

(2)一方的に評価
「仲良くしなきゃダメじゃないの」

(3)詮索
「いつ? 何て言われたの? 前にも言われたことは?」

(4)指示・命令
「じゃ、明日学校で『イヤだった』って言いなさい
 それから『私も何かイヤなこと言っちゃった?』って訊くのよ」


(5)応援
「大丈夫だよ、すぐに仲良くできるよ
 ハナちゃんも悪気があったわけじゃないだろうし」


(6)理解・受容
「そう、イヤなことを言われて、悲しかったんだね」



自分がよく言うパターンを再確認しつつ、
ぜひ(6)の返事をすること、意識してみてくださいね!


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