子どもにかける期待

 子どもが育つ“父親術”

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子どもにかける期待

子育てアドバイザー・コーチングアドバイザーとして活動していると、
育児に関心の高い方とお会いする機会が多くなります。

そういった方々のお話をお聞きできるのは、参考にもなりますし、
何よりも大きな励みになる、とても貴重な時間です。

中には、非常に熱心な思いをお持ちの方もいて、たくさんの刺激を受けています。

ですが、時々ちょっと気になることもあります。
わが子への期待・思いとして、こんなお話を聞く時がそうです。

―うちの子は野球が大好きで、いつも練習をがんばっている。
 私もずっと野球をやってきたので、可能な限り付き合っている。
 「プロ野球選手になるのが夢!」と言っているが、
 本当に可能性があるかも。ぜひ、がんばってほしい。

―自分はあまりいい大学に入れなかったので、そのせいで不利なこともあったと思う。
 子どもにはそんな思いはさせたくない。
 子ども自身の将来のために、しっかり勉強してほしい。

―熱心に子育てしている。子どもの成長が生きがいと言っても良いくらい。
 私は日々子どものためにがんばっているのだから、子どもには期待している。



いずれも、わが子を大切に思い、明るい未来を願っているのですが…
私には、違う一面も感じられてしまうのです。


やや語感の厳しい表現になりますが、それはこんな内容です。

―自分が達成できなかったこと、果たせなかった夢を子どもに追わせている

―自分の経験から考えた「こうした方が良い」を絶対の正解として子どもに押し付けている

―自分自身の達成感・充実感や自己実現のために、子どもの人生を使っている



この話をすると、

「そんなことはない、子ども自身が『プロ野球選手になりたい』と言っているんだから」

「子どもだって納得して塾に通っている」


などの反論も出てきそうですが、それにも注意が必要です。

子どもには、「親の望むことを察知する」能力と、
その期待に応えようとする性質の両方が生まれつき備わっています。

折に触れて会話の端々、ふとした瞬間の表情などから、
子どもは親の期待・願望について熟知しています。

そして、その期待に応えようという思いが子どもの言動に
影響している可能性が、常にあるのです。


多くの場合、“今”は問題ないかもしれません。

でもいつか、子どもが違う方向性に進みたくなった時に、
この問題が表面化します。

「野球、やめたい」
「オレ、やっぱり大学行かないことにする」


知らぬ間に、こう言い出すことに対して尋常でない重苦しさが
付きまとうようになり、なかなか言えずに苦しむ――となるのです。


あるいは、期待に応え続けてがんばった後で、大きな試練に見舞われた時。

―がんばったけど、プロになれなかった。

―ケガをして競技をやめることになった。

―志望校に受からなかった。

―希望通りの大学を出たのに、社会に出てからうまく行かない。


こんな時に、“100%自分の意思”ではなく、親の期待に応えながらきた子は、
その結果を責任を持って受け止めることが非常に難しくなります。

「パパの期待に応えようとがんばってきたけど無理だった。
 自分の人生にはもう意味がない」

「ママが言う通りやってきたのに、全然うまく行かないじゃないか」


こんなふうに感じてしまいやすく、
『結果を受け止め、立ち直り、また歩んでいく』
という方向に進みにくくなるのです。

無力感に囚われ、自己肯定感は大きく下がり、
自分の人生に対する責任感が持てない
――そんな状況に
子どもを追いこんでしまう
恐れがあります。


すこし脅すようなことも書きましたが、
「子どもの人生に対して親が願望を持つこと」には
かなり大きな危険が潜んでいること、肝に銘じておきたいです。



―自分が達成できなかったこと・果たせなかった夢があるなら、
 自分が追いかけてみればいい。

―自分の考える「こうした方が良い」は、あくまで自分の人生の中での話。
 子どもには淡々と体験談を語ってあげるだけで充分。
 その時に「でも、昔と今では世の中も変わっているけどね」の
 一言も添えれば完璧。

―自分の人生の達成感・充実感を求めるなら、自分の人生を充実させればいい。
 仕事・学び・地域社会・ボランティアetc...で能力を発揮しながら、
 さらなる成長を目指してみよう。



そんなふうに生きる姿を見せてあげられれば、子どもが自分自身の
人生を生きるための大きな励みになります!


年に1度くらいでいいので、

『自分は子どもに何を期待しているだろう?』
『それは、適切だろうか?』


と、点検してみてくださいね。


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パパコーチ くろさわ

Author:パパコーチ くろさわ
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