やる気を引き出す応急処置

 子どもが育つ“父親術”

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やる気を引き出す応急処置

夏休みも、残すところあとわずかですね。

この時期に、全国のパパ・ママを悩ますのが
『まだ宿題が残っているのに、うちの子は全然手を付けていない…』
という問題です(笑)


ある程度大きな子であれば、
「この人の人生は、この人のもの。
 自分の行動の結果を受け取って、学べばいい」

と考えて、見守りに徹するという選択もアリでしょう。


ですが、小学生くらいまでは、親の導きが必要な時期。

だからと言って、安易にお説教をしても無駄ですよ。
逆にやる気が失せて、エンジンがかかるのがさらに遅れるだけ。

また、親ばかりがやる気になってムキになってしまうのも不適切。
子どもの問題は、子ども本人が意欲を持って取り組む必要があります。

親にできるのは、
子ども本人がやる気になりやすい状況・環境を作ってあげることと、
気持ちを切り替えるきっかけを提供してあげること


その内容と方法を、具体的に説明しますね。


まず、やる気になりやすい状況・環境を作ってあげることから。
これは、逆に言うと「やる気になりにくい状況を、解消する」です。

ではその“やる気になりにくい状況”が何かと言うと…
次の3つがダントツのトップ3です(笑)

(1)眠い・疲れている

(2)ダラダラ気分

(3)他のことに夢中


この3つに対しては、
 まず(1)を解消して
→次に(2)(3)をセットで攻略

――という作戦がおススメです。


まずは休息。
キャンプ・合宿や旅行帰りなどの疲労が溜まっている時は、
良く眠り、ほどほどに食べるのが基本です。
1日しっかり休んだら、身体を動かす活動も入れていきましょう。

余談ですが、サッカーのプロ審判員の方々も、この流れで休息を取っています。
試合を担当した翌日はしっかり休み、その次の日は「Active Rest」
と呼ばれる軽い運動をして、疲労回復を促進しているそうです。

普通に外遊びでは暑くてバテてしまいそうなら、
1~2時間ほどプールに連れて行ってあげるのがお勧めです。


次に、(3)を利用して(2)を解消します。
つまり、
何か好きなこと・楽しいことをすることでダラダラ気分から抜け出す
――というワザ。

単純なところでは、
・テレビを観る
・ゲームをする
・マンガを読む
などでしょうか。

ここでのポイントは、
長時間にしないことと、
やる気を引き出すスイッチを先に決めておくことの2点。

「サザエさん観て、それから宿題やるのはどう?」

「3回だけパパとゲームで対戦してから、
 観察日記を書いちゃおうか?」


加えて、ご褒美があると俄然やる気が増すというのも、
人類普遍の法則です(笑)

「計算ドリルが全部終わったら、パフェ食べに行こうか♪」

ただし、ご褒美はクセになると危険なので、大きな節目だけに
限定しておきましょうね。


子どもの好きな活動にからめて、やる気を引き出す工夫も可能です。
どのように組み立てるかが難しいですが、うまく活用できると、
効果は絶大です!

(例1)カブトムシの世話

「先に買い物してから、宿題を済ませちゃおう。
 宿題が終わったら、一緒にカブトムシのお世話をしようね」


こんなふうに声をかけて腐葉土やグッズを買いに行きます。
一緒に品物を選ぶことで子どもの活力を引き出しながら、
いちばん楽しい作業をご褒美にしてしまう、という工夫です。


(例2)お菓子作り

「クッキー作るよ~♪ 一緒にやる?
 じゃ、焼いている間に漢字練習してていいよ。
 26ページまで終わったら、おやつにしようね!」


手指を動かす作業も、子どもの集中力を高めるのに役立ちます。
自分で作ったクッキーの美味しさは格別です。
それがご褒美に待っていると思えば、宿題も捗るはず(^^)

~~~~~~

こうしたサポートは、子どもが無事に夏休みの宿題を終えられる
ためでもありますが、本当の目的は別にあります。

より大切なのは、

―がんばり時に向けて、自分のコンディションを整える

―うまく気分転換して、ダラダラ気分から抜け出す

―自分のスイッチを入れて、やるべきことに取り組む


こういった成功体験を積ませてあげて、必要な時に自分でできるようになること。

そのために、はじめのうちは親がサポートしてあげているんだ――という
意識を、忘れずにいてくださいね。

この意識の有無は、失敗した時・狙い通りに行かなかった時に
大きな差となって表れます。

単に宿題を終えさせることだけに目が行っていると、
例えば、気持ちの切り替えに失敗していつまでもズルズルとゲームを
止めない子に対して、猛烈に腹が立ったりします(激怒)

でも、『子どもに成功体験を積ませる手伝いをしている』との意識があれば、

「あー、この子は、このアプローチだと逆効果だったか~(苦笑)
 じゃ、別の手を考えなきゃな」


と冷静に考えてあげることができるはず。


今日は、ちょっと難しいことをお伝えしました。

参考にしていただきつつ、すぐに実行しなきゃ!と気負わない
ようにしてくださいね。

躍起になりすぎず、うまくサポートしてあげることを目指していただけたら、
私もうれしいです!


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